Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

あと一時間

2015年02月28日 | 浜松・静岡
 なんだか閉店する前にもう一度行ってみようと、朝8時にぶらりとローソン100に出かけた。幸い、今日は暖かな土曜日。特に何か必要なものがあるわけじゃない。でも、浜松にきてからずっとお世話になったわけだし、最後までやっぱり見届けたいかな、というような気持ちなんだろう。
 予想はしていたが、もう商品棚にはほとんど何もなかった。きっと安売りして空にしたのだろう。奥にビール、そして50パーセントオフの正札がついた雑貨やお菓子がわずかに並んでいた。
 近くにライブハウスがあったり、予備校があったり、タクシーの運転手や代行の運転手が夜中によく買い物をしていた。なんだか話したことはないが、いろいろな人々が行きかった店だったと思う。学生ともたまにであった。もしかすると、通常のローソンに戻るのかもしれないが、ローソン100よりは多少(相当に)敷居が高くなるな。ぼくもこれで一区切り。

悲しき閉店

2015年02月26日 | 浜松・静岡
 浜松に住むようになってから約2年10か月、お世話になり続けた家の近くのローソン100が、2月28日午前9時をもって閉店する。まさに「悲しくてやりきれない」のである。いったいぼくは3月1日からどこで買い物をすればいいんだ?どこでヨーグルトやパンや野菜ジュースを買えばいいんだ?
 今年に入ってからだったか、業績不振でローソン100が整理されるというニュースをラジオで耳にした。しかし、まさか浜松のゆりの木通りにある街中のローソン100がその対象になろうなんて考えてもみなかった。となりは大手の予備校で昼食時、夕食時はいつも賑わっていたし、私だって週5は通っていたわけで…。それなのに、それなのに、突然、こんな張り紙がでるなんて。
 でも悲しみに浸っても仕方がない。たかだかローソン100の閉店といわれればそれまでなのだが、それを機に私にとっての浜松生活第一章の一節が終わるのかな、という気がする。そろそろ展開していかないと、なんだかずっと同じ場所に停滞していた気がするから。

かぎやビル

2015年02月25日 | 浜松・静岡
 浜松市の駅からほど近い田町交差点の北東の角に立つ古めかしいビル、これがかぎやビルである。どうも築年数は50年以上らしい。見かけは、やはり新品、ピカピカのビルとは全く違ういわば雑居ビルの様相を呈している。このビル、1、2年前に地元の不動産屋が買い取った。壊して高層マンションでも建てるのかと思いきや、このビルをまるごとアートビルに変えようと再生プロジェクトを始めたのである。
 ヨーロッパにいたとき、旧東ベルリンの一角でこうしたビルをいくつか見た。アーティストたちが住んでアトリエ兼ショップとして使われている古いビルに入り込むとまるで迷路のようで、油絵の具や金属のこげたような匂い、おしゃれなカフェ、アートショップなどが混在していて不思議な空間だったが、若者がたくさん集り、街に賑わいや活気を生んでいた。もちろんアート好きな観光客もやってきて、アーティストたちとの会話を楽しんだ。
 そんなベルリンとは規模も違うが、浜松にそんなビルが生まれようとしていることは喜ばしい。まさにアートによる創造都市の一角を担う(ことになるだろう)。そんなビルの地下のライブハウスが今回の「かぐわしき森vol.2」として行うグンデルライブの会場である。ちなみにわが家から歩いて1分という立地のよさ。窓のない地下のライブハウス。まるで穴蔵のような場所だが、なんだかとっても面白そうである。好奇心だけは今だ旺盛なのは結構なことだ。
 

子どもの頃苦手だったもの、今も苦手なもの

2015年02月24日 | 家・わたくしごと
 子どもの頃には苦手だったが、大人になって食べられるようになったものは多い。なぜだか記憶にはっきり残るのが、「ツボ漬」がその一つだった。小さいころ、あの匂いがたまらなく嫌いで、それが食卓にのるだけで不愉快な気分になった。わずかな記憶だが、団地住まいだったころ、小さな机の上に並んだそれが耐えられず大泣きしたことがある。そのとき、親がどのように私に対応したのかは記憶は定かでない。
 もう一つ、許し難く耐えられなかった食べ物が、父が出張から買ってきたイナゴの佃煮だった。子どもながらこれには仰天した。もちろん食べるなんて勇気もなく、それをおいしそうに箸でつまんで口に運ぶ父が、そのときばかりは鬼に見えた。これは虫だ。人間は虫なんか食べちゃだめだ!
 いつ頃からだろう?ツボ漬も、イナゴも大好物になってしまった。しかしイナゴの佃煮はそうそう身近に売られているわけではない。たまに行く駅近くの浜松の乾物屋には、時々イナゴの佃煮が売られているが、盛が大きく、とても一人で食べられる量ではなく、ふだんはじっくり眺めで帰るだけだった。ところが昨日は、「はんぱ130円」と書かれて、わずかな量が売られていた。これなら十分にいける。酒のつまみにも最高だ。
 大人になった、というのはこういうことなんだろう。いや、おやじになったということか?しかし、子どものころから食べられないものだって「ちゃんと」ある。生のセロリは未だに飲み込まなければ胃の中に入らない。
 ところで、私の「パクチー嫌い」は、結構知られている弱点だが、これは子どもの頃から食べられなかったわけではない。わが家は子どもの頃からパクチーが食卓に並ぶような家ではなかった。これは20歳を過ぎてはじめて口にした「野菜」である。あれから30年以上、これにはどうにも対処のしようがない。これももうちょっと「大人」に成長したら食べられるようになるんだろうか?
 

ご立腹の理由は…

2015年02月20日 | 大学
先日、ガムランの練習に集まった学生たちが、一枚の紙を見ながら妙にご立腹なのだった。よく聞いてみると、どうもサークルや同好会が入学式後の短い時間、新入生向けに演奏するらしいのだが、そのリストをみて文句を言っているのであった。
「私たちは、スアラ・チャンダという名前なのに、なんでガムランって書かれてるの!」
これが不満の理由なのである。たとえば私が顧問をしているウィンドアンサンブルは、SWEというのだが、この一覧には「吹奏楽」とは書かれていないし、どのサークルもその固有名称で書かれているのだが、ガムランの同好会だけが、「ガムラン」と書かれていて、「スアラ・チャンダ」とはなっていないのだ。
「私たちはガムランじゃない!」
まあ、確かにそうだ。あなたの名前は?と聞かれたとき、「人間です」と言っているようなものだ。ものすごく怒る理由もわかる。でもねえ、やっぱりリストを作る学生にとっては「ガムラン」なんだな。それでも私が赴任してからわずかに間に、教職員、学生が学内で「ガムラン」という言葉を使うようになったということがすごいと思わないかい?どんなことにも順番があるさ。あと何年かの間にはスアラ・チャンダ(SC)と呼ばれるようになるんだ。もちろん今の君たちはみんな卒業したあとだけどね。ぼくだけがそんな時代を大学の中で見つ目続けるんだ。たいした特権じゃないけど。

ご褒美

2015年02月15日 | 家・わたくしごと
 今日は朝早くから大学に出かけ、その後、グローバルフェアでガムランのワークショップ。車の運転、楽器の搬出入とがんばりました。なんだかこのところずっとアクセル踏みっぱなしなので、ちょっとブレーキもいいかな、と浜松駅前の百貨店に閉店前に出かけたのでした。本当に久しぶり。
 そこで前から欲しかったクリスマス限定色(もう2か月経っていますが)のイッタラのオリゴカップ(エッグカップ)を発見して、悩んだ末に購入しました。自分へのご褒美。これでこのシリーズは4つ目です。さっそく飾り棚の中に並びました。
 明日からまたアクセル生活が始まるけれど、今日は大きく深呼吸をして、体を休めることにします。たまには浜松にいる日曜日も素敵です。

グンデル・ライブ!

2015年02月14日 | 浜松・静岡


 浜松でグンデル・ワヤンのライブをやります。グンデル・ワヤンを演奏するのは本当に久しぶり。ダランはワヤンの上演をしているのでグンデルを演奏することはできないわけで、たいへん嬉しく、ありがたーい舞台です。やはりこんな舞台があると練習しますからね。それがまた楽しいわけで。
 浜松の相方は、浜松が生んだグンデル・ワヤンプレーヤーの新生、ワヤン・トゥンジュク梅田一座では、座敷童として修行の日々を送る菊池和泉さん。すでにトゥンジュク村に滞在して勉強を始めている超若手。楽しみです。なんといっても演奏がこの人の性格のように元気です。
 今回の演奏は、なんと浜松のライブハウス KIRCHHERR(キルヒヘア)。このライブハウス、実は自分の家から歩いて3分。とにかく超地元です。浜松駅から歩いて5~7分程度。築50年、アートギャラリーや、アートカフェなどアートとかかわるお店が複数入るかぎやビル。地図をリンクしました。
 ライブハウスはたいてい夜8時とか、9時が開演ですが、今回は今までライブハウスにいらしたことのない方にも来ていただきやすい時間にしました。是非おいでください。

日時:2015年2月28日(土)
    1st ステージ 16時開演
    2nd ステージ 19時開演
 場所:KIRCHHERR(キルヒヘア) 
    かぎやビル 地下一階(浜松市中区田町229-13)
 料金:1,500円(1ドリンク込)
 お申込み:e-mailで時間、お名前、人数をお送りください。alasharum@gmail.com




 

自分へのご褒美

2015年02月10日 | 家・わたくしごと
 浜松公演、神戸公演、沖縄公演とワヤンの三公演、この間には沖縄でのクビャル公演にも参加、今週の15日は浜松で大学のグループとワークショップ、次のワヤン公演は3月7日の富山県黒部市公演、22日の音の森公演と続きます。とにかく連続したワヤン公演が一息ついたので、自分へのご褒美として那覇空港で、Jimmy's、のジャーマンケーキ German Cakeを購入。これは高カロリーでありながら、私の大好物のケーキです。
 ジャーマンケーキといえば、洋菓子の白バラ、アロハ…などなど那覇在住のケーキ好きならすぐに思い浮かぶ店から、きっといろいろな店で作られているケーキです。ジャーマン Germanといいますが、実はドイツとは全く無関係で、沖縄の米統治時代、ジャーマンという方が作ったケーキだそうで、それが今でもジャーマン・ケーキとして沖縄で作られています。
 チョコ味ですが、ココナッツが使われていて、ずっしり重くいかにもアメリカンなケーキ。とにかく、自分に「ご苦労様」です。公演にかまけて、いろいろ仕事が停滞中。今週はがんばらないとね。でも明日は東京だ…。

再び沖縄へ

2015年02月06日 | ワヤン上演
 今晩から沖縄です。この2週間で3回目。昨年の秋からしばらく沖縄に行っていませんでしたから、なんだか急に住んでいたころに戻っていたような生活になりました。今日は中部国際空港から出発です。新幹線に乗らなくてすむのですが、それでも浜松からだと2時間以上かかります。もっと静岡空港が沖縄便、いっぱい飛ばしてもらうとありがたいんだけど。
 今週撮影した那覇の緋寒桜。2泊しましたがデジカメで撮影したのがこれ一枚。ちょっと撮影、というときにはどうしてもスマホになってしまいます。
 土曜日に練習し、日曜日が舞台です。南風原文化センターでのワヤンは4年ぶりでしょうか?沖縄公演はやはり自分の中で特別な舞台です。皆さんに来てよかったといわれるような公演になるようにがんばらないと。

沖縄、神戸と公演が続き…

2015年02月02日 | 家・わたくしごと
 1月25日には国立劇場おきなわで、そして1月31日には神戸芸術工科大学で、続けて公演がありました。その間もちょっと体調を崩したり、授業、会議、原稿書きと仕事が続き、さすがにブログが更新できませんでした。今なお全速力で走り続けてます。今日の夜から仕事で那覇。一旦水曜日に戻り、金曜日から今度はワヤンの公演で那覇です。一週間に二回那覇に行くことになります。これが終わると、3月7日8日の富山県黒部市の公演まで舞台がなく、一息つけます。といっても大学の入試ですね。
 沖縄公演も神戸での公演も本当にたくさんのお客様に恵まれました。沖縄では大ホールが満員御礼という嬉しい状況、神戸も会場がいっぱいでした。本当にうれしい限りです。神戸は宿泊した場所が昨年と同様、新長田でした。新長田といえば、やはり鉄人28号。神戸で撮影した写真はこの1枚だけでした。撮影する余裕がなかったんですね。
 今週末の南風原公演は、このままいけば風邪でやられている喉もだいぶ良くなると思います。たくさんの方々にいらしていただけることを心待ちにしています。
 詳細こちらのブログでご覧ください。