Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

どこも子どもがいっぱい

2011年12月29日 | 家・わたくしごと
 27日夜にデンパサール、ジャカルタ、成田(羽田)、那覇と経由して大学に戻りました。それにしても帰路の機内はどこもかしこもも日本人の子どもが多くてびっくりでした。
 まずジャカルタからの成田行きのJAL726便。ジャカルタの待合室には、まだ1歳にならない子どもから、中学生くらいの子どもを連れた家族連れがいっぱい。たぶんジャカルタ駐在の日本人家族が年末休みを利用して一時帰国するのだと思います。27日夜の便ですから、仕事収めをして帰国というパターンでしょう。
 小さな子どもが多ければ、夜の便でも子ども泣き声が当然すごいことになります。でも、赤ちゃんを連れて何度も飛行機に乗った自分とすれば「煩さ」を感じる以上に、親の立場になって考えてしまうもので、「なんとかしないと、他の人に迷惑がかかってしまう」なんてドキドキしてしまいます。私のシートの二つ前でも、1時間おきくらいに子どもがよく泣いていました。日本人の両親は交互によく子どもの面倒をみていて、素敵な夫婦だなと思いました。
 羽田から沖縄行きの便の方は、正月前の旅行や帰省の家族が大勢。こちらの機内もあっちで子どもが泣くは、わめくは、通路を走るはまるで保育園状態で、客室乗務員はさながら保母状態でした。国内線では、そんな子どもを「放置」する両親もいて、そういう態度には、きっと乗客ならず、客室乗務員もかなり憤慨していたことでしょうね。決してそんな態度を顔に出さない客室乗務員にはある意味、ものすごい「プロ根性」を感じました。プロはこうでなくっちゃいけない、と改めて感じた機内でした。

ささやかな喜び

2011年12月27日 | ジャカルタ
 今、ジャカルタのラウンジにいます。つい今しがた、ささやかな喜びを味わいました。国内線から国際線に乗り換えて、カウンターでチケットをもらうと、そこにはYではなくPという文字が大きく印刷されているではあ~りませんか?
 これ、普通のエコノミークラスのシートではなく、少しだけエコノミー席よりも足元も広く、リクライニングもできるプレミアムエコノミーシートに無料でアップグレードされていたのです。夜中のフライトではやはり少しでも足元が広い方が楽ですもの。だいたいJALのジャカルタ線は基本は旅行者ではなくビジネス客を乗せる構造になっていて、エコノミーは45番(だったかな?)以降で、ほんとうに後ろの方に固まっています。こういう予期しなかったプレゼントってほんとうに嬉しいですね。これから12月に帰国するときは仕事納めの日に重ねて帰ることにします。
 でもジャカルタから成田、そして電車で羽田に移動して沖縄とこれから長いフライトと移動が続きます。荷物を持っての成田から羽田が面倒です。リムジンバスは年末で渋滞らしいし。

 

インドネシア製品のパッケージにモノ申す

2011年12月26日 | バリ
 1983年に初めてインドネシアに来た時から比べれば、お菓子にしても飲み物にしてもその種類も増え、そのクオリティーも格段に上がったと思う。コンビニストアがあちこちでできて、少なくとも都市周辺部では、24時間、たいていの品物を手に入れることに苦労しなくなった。便利になったのである。
 しかし類や質が向上したとはいえ、問題なのはそのパッケージである。私が言いたいのは、デザインではなくその機能性なのだ。とにかく、「美しく」開けることができないのである。私の開け方が「がさつ」なのかもしれない。しかし、日本で経験したことのないような結果が生じるのだ。
 まだ3日しかインドネシアにいないのに、その結果は以下のとおりである。
・水のペットボトル
 キャップの周りのビニールがなかなかとれない(すでに私は血圧の薬を口の中にいれてしまっていた)。やっとはずれて、キャップをまわしても開かない。結局、開いたが、水が机の上に飛び散る。
・菓子パン
 外袋が開かない。力をいれて両側に引っ張ると開いたのだが、パンの上についていたチーズの粉がそこら中に飛び散る(片づけに数分を要する)。
・菓子(TANGO)
 TANGOといえば、インドネシアの定番のウエハース。これがまたうまく開かない。なんとか明けたが、中のウエハースの数枚が粉々になる。
・紙パックジュース
 フルーツジュースのBUAVITAにストローを差し込もうとするのに、ストロー穴の紙が厚くて貫通しない。しかたがないので、持っていた箸で貫通させて、ストローをさす。
・朝食のバター(写真)
 上部のアルミ部分が全部切り取れず、半分開かないままになる。

「母の日Hari Ibu」とジョゲッ舞踊

2011年12月24日 | バリ
 昨日、1,000人のジョゲッが行われたのは、県主催の「母の日」を祝うイベントだった。ただ賑やかにするためのジョゲッなのかと思ったのだが、最初のアナウンスを聞いてみると、夫婦の在り方を象徴したジョゲッを通して、「夫婦」を再認識させようとしたイベントだったらしい。ジョゲッの男女の大半は夫婦だった(高校生も参加していたが)。
 確かにジョゲッの振り付けは、途中「波風」はあるけれど、最後はお互いに理解しあって、二人に仲良くバイクに二人乗り(伝統的な振り付けでは、馬に乗る)して幸せそうに帰っていく、というような物語性が読み取れるものだった。
 でも考えてみれば、なぜそれを「母の日」に上演する必要があるのだろう。これが「夫婦の日」であるのならば理解できるのだが、「母」であることに疑問を感じるのだ。このメッセージは「母」に対するものなのか、「母」をとりまく家族に対してのものなのか?それにこんなメッセージを、踊りを介して発しなければならないほど、バリ人の夫婦関係に問題が起きているのか? あいかわらず、考えすぎのPである(だから血圧も上がるんだ)。

沖縄でのワヤン公演

2011年12月23日 | 那覇、沖縄
 「ワヤン・トゥンジュク梅田一座」の沖縄でのワヤン公演は祝日の2月11日、午後4時からで決定しました。現在、チラシを印刷中です。沖縄の方々、是非、バリのワヤンを楽しんでください。演目は、今回のJAPAN TOUR 2011-2012の演目「勇者ビマ天界へ赴く」です。来年、秋からは連作物に挑戦する予定で準備を始めています。
 場所や料金などは、ちらしができましたらお知らせいたします。

1000人でジョゲッ舞踊

2011年12月23日 | バリ
 広い運動場で県が主催する1,000人によるジョゲッ舞踊というのが行われた。実はこれも調査対象の一つで(舞踊ではなく、その音楽の方が研究対象なのだが)、いったいどのように行われるのか興味津々だった。日本にいるときから、主催者の役人とメールで連絡をとりあっているのだが、「初めての試み」とメールの内容も自信満々だったからである。
 確かに準備は周到に行われていた。というのは1000人(といっても男女ペア―500組)が、すべての郡から集められ、事前に音楽とその踊り方のVCDが、役所を通して配布されており、なんとすべての参加者はVCDを手本に各地で音楽を聞きながら、踊り方を習得していたのである。最近バリは、なんでも大勢で何かをやる(たとえば、5,000人のケチャ、数千人の集団浄化儀礼など)のが流行だが、VCDを配布してまで統一を図るなんてもう感服である。
 晴天にも恵まれ、基本的によくそろった約500組のジョゲッは壮観だった。ただ県知事や郡長の席から見えるのは最前列の人だけで、後ろで踊っている人が何をやっているのか全くわからなかったのは言うまでもない。たぶん後方では鬼ごっこをしていても、招待客からは何も見えなかっただろう。

携帯番号

2011年12月22日 | バリ
 インドネシアの携帯番号はとにかく安い。番号を購入するには5,000ルピア(48円)しかかからないのである。あとは電話代をチャージするだけ。こんな番号管理で犯罪に使われないのかと思うのだが、インドネシアではこれが普通なのだ。
 しかし私のように1年間に数か月をあけて。数回インドネシアに行く者にとっては、ある意味不便でもある。電話番号は使わないとすぐに使えなくなってしまうからだ。たいていは1カ月使用しなければ電話を使えず、次の2カ月に料金チャージをするとその電話番号は復活するが、2か月放置しておけば、それで電話番号は使用不可になってしまう。仕方がないので、来るたびに電話番号を買わざるをえないのだ。
 特にお金がかかるわけではないのだが、正直なところ、毎回こうして電話番号を変えるのが個人的にはすっきりしない。電話会社としては、値段が安くても新しい番号をどんどん売った方が儲かるのだろうが、日本人は電話番号をそうそう簡単に変えるものではなく、頻繁に電話番号を変えるというのは「わけあり」のように思われてしまう。「わけあり」じゃないんだけどね……。ちなみに今回の番号も2カ月使わないので、1週間使用して終わりである。もったいないなあ。

WIFI FREE

2011年12月21日 | バリ
現在、バリにいます。定宿のWIFIがFREEになったのは嬉しいのですが、年末ということもあり、大学からあれやこれやといろいろなメールが入り、これに結構難儀しています。 繋がなければいいのですが、結局、気になってしまって、ロビーにパソコンを持っていく始末。こうなったら街に戻らず村に滞在していた方が「現実」から離れられるのですが、それも無責任だし。
 明日は朝6時出発で、夜遅くまで帰りません。ですからメール読めません。あしからず。

JAPAN TOUR

2011年12月19日 | 家・わたくしごと
 実は、一週間前のワヤンは、私のワヤン一座(ワヤン・トゥンジュク・梅田一座)のJAPAN TOURの始まりでした。これから、時間をかけて日本各地で(いったい何年かかるかのだろうか?)上演していこうと思っています。次の公演は、2月の沖縄公演です。まだチラシはできあがっていませんが、出来次第、またブログにアップします。
 来年の10月から11月にかけては、連続ものの演目の上演も企画しています。ちなみに、公認ロゴもできあがり盛り上がってます。

テレビで見たことあるけれど

2011年12月18日 | 家・わたくしごと
 品川で打ち合わせをしたカフェでのこと。こんなカフェオレ、テレビや雑誌で見たことあったのだけれど、自分の前に運ばれてきたことははじめて。いつもマックのコーヒーをJALの航空券の裏についているタダ券で飲んでばかりいるからだなあ。
 それにしても、こういうカフェオレを見ると、口をつけるのをう躊躇してしまうものですね。気のせいか、この時だけは、ちょっぴり自分の心が豊かになった気がしました。