Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

朝の祈り

2012年01月30日 | 那覇、沖縄
 土曜日の朝6時45分、息子がテニスの試合に出発するそのとき、ミーがなぜか三階の屋上でシーサーのようにたたずみながら、朝焼けに向かって祈りを捧げていたのだった。
「試合、がんばってニャー」
 そのかいあって、一回戦は突破。二回戦はシード相手に健闘したらしいが結果は負け。残念ながらミーの祈りは通じなかった。おしまい。

沖縄の郵便局で

2012年01月27日 | 那覇、沖縄
 数日前から研究室の片付けを始め、昨日は、東京の実家に本の入った一箱20キロ以上の重さがあろう荷物をゆうパックで4箱も送った。持ち込みだと100円安くなるし、複数持って行けばさらに50円引きなので、重い荷物を載せた台車をガラガラと引っ張って、郵便局へ行く。
 カウンターで支払いを終えると郵便局の女性が、なんだか少し躊躇しながらも、「たくさん、ありがとうございます。」と言って、ティッシュを一つくれた。別にそんな気兼ねしなくてもいいのだが、「一つ」というところが気になったのか、それとも「ティッシュ」であることを気にしたのか……。明日から寒い東京に滞在なので、鼻水の季節にティッシュはたいへんありがたい。
 家に帰ってティッシュを裏返してみたら、「チバリヨー東日本!!」と書かれていた。これ、沖縄バージョンである。だって東京の郵便局で「チバリヨー」なんて書いてあるティッシュをもらったって、意味がわからないだろう。
 さすがに沖縄の言葉を覚えない私だってこの意味は知っている。
 「がんばれ 東日本!!」
 こんなところにも「沖縄」が顔をのぞかせている……。

ピンポーン「ミーでーす」

2012年01月26日 | 家・わたくしごと
 マンションのドアホーンが、今日からテレビ付になった。するとピンポーンと初めてのお客様。「あらま、ミーじゃあーりませんか?」
 「うちは間に合ってます。どうぞ、お引き取りください。」
 「そんなこと言わないでよ。ちょっとだけおうちに入れてよ。」
 「いいえ、うちは猫は間に合ってます。今日の夕飯はサンマなんです。とっても油が乗っているんです。だから猫は間に合ってます。」
 「あらま、そうなの。別にいいのよ。わたくし、あんたんち以外にも、行くおうちはいっぱいあるのだし。」

太陽恋しや、恋しや太陽

2012年01月25日 | 那覇、沖縄
 昨年の11月末から那覇ではほとんど太陽を見ない。この時期は、天候不順な季節なのだが、それにしてもこの二ヶ月、曇りと雨続きでうんざりである。今日のローカルニュースで知ったのだが、昭和50年以降、こんな悪天候は初めてで、日照率は例年の40パーセント程度だそうだ。
 寒さに震えながらバイクに乗って、大きな交差点で信号待ちをしていたとき、ちょうど角に面白い名前の食堂を発見した。信号がまだ赤なのを確認して、すかざずデジカメでパチリ!
 こんな時期、「晴れの日」なんて、なんと素敵な名前なのかしら。これが真夏の太陽ギラギラの交差点だったら目を背けるだろうが、思わずストーブにあたるように手を近づけたくなってしまうではないか。幸いなことに、明日だけは本当に久しぶりだが「晴れ」の予想。明日が待ち遠しいこと!

悲しきTシャツ

2012年01月24日 | 那覇、沖縄
 これからしばらく沖縄は寒い時期が続く。といっても北海道の極寒から比べれば最低気温12度なんて「寒い」とはいえないし、雪が舞う東京と比べても、「暖かいじゃん」なんていわれそうである。とはいえ、13度で暖房が完備されていない沖縄は、決して暖かくはない。寒い地域はしっかり「暖房」されているのだから。
 昨日、国際通りを歩くと、「犬も歩けば棒に当たる」くらいTシャツ専門店が並んでいた。厚手のジャケットを着てマフラーをした人々は、ピンクや黄色などの極彩色に彩られたその店の前を通り過ぎていく。ぼくにはそんな沖縄の光景が妙にアンバランスに見えるのだ。
 まさにこれは沖縄の「暑い」イメージが創り出した光景なのだ。店員はこんな真冬にTシャツが売れないことなんて百も承知だ。私が見る限り、どの店もたった一人の客も入っていなかったのだし。しかし、寒かろうが、厚かろうが、そんなイメージを演出し続けなければならない。それが国際通りなのだ。寒さの中で風に吹かれてゆれる「海人Tシャツ」。もうこんな演出は終わりにしたらどうだろう……。
 

久しぶりの国際通り

2012年01月23日 | 那覇、沖縄
 ジュンク堂に行った帰り、久しぶりに夜の国際通りを歩いた。平日の寒い那覇の夜ということもあって観光客もちらほら。まだ8時過ぎだというのに店じまいが始まっている。
 安里に向かって歩いていると、LEDのランプで周りを装飾した大きなシーサーの像を発見。こんな像いつ立ったのだっけ?国際通りは観光客が歩く通り。基本的には地元の人間には用がない。なんといっても半分くらいはお土産屋だし。
 1年もたつと店も変われば、風景も変わる。国際通りはそんな通り。

製作中

2012年01月20日 | 大学
 大学では今、大学職員が写真の看板を製作している。というのも、10月に美術工芸学部の一部が新キャンパスに移転したのだが、もともと何かの跡地で、空き地状態だったためにハブが多数生息していたのだった。大学を建てても、ハブが「はい、わかりました。今後こちらには住みません。」と住居を移転するはずがないのである。
 新キャンパスではたびたびハブが目撃され、ひどい場合には構内にも侵入するらしい。幸いも噛まれた被害者はいないようだが、このまま放置すれば被害者が出るのも時間の問題だろう。だからというわけではないだろうが、学生と教員に「注意喚起」のための看板が製作されているのである。
 看板が立ったところでハブが減るわけではないのだが(きっとハブを捕獲する何らかの対応をしているだろう。)、ともあれ、実にオキナワンな風景である。ちなみに私のいるキャンパスにも、ハブはたまに出没するらしいのだが、幸いなことにこの12年間、一度も出会ったことがない。

今週が山場

2012年01月18日 | 家・わたくしごと
 今週は社会人講座と学会の二つの発表がある。しかも明日は、インドネシアの音楽教育(伝統音楽)システムについての内容で、これまで話したことの無い内容であるために、先月からインドネシアの法律やらジャカルタで買ってきた教科書などを調べたり結構、準備がたいへんである。
 何日もかけて読んでも、結局、レジュメの4、5行にしかならないことは普通で、まあ、これが研究というものなんだろうが、ゼミの学生の指導が佳境、入試、さまざまな学務に超多忙な時期に発表が重なると頭が回らない。
 こんなときに癒されるのは、韓国映画のサントラである。いいなあ……。やっぱり病んでるんだなあ(今も静かに背景音楽として流れています)。

ゼミ生がんばれ!

2012年01月14日 | 大学
 今年度の4年生はなぜだか全員私の研究室のゼミ生。ここまで長い道のりだったけれど、卒論提出の締め切りまであと3日。ここまできたらもう全力投球するしかないぞ(今まで全力投球してこなかったからいけないんだけど)。
 がんばれ!

ワヤン沖縄公演

2012年01月10日 | 那覇、沖縄
 12月に東京から始まったワヤンのJAPAN TOURですが、東京の次は沖縄です。詳細は以下の通り。
 
 第14回インドネシア講座
 バリ島のワヤン・クリッ 演目「勇者ビマ天界へ赴く」
 出演:ワヤン・トゥンジュク
    ダラン:梅田英春 伴奏:グンデル・トゥンジュク
 日時:2月11日(土)15時30分開場 、16時開演
 場所:南風原町立南風原文化センター(南風原は「はえばる」と読みます。)
 入場料:500円
 共催:沖縄インドネシア友好協会/南風原文化センター





 一座ワヤン・トゥンジュクは、舞台があろうがなかろうが、20年近く毎月練習をしている私がダランをするワヤンのグループです。昨年、沖縄とバリでガムランを学んだ新たなメンバー1名を加え、7名で活動をしています。
 沖縄の皆さん、お友達をお誘いの上、是非いらしてください。お子様がいても大丈夫。じっと座ってみる必要はありません。もちろん沖縄の以外の皆様もぜひ観光とセットでいらっしゃってください。ちょうど2月の連休です。