Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

シリーズ音楽の力~高石ともやトークコンサート

2016年05月24日 | 大学

 大学で私が監修するコンサート室内楽演奏会2016が今年度も始まりました。今年最初のコンサートは、昨年から始まった私の企画「シリーズ音楽の力」の3回目、「高石ともやトークコンサート~あのとき若者たちが社会に訴えたかったこと」(7月23日(土)、静岡文化芸術大学講堂)です。このシリーズを始めたときに、絶対にこの方をお呼びしたいというミュージシャンの一人が、高石ともやさんでした。事務所と連絡をとり、お時間を割いていただき京都駅前のホテルのカフェで高石さんとお会いして、直接、趣旨などをお話してお引き受けいただきました。
 私は1962年生まれですから、1968年ー1969年に日本で起きた大学紛争や日米安保の改正や、べ平連、当然新宿フォークゲリラも歴史としか知りません。私の記憶は父に手をひかれて連れていってもらった1970年の大阪万博に始まっています。ただ、かすかに祖父の家のテレビで東大紛争の映像をカラーテレビで見ていたことを覚えています。
 高石さんの歌に最初に出会ったのは、武満徹作曲、谷川俊太郎作詞の《死んだ男の残したものは》を歌ったフォーク歌手としてでした。その後、古本屋で買った『さあ、陽気にゆこうーーフォークソング年代記』(CDブック)で、すっかり魅了されました。それから大学でポピュラー音楽論を担当することになりフォークソングの歴史を講義する中で、彼の音楽に触れてきました。そういう意味で、今回、浜松で高石さんのコンサートが開催できることは感無量なのです。私が進行役を担当しますが、後半の頭には高石さんと対談する予定です。是非、大勢の方にいらしていただきたいと思います。
 《受験生ブルース》は歌ってもらえますか? と聞かれるのですが、そこまではわかりません。ごめんなさい。

シリーズ音楽の力 高石ともやトークコンサート~あのとき若者たちが社会に歌った得たかったこと
 日時:2016年7月23日(土) 18時開場、18時30分開演
 場所:静岡文化芸術大学講堂
 料金:一般1,000円、学生(大学生以下)無料、

 チケットお申込み方法
  氏名(フリガナ)、電話番号、住所の必要事項を添えて以下のいずれかの方法でお申込みください。
  e-mail: acrc@suac.ac.jp
    tel: 053-457-6185(梅田研究室)
  fax: 053-457-6123
   なお、浜松周辺にお住まいの方は、アクトシティ浜松チケットセンターで直接購入することができます。

お問い合わせは梅田研究室(053-457-6185)までお願いします。
なお、当大学には駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。(あるいは近隣に有料駐車場もございます)

 

 

 

 


 

 

 


トマトの苗木

2016年05月23日 | 家・わたくしごと

 もう2週間以上前になりますが、国分寺の実家の庭の花壇の土を入れ替え、久しぶり(30年以上ぶり?)の鍬などもってちょっぴり作業をして、ミニトマトの苗を三本植えたのでした。今も元気に育っているかどうか心配なのですが、実家に電話をして「枯れた」と言われるが怖いため、考えてみたらほとんど電話をしていません。親不孝な息子です。苗の品種はどれも別々で、シュガーミニ、純あま、ハニーイエローの三種類。「シュガー」、「あま」、「ハニー」とどれもスイートな表現満載な品種ばかり。(苗を選んだのは父親です。やっぱり甘いトマトが食べたかったかったんでしょうね。)
 それにしても自分で植えてしまうと、それはそれで妙に成長が気になるものです。私の亡くなった祖父も、庭仕事の現役を続ける父も、「農学」の世界に生きてきました。私はどちらかというと、「農学」より「能楽」の方がしっくりくる世界で生きています。とはいえ、やはりなんというか、血が騒ぐといういうか…。すぐ腰が痛くなるわけで、農作業には不向きなはずですが、この苗にトマトが実ることを想像するだけで、心が踊ります。ワクワクします。
 結局、私は植えただけで、両親が水やり、草抜きをして収穫期を迎えることになるのでしょう。でも、やっぱり実ったトマトをみると心の中で「僕の植えたトマトだ」なんて身勝手な所有権を主張しそうです。実家に行く楽しみが一つ増えました。ところで次に行くのはいつだったかな?