Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ハロウィンって何だ?

2014年10月31日 | 家・わたくしごと
 昨日、静岡から東海道線で浜松に帰ったのだが、隣の女子高生の会話が面白かった。

「ねえ、ハロウィンってさ、あれ、何の日なの?」
「しらないよね。あれさ、カボチャの日?ハハハハ」
「ちがうよ。仮装の日じゃない?」
「あれって、キリスト教のお祭り?」
「クリスマスとかといっしょ?」
「クリスマスって何の日なの?」
「あれ、キリスト教のお祭りだよ。」
「何でプレゼントとかして、ケーキ食べるのかな?」

 電車は楽しい。後半の話、つまりクリスマスの会話についてはかなり知識に問題があるが、ハロウィンについては以外に知らないものである。私だって正直、詳細は全く知らないのだ。だいたい、私の子どもの頃、ハロウィンなんて誰も祝わなかったし、うかれる人なんていなかった。知らないんだから当たり前である。調べると1970年代に日本に受容され、やはりディズニーランドの役割が大きかったようだ。今では、女子高生のいうように、お菓子、カボチャ、仮装といったキーワードのフェスティバルである。その起源はケルトの収穫祝いや悪魔祓いの儀礼にあるようだが、現在はアメリカでも宗教的役割はほとんど消え、日本と似たようなフェスタになっているらしい。
 別にはハロウィンを楽しむ日本の国民を冷ややかに見ているわけではない。新しい祭りが増え、人々の消費意欲も増し、日本の経済が活気を帯びるのは喜ばしい。クリスマスだって、特定の宗教以外の人々にとってはまさに「娯楽的なイベント」に過ぎない。僕だって子供のころから、ケーキを食べたり、プレゼントをもらうことを心待ちにしたものだ。
 そこで提案。別に国民の祝日にする必要はないが、釈迦の誕生日にあたる4月8日の灌仏会をイベントで盛り上げようではないか!なぜ「仏教」では盛り上がらないのか?あまりにもリアルすぎる?アジアではだめ?いやいやそんなことはない。だいたい、この日はぼくの誕生日なんだし、国民みんなでフェスタ化しよう!「花祭り」なんだし、おいしいものを食べて「花を贈る日」にしちゃうってのはどうだろうね。

バンバン!ケンバン♪はままつ2014

2014年10月29日 | 大学




 今年も静岡文化芸術大学では「バンバン!ケンバン♪はままつ2014」を開催します。「室内楽演奏会」という名前のついた演奏会を企画・運営するプロジェクトの一つで、今年で三回目になります。大学なので教員が監修者となっていますが(もちろん指導はしています)、実際の企画、演奏者への交渉、運営はすべて学生が行っています。3年をリーダーに、1年生まで10数人が活動するプロジェクトです。
 ケンバンといっても、鍵盤だけでなく鍵板も含めてとらえており、今年は、マリンバ(体鳴楽器)、鍵盤ハーモニカ(気鳴楽器)、アコーディオン(気鳴楽器)、アップライトピアノ(弦鳴楽器)、大正琴(弦鳴楽器)、電子楽器シンポジウム(電鳴楽器)と、発音原理の違いから、いろいろなケンバンを選んでいます。
 電子楽器シンポジウムは、ヤマハとローランドの楽器開発者の対談。大学でしか見ることのできない対談です。マリンバは、子供のワークショップも行います。しかも大きなマリンバをこどもたちと解体させる、なんていう面白い企画も。ちなみにアップライトピアノを演奏してださる大城伸悟さんは、いろいろな時代の「ラグタイム」を観客の間近でお話を交えて聞かせてくださいます。
 楽しみなイベント!チケットは絶賛発売中。是非、おいでください。
シンポジウムのほか、、マリンバのワークショップ、鍵盤ハーモニカ、大正琴のコンサートは無料、アコーディオン、マリンバ、アップライトピアノは有料です。
 前売り券
 フリーパス(三公演どれも入場できるお得なチケット)
  一般 1,500円
  親子 1,000円(親子券は、中学生以下のお子さまとお連れの保護者1名を対象にしています)
  学生 1,000円

 一公演券(公演一つを選んで入場できるチケット、全部は無理だけどこれだけは見たい!という方のためのチケットです)
  一般 800円
  親子 600円
  学生 600円

 当日券(一公演券のみ) 
  一般 800円
  親子 600円
  学生 600円

なお、どの公演も中学生以下は無料となっています。
有料公演を二つお聞きになるのであれば、前売り限定のフリーパスをお買いになるのが絶対お得
ぜひ、お早目にお求めくださいませ。
なお、販売は、アクトシティーチケットセンターで直接ご購入いただけるほか、メールでも承っています。
メールアドレス:acrc@suac.ac.jp
 氏名(フリガナ)、参加人数、郵便番号、住所、電話番号、メールのタイトルにフリーパス・各公演チケット・ワークショップと希望するものを記載してください。メールでの受付期間は、11月14日(火)までです。
 電話によりお問い合わせは、
 053-457-6105 静岡文化芸術大学 地域連携室(担当:冨田)までよろしくお願いします。

 

12月恒例のワヤン自主公演 in 渋谷、光塾

2014年10月28日 | ワヤン上演





 恒例の渋谷光塾での自主公演のお知らせです。なんで、自主公演なのに45人しか入らない箱で公演するのか、と毎年、お叱りとも受け取れる意見をいただくのですが、もちろん「自主公演」なので、私たちの好きな場所でやらせていただいています。演者になるべく近く、とにかく演奏者、上演者にふれられるほど近い(さわってはいけません)距離で、ワヤンの醍醐味を味わっていただくという企画です。
 今回はスタソーマ物語の後編。とうとうスタソーマをとらえようと、プルサダがアヨディア国にやってきます。これまでのワヤンにはないような激しい戦いを経て、プルサダが自らの行いを悔いて、スタソーマにどのように調伏するのかが見所。ぜひ、おいでください。
 なお、11月1日から予約開始ですが、これまで光塾にてワヤンを見たことがない、という方は10月26日より先行予約を受け付けております。下記のメールアドレスに必要事項を記入してお送りください。また椅子席を希望する方は、メールにその旨、希望をお書きください。

12月5日(金)19:30開演(19:00開場)
12月6日(土)15:00開演(14:30開場)
  (上演は2時間を予定しています)
場所:渋谷「光塾」 定員45名 全席自由 椅子席22 桟敷23
  (会場では履物を脱いでお入りいただきますのでご了承ください)
料金:一般2000円 小中学生1000円 未就学児無料

お申込み・お問合せ:ワヤン・トゥンジュク予約センター
メールアドレス「wayang@mbf.nifty.com」

■ 11月1日(土)。メールにて一般予約受付開始です。

◎件名に「ワヤン予約」とご記入の上、本文にお名前、電話番号、希望公演日、希望枚数、
 椅子席希望の方はその旨を記載してお送りください。
 折り返し、確認のご連絡を差し上げます。
◎お申込み・お問合せは12月4日までとさせていただきます。
◎定員になり次第、締め切らせていただきますので予めご了承下さい。

一羽完成

2014年10月28日 | 家・わたくしごと
 ワヤンの彩色、一羽完成しました。墨汁で下塗りしたときの写真を9月30日のブログにアップしましたが、あれから気が向いたときにちょっとずつ彩色して、ひと月かかってやっと一羽完成です。こんな色の鳥がいるわけないだろ、と言われそうですが、それでもいろいろネットで熱帯地方に生息する極彩色の鳥の写真を見ながら勉強したんです
 アクリル絵の具を塗り重ねて、最後は、いろいろ考えてグロスポリマーを塗って艶を出してみました。伝統的な素材を使うとこんなに艶は出ないのですが、それでもアクリル絵の具の定着した感じともまた違うのです。それならばと、トゥンジュクのダランが使っていた油絵具の雰囲気を出したくて艶に挑戦しました。
 あとは支え棒を東京の「国分寺工房」でつけるだけ。さて、この鳥はどんな声にしようと考えるのが今の楽しみです。そんなことも知らずにできたてホヤホヤの鳥さんは、ベランダで気持ちよさそうに秋の風に吹かれています。大空に羽ばたきたいのかな?

Sutasoma

2014年10月26日 | 
 カウィ語で書かれたスタソーマ物語を研究し、すべてを英訳した文献のオリジナルを日本の古本屋から入手した。700頁近くあるインドで印刷された本でとっくに絶版になっている。
 実はこの本のコピーはすべて持っていて、1990年代にそれをすべて読んでスタソーマ物語を勉強したのである。だからある意味、二冊目ということになるのだが、やはりオリジナルが手元にあるという不思議な喜びがある。なんだか無性に嬉しくて昨晩はこの本を夢中で読んだ。
 今はこの本以外にもスタソーマについては別の研究者の英訳が出版されている。しかし、やはり私の原点は自分の師匠から学びノートにびっしり書き込んだスタソーマのメモと、のSANTOSOによってまとめられたこの文献なのだ。そんなことを思うと愛おしいくて、緑の表紙をそっと撫でてしまう。
 

今さらですが…

2014年10月25日 | 家・わたくしごと
 授業から研究室に戻るとスマホに知らない番号から着信履歴が残っていた。携帯からではなく、市外局番は053、つまり浜松からである。誰だろう?何だろう?見知らぬ携帯番号だとぜんぜん気にならないものだが、市外局番はなぜか別なのである。しかし、だからといってここに直接電話をかけるほど無防備ではない。今回はgoogleで電話番号を検索してみることにした。役所とか、お店とか、登録してある所なら検索できるかもしれない。そんなことを思いついたのははじめてのことだった。
 調べてみると、なんとヒット!それが家のそばのローソンなのである。いろいろ考えてみるが思いつかない。だいたい最近、このコンビニには行っていないし。忘れ物でも届いたか、それともなんかの景品に当たったか、それとも振込詐欺か?ローソンの番号からかけてくる振込詐欺なんて、かなり手がこんでいる。理由はともあれ、番号が明らかになったわけでコールバックするのは礼儀である。

「あの、電話をもらった○○ですけど。何か御用ですか?」
「ああ、○○さんですね。そうなんですよ。実は、うち10月30日で閉店するんですけど、6月に申し込んだリラックマボール、まだお受取りになっていないので、ご連絡したんです。」
「リラックマ、リラックマ、えーと、あー、それー、えー、えーーあーあれですねすみません。忘れてました!今日中に行きます。すみません。」

 そうなのだ。春からローソンでランチのパンを毎日買って、リラックマシールを集めまくってたじゃないか!最終日に台紙に貼ったシールを持って交換にいったら、品切れだから2か月待ってくれって言われてたんだ!
 それにしても「熱くなりやすく、冷めやすい」ってのは僕のことである。もうすっかり忘れているのだ。こういうシールは、きっと集めているときが一番至福の時間なのである。プロセスが楽しいわけで、その結果なんて正直どうでもよかったのかな。いや、やっぱり、ミッフィーだったら忘れることなんてなかったよな。そんなことを思いながら、受け取りに行ったのだった。それにしても、今月末で閉店ときくと、あまり行かないわりには、なんかちょっぴり寂しい気分である。
 

ワヤングッズ

2014年10月23日 | 
 久しぶりにYahooオークションで銀色(銀製かどうかはわかりませんが)のケーキナイフやフォークなどを落札しました。なんとなく一目ぼれって感じでした。インドネシアに行けば買えるのでしょうが、たぶんオークションの落札価格のほうがはるかに安いと思います。ちなみにこのナイフのワヤンのキャラクターはすべて違います。
 届いたときはだいぶくすんでいたのですが、ゼミの学生から金属磨きの布(管楽器の金属部分を磨く布のようでYAMAHAと印刷されていました)を借りて、1時間かけて磨いたら本当にピカピカになりました。
 食器棚の引き出しにしまってしまうのが残念で、今は飾り棚に入れて見えるようにしています。本とCD以下以外はあまり買い物をしない私ですが、ワヤングッズは例外かな。わが家にケーキをお持ちした方は、もれなくこのワヤングッズでケーキがいただけます。ちなみにスプーンも7本落札しました。これはたぶん明日届きます。またピカピカに磨いてブログにアップします。そうすると、プリンなんてそれで食べれるかしらね。

寒い季節がやってくるのです

2014年10月16日 | 家・わたくしごと
 私は寒い季節が嫌いです。昨日から突然、浜松が寒くなり、なんだか心がしょんぼりしています。そんな気持ちを忘れようと、必死にテンションをあげて学生たちと接しましたが、一人になるとそんな自分を思い出して、なんともむなしく感じてしまいます。
 「スプリング・ブルー」という言葉があるのならば、--そんなものがあるのかどうか知りませんけれどーーまさしくそれが今の私にぴったりです。家の中で靴下はかなくちゃいけなくなって、寝るときは毛布をかぶらなくちゃ寒さに震えるし、寝る前にホットレモンなんて飲もうと思ってしまう季節。それだけで嫌なのです。
 もう今から夏が待ち遠しい…。べランダから見える光景、今日の写真は朝5時半の景色だけれど、そんな景色もだんだん時間が遅くなっていくわけで、夜が長くなるほど私は憂鬱になっていきます。現実を受け入れるには、まだもう少し時間がかかるかもしれません。

台風が悩ましい

2014年10月03日 | 家・わたくしごと
 今日の浜松は朝からこんなに晴れているのだが…。沖縄で打ち合わせや練習がある今週末には確実に台風到来。沖縄に行くことはできても、月曜日の朝に浜松に戻ってくるのが難しそうだ。昨日から天気予報とにらめっこだが予想円はますます週明けには本土に接近である。
 それにしてもこういう状況、つまり自分が移動するとき台風とぶつかる確率が結構高い気がする。よく「雨男」とか「晴れ男」なんていう天気と関わる表現をするが、台風の場合は「台風男」なんていわない。しかし、ちょっと考え直してみると、台風=嵐、つまり「嵐男」、いや待てよ、「嵐を呼ぶ男」なんて恰好いいんじゃん。なんだか石原裕次郎みたいだ。あまりの楽天的な展開を空想し自分ながら苦笑いである。
 さて、どうするかな。キャンセルかね。あーあ。