トリからキノコ 自然見て歩き

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自然の中が心地よい

カラスウリ 花

2010-07-14 | 樹木 草花
夏の夜に咲く繊細で魅力的な花
カラスウリの花は日没後1時間くらいで咲き始め 明け方にはしぼんでしまう
中心は星型でその先が細く裂けてレース状に広がり甘く香る
香りに引かれて闇に飛び交うスズメ蛾の仲間が飛んできて蜜を吸う 花粉を運ぶ

秋に生る実は初め未熟な頃は緑と白の正にウリ坊 熟すとやぶを伝う細いつるに朱赤のランタンがテンテンとぶら下がり懐かしい風景

実を割ってみるとまるで納豆 黄色のぬるぬるの中に黒い種が目の子勘定で20~30個
カラスやヒヨドリが実を突付き タネを運んで子孫を増やす

もう一つ9月になると地上のつるが真っ直ぐ伸びて地面に達し先端が土に潜りイモになる
つるがイモに変身し この子イモはつるが枯れると独立して翌春には芽を出す

タネで又子イモで子孫を増やす なんとも頑張るカラスウリでした