Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

帰国しました

2009年03月31日 | 大学
 インドネシアから帰国しました。ガルンガン、ニュピ、クニンガンそしてブサキ寺院の大きな祭礼がひと時に重なってバリの人々はたいへんでした。私の調査地ではクニンガンの日は、村の「起源の寺」の祭礼にあたり、なんだか可愛そうなくらいバタバタしていました。
 また時間を見つけて少しずつインドネシアのことをアップしていきたいと思います。

クラムチャウダー

2009年03月22日 | 
 昨日のコンサートが一段落して、今日から海外出張です。関西空港のラウンジで搭乗時間を待っています。早く登場して眠りたいというのが本音。インドネシアでは忙しく動き回ることを考えたら、眠れるところでは寝ておきたいのです。
 このラウンジでお気に入りは、クラムチャウダースープ。具もたくさん入っていておいしい。でもいつも2カップいただいてしまって、機内食がすべて食べられません。学習しているはずなのに、やっぱり今日のクラムチャウダーも二杯目。スープを飲みながら、「これにスパゲッティを入れたらおいしいだろうな」なんて考えては、また一口。これから行くのはイタリアじゃないぞ。
 戻ってからブログはまた再開します。クラムチャウダーの写真もまたその時に。

足踏み竹

2009年03月22日 | 大学
 昨日の舞台で足踏み竹を音具として使いました。竹を叩く複数の音を舞台で用いるため、いろいろ考えた結果、百均で売られている足踏み竹を選びました。中国で製造しているのだと思いますが、まず竹が厚くて頑丈だし、ガムランの木製のばちでたたくととても乾いた竹のいい音がします。それになんといっても安い!
 この竹、東京に出張したとき、百均に入って目にとまったものです。ただ、どんな音がするのかわかりません。そこで大胆にもお店で、足踏み竹のすぐそばにあった肩たたきの柄の部分で竹をコツコツたたいたわけです。結構、いろいろな場所を叩いていると・・・「すみません。商品ですので」とお店の人に注意されちゃいました。
 その足踏み竹、全部で10枚近く使ったでしょうか。大学のホールによく響きました。もう楽器ですから、ガムランのメンバーが足踏みに使わないように見張っておかなきゃいけませんね。

ばみり

2009年03月22日 | 大学
 舞台用語で「ばみり」というものがある。舞台の立ち位置、置き位置を示すテープのことである。この写真、実は、今日行われる舞台の「ばみり」。出演グループが複数で、しかも置く楽器が多いために、ものすごいことになっている。色は出演者団体ことによって違うのが普通だ。
 これで本当に置き場所がわかるのだろうか、と思うのだが、演奏者は自分と関係するテープしかみないのと、やはりイメージがあるためにバッチリ配置することができる。しかし、この「ばみり」だけみると「すごいなー」と関心してしまう。なんだか、これ自体だけでアートだ。そうだ。このアートを「バミリー・アート」と名付けよう!


カフェテリア

2009年03月21日 | 
 IKEAのカフェテリアで夕食をとる。以前、テレビで日本のIKEAの特集をしていて、そのときにこのカフェテリアも映っていた。その時にみた北欧風のミートボールがどうしても食べたかったのである。
 行ってみるとやっぱり並んでいるメニューもやっぱりヨーロピアン。なんだかヨーロッパに住んだ時期が懐かしい。一人暮らしだったせいか、外食したいときはよくデパートのカフェテリアで食事をしたことを思い出す。
 お目当てのミートボールにはおいしそうなクリーム系のソースがかかり、しっかりポテトがついているにもかかわらず、オランダ人の友人たちがしていたように、ご飯のかわりにフレンチフライを注文してしまう。カロリー高いのに・・・。残念だったのは、おいしそうなケーキと大好きな山盛りの生クリームがなかったこと。それがあったら完璧だったのにな。


IKEA

2009年03月20日 | 
 IKEAとはいったい何ぞや?いけや?それとも池屋?いやいや、イケヤかもしれないぞ。なんて考えてしまう人もいるかもしれません。そういう私だってヨーロッパに住むことがなければ、同じように考えていました。「IKEAに行く」とオランダ人が私に話をしたとき「それ日本の店?」って思ってしまったくらいです。
 ローマ字読みするとなんとなく日本風な響きがしますが、この店はスウェーデンの巨大なホームセンターです。今では西ヨーロッパのあちこちに店舗を持ち、下宿学生にとってIKEAはなくてはならないお店です。「粗大ごみを拾うか、IKEAで買うか」という二者択一みたいな話もよく耳にしました。とにかく安いのです。そのIKEAが日本にも数件あるのですが、今回、私は神戸空港そばのポートアイランドにあるIKEAに初めて行ってみたのでした。
 写真はIKEAのロゴ。色もヨーロッパと同じ。売られている製品も確かにIKEAのものばかり。やはりデザインは北欧風でとてもおしゃれだし、色使いも日本のホームセンターで売られているものとは大違い。それに日本でも決して高額とはいえない価格設定。なんだかお店を見るだけでとてもヨーロピアンな雰囲気になってきてしまいます。そして買いましたよ。エッグスタンド。シンプルなデザインながら模様はおしゃれだし、普段に使いたくなってしまうようなものです。今度は飛行機の時間を気にすることなく、2時間はゆっくり見てみたいなあと思うほどでした。



小さな駅をみると

2009年03月19日 | 
 特急列車は田舎の小さな駅を次々に通過していく。いくつかは無人らしき駅もある。そんな駅を眺めるうちに暑いさなかに家族で長野の温泉に旅行にいったことを思い出した。8月のそれは暑い季節で、なんでそんな時期に温泉に行こうとしたのかは記憶が定かではないが、たぶん母の計画だったのだろう。母はこうした旅行計画の達人であり、私は小学生のころから母と旅に出かけたし、その母のおかげで小学生のころから十分に時刻表を解読することができた。
 小さな駅を見ると、今が春先のまだ肌寒い時節であっても、ドアが開いた瞬間のものすごい暑さと熱気に包まれる感覚を覚えてしまう。少年のときの感覚というのはそう簡単に忘れるものではないのだ。「お兄ちゃん、暑いよ」という弟の声がすぐ隣りから聞こえてきそうである。そんなことを思い浮かべながら、車窓の遠くに見える山々をぼんやりと眺める・・・。


卒業式のはしご

2009年03月18日 | 那覇、沖縄
 卒業式のはしごなんて人生初のできごとである。午前中は子どもの小学校の卒業式、午後は自分の大学の卒業式。子どもが何人かいればそういうこともあるのだろうが、わが家では考えられない。
 小学校の卒業式、大学の卒業式、そりゃ卒業する生徒、学生の年齢が違うのだから両者を比較することはできないが、どちらにも存在するのは「挨拶」である。この挨拶とやらはくせもので、本当に話し方や内容によって雰囲気を大きく変えてしまう。
 今回、ちょっと感動したのは小学校の卒業式のある先生のスピーチ。ちいさな音のなる楽器を使って、まるで挨拶が詩。しかも原稿なし。このときだけは親に連れてこられた小さな子どものいる会場も静まりかえった。ある意味、子どもの卒業より感動的な瞬間だった。この「挨拶」により、小学校の卒業式の判定勝ち!

大阪でガムランを聞いて

2009年03月18日 | 
 那覇に戻るまでに大阪でしばらく時間があったので、インターネットで見た大阪のグループのガムラングループの演奏を聴きに行った。演奏といってもホールではなく、お店の一角なので楽器をすべて使った演奏ではない。演奏していた方はすべて女性で、中にはバリで本格的にガムランの勉強してきた方もいるのだろう。私も演奏者だからすぐにわかる。「見せ方」をとても意識しており、私たちのグループも学ぶところがある。
 ただ低音楽器がないクビャルには迫力がない。どんなに他の楽器が上手でもベースとなる低音楽器の有無はゴング・クビャルの音楽そのものを大きく変えてしまう。私の経験だが、限られた人数や予算で、どの楽器を持っていくか?は常に悩みどころである。さらに低音楽器は大きく重いし、その有無で運搬する車の大小とも関係することもあろう。だからリーダーは常に迷うのである。
 この1週間で他の二つのグループの演奏を聞いて思うことは、やはりそこから学びとれることの多いことである。どちらが上手か?という結果が問題なのではなく、やはり他のグループは、私たちにはないものを何か持っていることだ。そして何が重要なのか、ということを気づかせてくれることだ。

かにずし

2009年03月18日 | 
 列車の旅を満喫するための必需品はなんといっても駅弁である。私の乗ったサンダーバード20号大阪行きは金沢発午前10時52分発なのでちょうど敦賀あたりでお腹が減る時間になる。ということで車内のワゴン販売で加賀温泉駅のそばのお店で作られた「かにずし」なるものを買ってみた。富山のますずしは結構、沖縄のデパートのイベントなどでもあるために珍しい方を選ぶ。
 ワゴン販売は今も健在であることに驚いた。飛行機の無料飲み物サービスについてはあまり必要性を感じないのだが、電車の対面販売というのは必要な人だけがお金を払って利用するわけで、やはり懐かしさもあり「いいなあ」と思ってしまう。子どものころは、ワゴンサービスで売っているアイスクリームが食べたくてしかたなかったが、ついぞ長男である私は親に「欲しい」といえなかった。サラリーマンになって出張で初めてアイスクリームを頼んだとき、その氷のようにカチカチのバニラアイスがおいしかったことは今も忘れられない。
 さてかにずしの味だが、電車の中で食べる駅弁はどれも美味しいし、だいたい「かにずし」なんて食べた記憶がなく、他と比較することができないのだ。電車の一人旅、満喫といったところである。