Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

アクト通りを背にした風景(春編)

2017年04月28日 | 浜松・静岡

 大学に通学(通勤)する道シリーズ。これまで「アクト通りを背にした風景」「アクト通りを背にした風景(2)」の2編の文章があったが、これは3編目。本日の写真は数日前にとってすっかり春化粧したアクト通りの並木である。若葉が出てからがあっという間だった。それでもまだ初々しい緑が眩しいほどだ。5月連休前の浜松は暖かかったり、夜には寒くなったりだが、そんな温度の変化の中ですくすくと並木の緑が色づいていく。
 世界では東アジアをめぐる物騒な話題でもちきり、足元の大学では本日、現役のわが大学の教員が県知事選挙に立候補する話題でもちきり。ありゃまあ、マクロもミクロもにぎやかなことか…。まあ私の心は平静ですけど。
 いや、平静っていうのは語弊があるかもしれません。なんといってもあと数日後には「浜松まつり」がやってくるわけですから。僕は浜松から逃げたりしません。この祭りが終わると、本当の新年度が始まるそんな気分です。


愛してやまないJimmy

2017年04月27日 | 家・わたくしごと

  実家に戻っていた沖縄出身の学生が「お土産」を持ってきてくれた。あの「Jimmy」のケーキである。なんて私の好みをわかっている学生なのだろう!まさに沖縄菓子の王道である。そして私がこよなく愛する沖縄の洋菓子店である。
  洋菓子、というとやはりフランス、イタリア、ドイツなどなどヨーロピアンのお菓子がまずは頭に浮かぶ。たとえば上品で美しいケーキなど。もっともこれが洋菓子の代表だと思う。しかしJimmyは、ヨーロッパではなくアメリカである。一言でいえばヨーロッパの洋菓子のような繊細さはこれっぽっちもなく、とにかく「アメリカ」の味なのである。しかし、私にはそれがいいのだ。
  調べたことはないが、Jimmyは沖縄がアメリカの統治下にあった時代に生まれたお店なのだろう。きっとかつては多くの米兵がこんなお菓子を買っていたのだと思う。今ではそれが「沖縄のもの」に変わっていった。アメリカ統治下に生まれた「沖縄」はたくさんあるが、Jimmyもその一つだ。空港にもショップが入っているわけだし、沖縄に住む人々だけでなくぜひ観光客にも食べてもらいたい「沖縄」の一品である。味もさることながら、これを食べながら沖縄の歴史もちょっぴり振り返ってほしいと思う。


これに反応したのはなぜか?

2017年04月24日 | 家・わたくしごと

 確かに私の髪はふさふさとはいえません。でも別に抜けて困っているわけじゃありません。年相応です。それでもわが〇田家では画期的な状態にいるわけです。もちろんこういう広告とか見ると、やっぱり反応するわけですね。ヘッドスパなんていくと頭皮の地肌にいいから、髪も長持ちするのかなーとかね。とにかく大事にしてますから。
 ところがですよ、この専門店のタイトル、最高にGOODじゃないですか。「ワヤンプリ」。この文字見て私は正直、ヘッドスパなんか目に入りませんでしたよ。「ワヤンクリ」えっ、えっ、えっ、おっとヘッドの上でワヤン上演すんのか?まあ、そんなことは思いませんが、それでもワヤンクリじゃなくて、ワヤンプリですぜ。もううり二つじゃないですか!
 それにしても今、知りたいのはヘッドスパのメニューなんかじゃなくて、この専門店の名称の由来です。なぜワヤンなのか?なぜプリなのか?プリはバリ語で王宮です。つまり王宮のワヤン!贅沢すぎる!ようするに王宮でワヤンの上演をみるくらい優雅な気持ちでヘッドスパをしてもらえる、そんな感じなんでしょうか?いいですね。楽しいですね。感想を聞きたいですね…。ハハハ。


この怪しさがたまりません

2017年04月21日 | 

  通天閣のすぐ近くの風景。いやあ「怪しい」ですね。それにしてもこの「怪しさ」がたまりませんね。水族館かと思うようなこの風景。いや、なんだろう?とにかく人を寄せ付けないようなこの電灯。
  いわゆるガチャガチャがものすごい数設置されているのです。だから「ガチャの穴場」なんです。穴場なんてもんじゃありません。ガチャの巣窟です。怪しいです。怪しすぎます。でも僕はこんな明かりに引き寄せられていってしまいます。
  浜松駅そばにこんな店があったらどうなんでしょう?すぐに問題になるんでしょうか?それとも無視されるか…。とにかくこの店は浜松の街にはあまりにもアンバランスです。でもこの街は違います。怪しくても何ら違和感を感じない、いやいや、もう街の風景となっている!さすがだ。脱帽だ。この街には太刀打ちできない…。


今年は大阪でワヤンの年

2017年04月20日 | ワヤン上演

  2年に一度、大阪のガムラングループとワヤン上演をしていますが、今年がその年にあたり、上演日は9月30日、10月1日。そして先週の日曜日からワヤンの練習が始まりました。このグループのスタジオはあの「通天閣」のふもと。なかなかの景色です。
  いろいろなグループとワヤンを上演する機会がありますが、みなそれぞれに特徴があります。大阪のグループも独特な雰囲気を醸し出しています。なんていうか一言でいうと「豪快」です。それがとてもすばらしい!
  これから6月、7月と練習を重ねていきます。上演場所、時間など詳細の告知はこれからですが、関西の方にはぜひ、いらしていただきたいと思います。手帳の9月30日、10月1日には、「大阪でバリのワヤン」と赤字で書き込んでおいてくださいね。


ラジオのお仕事

2017年04月19日 | 浜松・静岡

 FMラジオを聴くようになったーー性格には聴かされていたーーのは小学生の頃からで、一時、父の趣味で毎朝、NHK FMのバロック音楽の番組が流れていたことがある。当時は、パーソナリティーなんて言葉はなく、クラシック番組では「解説者」の位置づけで、皆川達夫、服部幸三など有名な学者が、やわらかな口調でルネサンスやバロック時代の音楽についてお話をしていた。
 それからFMを聞くようになったのは車の中だろうか。車に乗っている間中、FM東京やFM沖縄が流れていた。沖縄でもFM東京の番組が聴けるのが嬉しかった記憶がある。そして浜松にきてからはもっぱらコミュニティーラジオのFM haro!だった。なんといっても自社番組がオンエアーされていない間、J-WAVEが流れるのが魅了である。
 いつのまにか、自分がFMで話すようになった。なんだか不思議な縁である。4月1日より静岡FM、いわゆるK-MIXである。自分の声が土曜日の朝6時半から静岡県全体やその周辺に届いていると思うと不思議だ。しかしラジオのおかげで私の音楽の知識はこれまで以上に豊かになったし、番組を考えるために新しい音楽を聴き続けるだろう。結局、ラジオで30分話すためにはその何倍も勉強しなくてはならない。そうとはいえ、どんな時も好きな音楽について考えられる自分は幸せだなと思うのだ。


トンネルを抜けると…

2017年04月18日 | 浜松・静岡

  昭和30年代まで浜松には南から北に奥山線という電車が走っていたという。浜松から、現在、直虎にもたびたび登場する「奥山」という場所までだったらしい。戦前は浜松鉄道、戦後は遠州鉄道となったが、残念ながら1960年代には廃線となった。詳細は「奥山線」で検索してみてほしい。ウィキペディアにはちゃんと書かれている。
  さて、この線路のあとはほとんど住宅地へと変わったのだが、一部線路のあとは遊歩道として今も残されている。もっとも風情があるのが亀山トンネルのあたりで、電車のトンネルがそのまま残されていて、風情のある場所だ。浜松城からもほど近いがよほどの電車好きでなければ、遠方からわざわざこの地を訪れることはないだろう。
  このトンネルを抜けると桜並木が続いている。残念ながら日曜日のウォーキングで出かけたために満開を過ぎてしまったが、それでも実に美しい。桜の木はきっと廃線後、遊歩道として整備されたものだろうが、それでもここは浜松で大好きな風景の一つである。


写真がもったいないので

2017年04月17日 | 浜松・静岡

 ブログの趣旨とは若干ずれているかもしれませんが、せっかく撮影した浜松城と桜の写真をもう一枚。あまり桜の話題を続けるのもどうかな、なんて思ってしまいましたので、本日のブログは続けて桜の話題をもう一つ。
  浜松城は戦後に再建されたもので城壁以外はほぼコンクリート製であるわけですが、まあそんなことはどうでもよいわけで城が立っていることが重要なんです。なんといっても出世城ですからね。出世したい方、ぜひどうぞ。ついでに出世神社なんて立てちゃえばよかったと思うんですけど。
  城と桜の木々は、わざとらしいかもしれませんが日本の風景を感じます。これ、千鳥ヶ淵の風景をテレビで見すぎて、脳裏にインプットされちゃったんでしょうか?  考えてみると江戸城の姿はどこにも見えませんが、日本人はあそこにはない城を、城の石垣や堀から無意識にイメージしているのかもしれません。まあ、写真の浜松城よりは数十倍は立派だったと思われますが。


浜松城公園

2017年04月17日 | 浜松・静岡

 一昨日の朝、浜松城公園を少し歩いてみた。「桜の名所」といろいろな人から聞いていたのだが、今年はあきらめていた。しかし桜の開花が遅れているし、ダメもとで出かけてみたのだった。 行ってみるとまだまだ浜松城公園は桜が楽しめる風景が広がっている。
  早起きは三文の得というが、まさにその通りであろう。この風景は朝7時前後。この1年以上、まったく朝のウォーキングに出かけなくなってしまったが、久しぶりの朝の散歩は気持ちのよいものだ。最近は大河ドラマ「直虎」のブームのおかけでたくさんの観光客が浜松の史跡を訪れるようになったが、さすがにこんな朝は近所の人ばかりだ。
  浜松にいるたまの休日くらいこうして朝に歩いてみるか、と思えた時間。気持ちのいい朝…。ところで一年に何度、土日の浜松にいるんだっけな?


4月14日の大学前

2017年04月15日 | 大学

 東京はもう桜吹雪も終わって、すっかり桜の季節も終わったと聞こえてきます。今さら桜なんてね、なんて感じかとも思いますが、浜松はまだ桜が咲き続けています。昨日撮影した一枚。大学の正門を出た道の桜並木は、もう新芽が出て若い緑色と花が混じり合っていますが、まだまだ美しい光景が続いています。
 昨年までのこの時期のことを思いだすのですが、これほどまでに桜に関心を持って見つめていたのかどうか思い出せません。そのくらいに桜は景色の一部となっていて特別気を留めなかったのかもしれません。なぜ今年はこれほどまでに桜が目に入るのでしょうね?でも本来、桜だけを景色から切り出すことがいいのかどうかはわかりませんが。
 今日が桜の最後あたりでしょうか?この木々の下で大騒ぎしたり、お酒を飲んだりしたいとは正直思いませんが、静かに見つめる「お花見」がすっかり好きになったような気がします。