Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ベランダの正面から

2012年09月29日 | 浜松・静岡

 今日は仕事で朝4時半起き。京都出張だし、締切までの時間が迫っています。この時期、天気がいいときには5時15分くらいになると、ベランダから見る風景が赤く染まって、5時半を過ぎた頃には太陽がベランダの正面に顔をのぞかせます。素敵な朝!「これこそ早起きは三文の得」。
 でもね、太陽が出てしまったわが家はたいへんなことになります。カーテンを閉めないと太陽の光がさんさんと振りこんで(そう書くと美しそうだけど)、まぶしいし、暑いしたいへん。晩秋から冬になるとありがたい太陽の光になるんだと思うけれど、冬のことが想像できない…。だって13年も沖縄にいたんだもの。
 沖縄はまた週末台風なんだ…。テニスの練習がなく、本屋で時間をつぶしたり、家でゴロゴロしている息子の様子が目に浮かびます。台風、今度はこっちにも来るみたいです。来て欲しくはないのだけれど、でも「沖縄と一緒だよ」と思うと、ちょっぴり僕の気持ちが楽になるのはなんでだろうね。
 


「バンケン」なる省略形に関する一考察~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月28日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「ねえP、ちょっと、今日のブログのタイトル固くない?学者だからって、そうそうブログのタイトルまで「読むな」みたいなタイトルつけることないやん?」
 わかっているんですけど。ちょっと「バンケン」なる省略形について考えてみたかったんです。この省略形ですが、私が勝手に作った造語ではなく、主催者が自ら総称している省略形です。なぜなら、そのチラシに「バンケン♪って呼んでね」とかわいらしく記述されているからです(引用典拠を明らかにすることは大切。写真をよく見ると発見できるぞ)。
 確かに「バンバン!ケンバン♪はままつ」は、毎回使うにはちょっぴり文字数が多いわけで、「バンケン」の方が確実に言いやすいですね。しかし視覚情報なしに「バンケン」と聞くと、日本人ならば百パーセント「番犬」をイメージするわけです。つまりそこに齟齬が生じてしまう。そこで企画者は、ワンちゃんのバン(父)とケン(子)のイメージキャラを作ったわけです。それが本日の写真。知らなかったでしょう。でも大学の売店でイメージキャラグッズは販売していません。(誤解を生まないような配慮がすばらしい)。
 ぼくは正直、省略形が嫌いです。だいぶ前のブログに書きましたが、実は巧妙にその意味を隠蔽してしまうことができるからです。「原発」なんてよく言いますけど、これ「原子力発電所」のことで、この二つを並べてみた場合、これを単なる機械的な文字の省略と捉えるのはちょっと短絡的すぎやしませんか?(他の事例をあげて比較することは大事)
 また始まったね、Pの面倒な話。理屈っぽいPの発言なんて無視しちゃっていいんですよ。省略形はね、やっぱり便利なんです。それに、「バンバン!ケンバン♪はままつ」の主催者自身が「バンケンって呼んでね」って言ってるわけだしー。ということで、結論としては、学内では無論のこと、浜松市民の皆さんも、全国に広がるこのイベントのファンの皆さんも、そして出演者のみなさんも、今日から、「バンケン」と呼ぶことにしましょう。さあ、これを読んでいるパソコンや携帯の前で大きな声で言ってみましょう。

 「バ・ン・ケ・ン」 (よくできましたー。)

 「ねえ、バンケンのチケット買った?」なんて、ちょっといい感じじゃありませんか。
 僕はね、スタッフに悪い虫はつかないように今日から「バンケン」の「番犬」になりまっせ。
 「えっ?おまえが一番危ない?」
(結論、破たんしてます。)

バンケンの公式HPはこちら  http://ban-ken.jp/

Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介 
 http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座
 http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5 
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9 
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407 
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :栗コーダーカルテット
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3c982540f272b5806de0871a7890a786




栗コーダーカルテットとアンデス25~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月27日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

沖縄のおっちゃんとPの会話 
 「バンバン!ケンバン?はままつで、栗コーダーカルテット呼ぶなんてすごいさ。
きっと会場は満員になるんじゃない? 超有名だし、ピタゴラスイッチの音楽を知らない『ウチナンチュ』も『ヤマトゥンチュ』もいないさ。NHKはどこでも見れるよ。」
 「まあね。でもピタゴラスイッチの音楽を知っていても、それを栗コーダーカルテットが作曲して演奏していること、知ってる人は多いかな?」(しばし沈黙)
 「ところでさ、Pに一つ聞きたいんだけど」
 「何さ(ちょっぴり沖縄風に言ってみる)」
 「栗コーダーカルテットって、リコーダーやギターやチューバってイメージなんだけど、なんで鍵盤なわけよ?」
 「おっちゃん、アンデス25知らんの?」
 「アンデス25?そんなの知らんさ。どんなグループよ。AKB48、モンゴル800、カチンバ1551とかよ。最近、数字が後ろにつくグループがやたら多くてかなわん。アンデス25は、ブラジルかアルゼンチンのグループ?うちの親戚、ブラジルに移民して向こうにいっぱいいるよ。」
  (カチンバ1551を知っているところ、ブラジルに親戚が多いところが、さすが「うちなんちゅ」である。)
 「アンデス25は、楽器の名前だよ。鍵盤楽器で、鍵盤ハーモニカみたいなんだけど、音がリコーダーなわけ。」 (写真は復刻版のアンデス25F)
 「アイ! ぜんぜん、知らんかったさー」
 「そんなら、youtubeに栗コーダーカルテットがアンデス25を使っている映像あるから見てみたら?」
 「あとで見てみようね。ニヘーデービル!(ありがとう)」

 Kuricorder Quatet - APAO'S TRIP
  http://www.youtube.com/watch?v=f7nf5Lo323s  (50秒くらいまでウクレレの演奏を楽しみましょう)

  ちなみにアンデス25は、浜松が誇る鈴木楽器製作所が開発した鍵盤吹奏笛です。Wikipediaによれば1985年に発売された後、早い時期に生産中止になるものの、栗コーダーカルテットが使用することによって注目され、2007年にアンデス25Fとして復刻されています。「バンバン!ケンバン♪はままつ」で栗コーダーカルテットはアンデス25を使用するようですが、気に入ったら、ぜひ、みなさんもアンデス25Fを買って、「笛吹くな!」と怒鳴られるなど、近所迷惑にならない程度に家で楽しみましょう。ちなみに「笛吹いてねえよ」なんて言い返したら絶対にいけません。

  公演日時: 10月20日(土)13:00~13:45、18:00~18:45 の二回公演
  場 所:   静岡文化芸術大学講堂
  
 料金などは次の公式ホームページをご覧ください。 http://ban-ken.jp/


Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座 
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:略語「バンケン♪」について
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/c716e0304be0c72ecb5716418bbbbe33
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:「鍵盤」が「ケンバン」とかかれる理由
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bf63f0a8c8d4f923bdf4176562e61c09
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:小倉貫久子 歴史的ピアノ(コンサート)
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/bd4dd67b84318d9f3b200a645b985f8b

 


10月21日のワヤン上演は…

2012年09月26日 | 家・わたくしごと

 このところ、「バンバン!ケンバン♪はままつ」がらみのブログを告知もかねて更新しているので、自分のワヤンの公演がここに入るとおちつかない気がします。ですので、10月21日のワヤン上演の記事は、ワヤンのブログにアップしました。フェイスブックでご一緒の方々は、そちらからも見れますが、ブログの読者の方々、下記のブログのアドレスをクリックしてください。
  ちなみに20日に「バンバン!ケンバン?はままつ」で、大正琴のシンポを開いた翌日がワヤンの上演。いい感じで忙しいね。その前に論文の締切あるんですけど。どうなることやら…。でも逃げたら負けだもんねー。そういいながら、論文書いてるときほどブログ更新するって、どういうこと? すでにPさんは現実逃避してんじゃないかい?

ワヤン公演に関するブログ 
http://blog.goo.ne.jp/wayangbali/e/c9c668b56410a96b937564fed2cd80c5


シンポジウム「大正琴の文化史」~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月26日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 大正琴? それなーに?
 なーんて方、読者に絶対いるはずです。だって、「おじいちゃん、おばあちゃんが公民館でやってまーす」とかいう人じゃなければ、21世紀に生きる日本の若者が大正琴と触れあう機会なんてそうそうないって。だいたい琴って、ケンバンと関係あるわけ? となっていくわけで……。

 「大ありですわ。大正琴には鍵盤ついてまっせ」

 そうなんです。大正琴は大正元年に名古屋で誕生した鍵盤付の弦楽器で洋楽器です。和楽器じゃないんです。日本で最初に誕生した洋楽器だと思います。
 そして、超すごいのは(僕が一人で感動してるわけですが)、この楽器が戦前にアジアに広く伝播し、それが各地域に定着して、それぞれの地域の「民族楽器」となって受容されていることです。たとえば、インドでは、バンジョーとかブルブルタランという名に変わり、もちろんインドの音楽に適応するように改造されていますし、私が研究するインドネシアでも、ノリン、マンドリン、プンティン、ブンドゥリなどさまざまな名称となって伝播し、変容しています。
 写真の楽器は、今月、ロンボック島でいただいてきたマンドリンです(たくさん持っていて、興味があるならと本当にくださいました)。1970年代に東ロンボックで制作されたものです。屋台の飴屋さんが、これを首から下げて演奏しながら人を集めて売るんですよ。鍵盤の部分、壊れたタイプライターのキーが使われているし、弦はバイクのブレーキのワイヤーをバラバラにした細いワイヤーを使用しています。そしてこの楽器が日本で誕生したことなんて、誰も知りません。だって、ロンボックの伝統楽器だと信じているわけですもの。それにしても、このペンキがいい味出してますねえ。
  今回「バンバン!ケンバン!はままつ」のイベントの一つとして行われるシンポジウムでは、日本の大正琴研究の第一人者である金子敦子先生、インド音楽研究者の田中多佳子先生、中国・台湾音楽研究者の尾高暁子先生、そしてインドネシア音楽の研究者Pの4人で、アジアに伝播して変容していった大正琴について発表・討論をします。後半はフロアーの方々ともお話できたらいいと思っています。楽器も展示しちゃうぜ。なんといっても、浜松は日本の大正琴の生産の拠点!
  浜松市民をはじめ近隣の方、学生の方、大正琴ファンの方、楽器の伝播や伝承に興味のある方、Pのファンの方(いるわけねーか)、いらしてくださいませ。

 日時:10月20日(土) 13:00~14:45 (14時すぎに休憩が入ります)
 場所:静岡文化芸術大学 南278大講義室
 料金:無料

Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
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Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座 
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Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
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 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:(鍵盤楽器の伴奏付)サイレント映画上演とトーク
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/89619a6bdfea0a60146ed2c5ec7d9407
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:シンポジウム「大正琴の文化史」
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/6fcca44a5b15da361c9191b38955b023
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :栗コーダーカルテット
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3c982540f272b5806de0871a7890a786
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:略語「バンケン♪」について
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Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」紹介:「鍵盤」が「ケンバン」とかかれる理由
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Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」のイベント:小倉貫久子 歴史的ピアノ(コンサート)
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サイレント映画と鍵盤音楽~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月25日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 20世紀初頭、映画は映像だけで、音がないいわゆる「無声映画」だったから、映画館には音楽家や弁士がいたものだった。高校生の時、エリック・サティのバレー音楽《本日休演》の幕間に上演されるサイレント映画〈幕間〉の音楽を、映画とともに1台4手ピアノの伴奏付で見たことがある。ピアニストは高橋悠治と林光。今までに見たことのない不思議な世界だった。それが忘れられなくて、一度、沖縄の大学でもやりたいと思っていたのだが、結局、念願はかなわなかった。
 音がない映像は実にシュールだ。観客は各々にその映画の中で鳴り響き、奏でられている音を想像する。そう思うだけで実に愉快だ。明日から、テレビの音量をゼロにして見てごらん。ぼくらの音世界をめぐる想像の領域は限りなく広がるはずだよ。
 「バンバン!ケンバン♪はままつ」では、浜松市民映画館シネマイーラで、鍵盤音楽の伴奏でサイレント映画を上演する。以前は映画とともにシアター・オルガンやピアノが演奏されていたのだが、それを再現しようとするものだ。今回はピアノだけでなく、シアターオルガンの雰囲気を味わってもらうために、ローランドの協力を得て、シアター・オルガンの機能を備えた「ローランド・オルガン・ミュージック・アトリエ」を使用。ちなみに、ローランドは浜松の企業。
 映画と音楽好きな方、ぜひシネマイーラへ!演目や演奏者はチラシをご参照ください。ピアノ演奏者の柳下美恵さんは、プロのサイレント映画ピアニストで、世界各国の映画祭で活躍なさっているそうです。こういう方、いらっしゃるんですね。驚きです。

 日時:10月20日(土) 15:45開場 16:00開演
 場所:浜松市民映画館シネマイーラ  全席自由
 料金:一般2,000円、学生1,000円、中学生以下 無料(要整理券)
 この会場のみ、「バンバン!ケンバン♪はままつ」の1公演券、1日フリー券は使用できません。お間違いなく!

 購入はこちらで
  チケットぴあ(pコード177-511)
  静岡文化芸術大学(北棟2階ラウンジ:10月1日~19日、平日11:00~15:00)
  浜松市民映画館シネマイーラ
  なお、中学生以下無料券は「バンバン!ケンバン♪はままつ」専用窓口へ  080-6984-3688 
                                                 e-mail: info@ban-ken.jp

 「バンバン!ケンバン!はままつ」公式ホームページ  http://ban-ken.jp/
 Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5
 Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ヒカシュー
http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/3feb67e2c68ac2e4b6bfb641a1fdb6f9


ヒカシューって、あのヒカシューのこと?~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月24日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 Pの東京で過ごした高校時代は、1970年代後半から1981年にかけてなので、当時はテクノポップで日本の音楽シーンは溢れていました。ラジオをつければYMO一色。いわゆる歌謡曲だってテクノ歌謡全盛期でした。思い浮かべるだけでも、矢野顕子《春咲小紅》、イモ欽トリオ《ハイスクール・ララバイ》、松田聖子《ピンクのモーツァルト》などなど。矢野顕子なんて大学浪人中、聞きまくってました。
 ところで本題のヒカシュー、僕がこの音楽を聴いたのは大学に入ってからです。友達に「うわさの人類」のレコードを借りました。正直、最初に音楽を聴いたとき、意味不明な音楽だと思いました。テクノっぽいんですが、人間味に溢れすぎていて、いわゆる「テクノ」とはちょっと違うわけ。でも、聞いているうちに「ハマッた」音楽の一つです。ちなみに写真のCDは、数年前に購入したヒカシューの初期ベスト盤の紙ジャケCDです。P研究室にあるぞ。
 5月くらいだったか、「バンバン!ケンバン♪はままつ」の仮プログラムを見たときに、正直、驚きました。「ヒカシューって、あのヒカシュー?」。だって、ぼくがヒカシューを最初に聞いてからもう30年が経過していて、巻上公一氏個人の活動ではなく、あのヒカシューが「まだ存在していた」ことを僕はうかつにも知らなかったからです。
 静岡、名古屋のテクノポップを愛する(あるいは愛した)皆様! あのヒカシューが「バンバン!ケンバン♪はままつ」に出演します。まじっす。招聘する側の学生は、ヒカシューがどんなにとんでもなくすごいバンドであるか、頭ではわかっていても、肌で感じられないかもしれません。だから、おじさんであるPが声を大にして広報します。
 「ヒカシューは、あのヒカシューだぜ!」 

 公演情報は以下の通りです。
  日時: 10月21日(日) 13:00~13:45, 16:00~16:45の2回
  場所: 静岡文化芸術大学 ギャラリー (大学で上演しちゃうところがまたスゴイ!)

料金などは次の公式ホームページをご覧ください。 http://ban-ken.jp/
Pのブログ中の「バンバン!ケンバン!はままつ」紹介 
 http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151
Pのブログで紹介した「バンバン!ケンバン♪はままつ」の出演団体 :ロバの音楽座
 http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/9353b532faf88c24497bf2961df8bda5  

 

 


ロバの音楽座がやってくる~バンバン!ケンバン♪はままつ

2012年09月21日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 「ロバの音楽座」のこと、みなさんご存じですか?
 「えっ、知らない?」
 それはいけません。といっても、私だってすらすらと説明できるほど詳しくありませんが、何度か彼らの舞台を見たことがありますし、玉川上水沿いに建つ、まるでおとぎの国に描かれるような外見の「ロバの音楽座」のスタジオで、以前ワヤンの上演をしたことがあります。
 ロバの音楽座は、中世ヨーロッパの音楽を、私たち日本人に楽しく紹介するグループで、音楽をただ聴かすばかりでなく、それはまるで中世の放浪する音楽家のように、観客と一体になって「音楽が鳴り響く場」を作り上げていくグループです。
 民族音楽学者トマス・トゥリノは、Music as Social Life(2008)の中で、音楽を大きくParticipatory performanceとPresentational performanceに分類するんですが(ぼくは彼の考え方がとても好きなので引用しました)、ロバの音楽座は、前者の要素を強くもっています。特に子供たちは、そんな音楽に夢中になり、さいごは音楽座のとりこになってしまうほどです。
 中世ヨーロッパには、ハーディ・ガーディとよばれる不思議な発弦楽器があります。鍵盤がついているんですよ。今月、浜松で開催される「バンバン!ケンバン♪ はままつ」 では、ロバの音楽座をお招きし、21日の13時、16時の二回、公演を行います。場所はかじまちヤマハホールです。
 きっと不思議な鍵盤をもつ楽器ハーディ・ガーディの音を聞くことができるはずです。やっぱり生の音楽が一番。ロバの音楽座の舞台は、きっと子どもから大人まで楽しめる舞台のはずです。ぜひ、家族連れていらしてください。もちろん、学生大歓迎。新しい音世界をぜひ、堪能していただきたいと思います。(そういう僕は、この日、自分の公演で行けません。罪な奴でしょう?)
 写真は2004年にブダペストで撮影した路上で演奏する音楽家たちです。左の楽器はハーディ・ガーディ。これはハンガリー式の形態です。
 イベントの詳細やチケット価格などはこちらでチェックしてくださいね。
 http://ban-ken.jp/ (公式HP)
 http://blog.goo.ne.jp/nangtalung/e/4d532792747f130248197e5948eee151 (Pによる紹介、9月20日ブログ)

 
 


バンバン!ケンバン♪はままつ 開催まで1か月 

2012年09月20日 | バンバン!ケンバン♪はままつ

 私の所属する大学の学科の学生たちが中心になって、二日間にわたる大きなイベントの企画が進行中。本日、初日まで一か月となったところで、本ブログもこのイベントの告知を開始します。
 
 バンバン!ケンバン♪はままつ  キーボードと出会うコンサートとフォーラム
 10月20日(土)~10月21日(日)
 詳細は、ホームページ http://ban-ken.jp/で見てください。

 このイベント、浜松ならではの色彩が色濃く出ているものです。なんといっても浜松は日本のケンバン楽器産業とは切ってもきれない場所なのです。ケンバンといっても、ピアノばかりではなく、オルガン、電子ピアノ、クラヴィコード、チェンバロ、メロディオン、エレクトーンなどなど。コンサートの数も40以上。シンポジウムや講演の数も入れれば相当なものです。浜松市内のさまざまな場所で行われるイベントで、街歩きも楽しめちゃいます。
 コンサートは有料(一公演は基本45分)で、一部映画館(シネマイーラ)を除いて、一般800円、学生500円(中学生以下無料)、親子500円。
 一日券もあって、一般3000円、学生1500円。(詳細はHPでご確認を)

 これ、絶対お得だと思います。
 ちなみに、Pは、「大正琴の文化史」というシンポジウムを開催します。これは無料。このシンポについては、また改めて告知します。
 ところで、言いにくいんだけど、21日はPのワヤン公演が東京であります。だからこの日、Pは参加できないんです。学生のみんな、ごめんね。でも、この公演、ずっと前から決まっていたの。お客さん、東京に連れていったりしないから……。
 まずは、ホームページをクリックしてご覧になってください。これ、学生が仕切るなんて、すごいと思いません?


君はどっちへ行くか?

2012年09月20日 | 
「ねえねえ。この看板に書かれた店が二つ並んでたら、Pはどっち行く?」
「そうだなあ。やっぱ上の「居酒屋ミッドタウン」だよ。」
「えー? なんでー?」
「だってさ、「クラブ・マンハッタン」なんて、歌舞伎町あたりにありそうな名前じゃん。珍しくないよ。」
「へー、Pは歌舞伎町とか行くんだ。」
「そうじゃないさ。ものの例えだよ。」
「じゃあなんで「居酒屋ミッドタウン」なわけ?」
「なんたって、このなんともいえないアンバランスがイケてるじゃん。想像つくかい?居酒屋ミッドタウンの雰囲気?」

 確かにPの言う通りである。居酒屋ミッドタウンの主人はいったい何者で、いったいどんな格好をしているんだろう?いったい店はどんな雰囲気で、メニューには何があるんだろう?そんなことを考えはじめたら、限りなく妄想が広がるのである。
 ちなみにこの写真、今週の月曜日、友人達と越後湯沢に遊びに行った時に撮影したもの。要するにこの店、越後湯沢に存在しているのである。興味のある方、行ってみるべし。