Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

那覇へ

2015年01月23日 | 家・わたくしごと
 数か月ぶりに那覇に行きます。もう「戻る」という言葉は適切ではないけれど、今回はガムランの舞台で演奏するので、なんとなく「戻る」ような気分です。会議や授業などで行く沖縄とは一味も二味もちがうような気がします。
 それにしてもこの数日を振り返ると、忙しかった記憶しかありません。今日も朝から授業、昼休みもガイダンスで話、それから授業で、大学からトランクを持ってダッシュし、2時11分の新幹線に飛び乗りました。危機一髪でした。明日はリハーサル。明後日は国立劇場おきなわで舞台です。終わり次第、またダッシュで空港です。打ち上げに参加できないのが心残り。でも、再来週も南風原でワヤンがあるので沖縄です。
 昼食を取り損ねたので、久方ぶりの羽田のJALのラウンジでお食事。柿の種もまあ米には変わらないし。チョコはデザート。

記録という意味で…

2015年01月21日 | 家・わたくしごと
 浜松の私の住まいのマンションの前にはこのクリスマス前から、でっかいLSDじゃなくて、LEDランプで飾られたツリーがお目見えした。浜松といえば今や、「あのノーベル科学賞をとった天野浩教授の出身地」ということで、一部の浜松市民がLEDで盛り上がっているのである(別にそれ自体を否定しているわけではない)。だから、突然のようにこのツリーが立ったわけないだろうが…(いや、わからない)。
 しかしセンター試験が終わった今になってもこの樹はわがマンションの前でこうこうと光を放ち続けている。もちろんA HAPPY NEW YEAR 2015という表記になっているから説明はつくんだろうが、もう明るすぎてやめてほしい。いくらLEDの電気代が安いとはいえ、やっぱりこの状態で電気代が垂れ流されているのは少々、納得がいかない。防犯上やむおえない、ということならわかるが、これがなくても昼みたいに明るい場所である。
 しかも、このすぐ横で昨日から工事が始まった。「何か」が作られるのである。まさかもう一本、二本と樹をたてて「林」にしようなんて思ってはいまい。それにしてもこのツリー、いつまで立っているんだろうか?5月の連休まであったら、この横を浜松まつりのラッパ隊や御殿囃子が通るわけだ。まあ、それもまたいいんじゃないかい?まあ、いずれこのツリーもなくなり、記憶の中からも消えちゃうんだろうから、記録という意味でブログに残しておくことにしよう。

センター試験の朝(二日目)

2015年01月18日 | 家・わたくしごと
 昨日はセンター試験一日目を乗り切った。やっぱり監督にとっては最後のヒアリングが山場だったが、無事に終わったせいか、緊張のピークがあっという間に弛緩して、なんだか動くのも食べるのも面倒なくらいぐったりだった。
 今日も朝5時半に目が覚めてしまう。昨日と同じだ。また夢の連続攻撃!それでも6時過ぎに寒いベランダから外を眺めたら月も出ているし、朝日ももう少しだ。
 大学教員にとっては毎年の行事とはいえ、今日も緊張の一日が続く。
 

センター試験の朝

2015年01月17日 | 家・わたくしごと
 今日から二日間センター試験。受験生はこれまでの勉強の成果を発揮する大事な試験。実は、この試験の監督をする大学教員にとっても大事な試験。緊張の二日間。
 昨晩は熟睡できなかった。6時前には目が覚めてしまったし、何度も夢でうなされた。それだけ緊張しているんだろう。もう十数回はこの業務をしているはずなのだが、「慣れ」というのはこれに限ってはほとんどないものだ。
 受験生ばかりでなく、監督者もまたがんばらなければならない二日間の始まりである。

たまには「こだま」で

2015年01月15日 | 家・わたくしごと
 浜松から東京に新幹線で帰ろうと時刻表を見ると、「ひかり」が毎時11分に一本しかないことに気が付く。赴任したばかりのころ、このことを知って非常に驚いた。新大阪や京都から「のぞみ」に乗ったことがあればなおさらである。しかし浜松には毎時二本、新幹線の各駅停車「こだま」が走っている。各駅停車というと、ものすごく遅い気もするが、「ひかり」とはだいたい30分差である。30分も違うのに特急券料金が同じなのは許せない、という意見もありそうだが、乗ってみると、そんなことはないということがわかる。
 「こだま」の」指定席は案外混んでいる。なぜなら旅行会社が「こだま」利用のお得なツアーを企画しているため、そうした客が利用するのである。しかし自由席はたいていガラガラなのだ。自由席の車両は「ひかり」よりも多いし、それでも人は圧倒的に少ない。乗ると、まるで車両を一両チャーターしたような気分に浸れるのである
 残念なことに今の「こだま」には、車内販売もなければ、自動販売機を設置されていない。何か買いたくても停車中のホームに出て買うしかない。昔の混雑した「こだま」をを知っている年配の方にには、今の「こだま」の状況は隔世の感があるだろう。ただ、主要な駅では「のぞみ」や「ひかり」に追い抜かれるから停車時間5分なんてことはざらである。荷物の心配はあるが、外に出て買いに行くことは簡単だ。そんなことを書いているうちに次は新横浜だ。久しぶりの「こだま」も捨てたもんじゃない。







 


浜松も結構寒いんです

2015年01月13日 | 浜松・静岡
 先週10日に浜松の野外で行われたワヤンの写真をいただきました。東京から来た一座のメンバーが異口同音に言うのは
「浜松は結構、寒いんだ!」
 そうですよ。浜松は雪は積もりませんが、風が強いので体感温度をかなり低く感じるわけです。しかも今回は電車の高架下で、ビル風がむちゃくちゃすごい。なんとか風が弱いところを探して上演したのですが、それでもときより吹く風は見る方にも上演する方にもこたえました。
 この写真の服装、真冬バージョンです。もちろんお客さんは浜松の知人で完全防備。メンバーも着ぶくれしてすごいことになってます。でもこれだけ見ると、バリの標高が高い場所で上演する格好と変わらないかもしれませんね。バリも標高1500メートルを超えると結構冷えますから、そんな場所でワヤンの上演があるときは、見る方も上演する方も「バリ的完全防備」でワヤンにでかけます。
 今回の公演、今、思えばいい経験でした。この仕事を受けてくれたメンバーに感謝ですし、何よりも見にきて下さった方には脱帽です。

舞が描くもの~バリのかたち 琉球のかたち~

2015年01月12日 | 那覇、沖縄
 1月25日(日)に国立劇場おきなわ(大劇場)で、舞が描くもの~バリのかたち 琉球のかたち~が沖縄のガムラングループ「マタハリ・トゥルビット」により上演されます。1999年に私が沖縄県立芸術大学で赴任してから始まった沖縄におけるバリ島のガムランが、とうとう「国立劇場おきなわ」に登場です。
 私の沖縄時代の教え子たちは今、大学のサークルとは別で、マタハリ・トゥルビットというグループとして、自分たちのスタジオを運営しながら活動しています。本当に頼もしい限りです。今回はこのグループの自主公演。しかもバリ芸能の公演にとどまらず、琉球舞踊との比較公演。「雅」「面」「恋」「漁」という四つのキーワードで、バリ舞踊、琉球舞踊を楽しむことができる日本はじめての試みです。できれば沖縄に留まらず日本全国でやってもらいたいくらいです。
 私も賛助として東京のガムラン演奏者プトゥさんとともに出演させていただきます。楽しみなのはレゴン・ラッセムの歌と語り。国立劇場でバリの歌謡が歌えるなんて想像もできませんでした。是非、いらしてください。とにかく今から沖縄のメンバーと演奏できることを心待ちにしています!




心頭滅却すれば…

2015年01月11日 | ワヤン上演
 昨晩のワヤンでトゥアレンがムルダにこういいました。
 「心頭滅却すれば冬空のワヤンの上演もまた、南国にいるかの如し」
 必死にダランである私もそう念じて上演しました。気温を測ったわけではなりませんが、たぶん5度くらいだったんだと思います。上演する方はもう防寒して、ホカロンを数か所に貼り、私は4枚服を重ね着して上演してなんとか乗り切りましたが、観客は本当にたいへんだったと思います。それでも多いときには70名くらいの人が一座の上演を取り囲んでいたそうです。
 ありがたい、の一言です。それもたくさんの子どもたちがスクリーンを見つめていたそうです。今の子どもは、テレビ、コンピュータゲームが当たりまえの世代。それにもかかわらず、寒さの中、一枚のスクリーンを見つめてくれているなんて本当にうれしい限り。今の子ども、捨てたもんじゃない。
 私たち一座は「無事」です。終演後はしっかり片付けて、ちゃっかりわが家で反省会兼新年会で盛り上がりました。「本当に寒かったね」「でもやればできるもんだね」「チャレンジだね」なんて言葉が飛び交いました。ただ誰一人こういう言葉を発するメンバーはいませんでした。
 「また、この寒空のもとでワヤンをやりたいね」
 もちろん、私も同じような依頼が来たときは、メンバー全員で熟慮したいと思います。


 

バンドンではなくバンドゥンです

2015年01月09日 | 浜松・静岡
 「バンドンじゃなくて、正確にはバンドゥンです。小っちゃい「ゥ」が入るんです。バンドンは間違いです。」
 昨日のラジオの収録で、パーソナリティーのバグース長谷川さんといっしょに強調したことの一つ。カタカナ表記っていうのは、一回決められてしまうと、もうずっとそのままってことがあるのです。まさに、この「バンドン」もその一つ。バンドゥンはジャワ島西部の街の名前で、1955年にアジア・アフリカ会議が開催された場所としても有名です。やっぱり「バンドン会議」と言われます。
 ガムランgamelanも、30年くらい前まではローマ字読みしたせいで「ガメラン」と呼ばれていました。「曖昧母音」であることがわからないとそうなります。それにしてもいつのまにか、「ガムラン」に変わったことは喜ばしいこと。
 そんな「バンドゥン」のあるスンダ地方の音楽について、本日、午後8時からのロック向上委員会Zでは特集しています。それ以外にも、バリの話や音楽も盛りだくさん。2時間ずっと出演しています。お時間のある方はお聞きください。FM haro!という静岡県浜松市のコミュニティーFMですが、結構、広いエリアで聞くことができます。といっても愛知県東部と静岡県西部が限界。でもインターネットサイマルラジオでもちゃんと世界中で聞けます。静岡県のところをクリックしていただくと、FM haro!出てきます。
 

久しぶりに早起き

2015年01月08日 | 家・わたくしごと
 浜松もこの時期とても寒くて、朝、なかなか布団から出られない日々が続いておりますが、本日は東京にお出かけのため、がんばって早起き。14階からの朝焼け最高です。早起きは3文の得、と昔の人はよく言ったものです。
 久しぶりに10日まで使える青春18きっぷで東京まで行ってきます。たぶん帰りは新幹線ですね。でも電車の中で本を読んだり、ワヤンのセリフを覚えなおしたり、音楽を聞いたりと、バスと同じくらいかかりますが、車窓を満喫しながら行きたいと思います。そういう余裕、たぶん来週くらいにはきっとなくなります。少し今は精神的にも余裕があるということですね。
 途中下車も自由なので帰り、この前寄った熱海で温泉に浸かって帰りたいなあ、なんて夢を持ちつつ(たぶん実現しませんが)、出かけてこようと思います。