トリからキノコ 自然見て歩き

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自然の中が心地よい

ナンバンギセル

2010-09-17 | 樹木 草花
ピンクの花を恥ずかしげにうつむき加減に付けて名前はナンバンギセル(南蛮煙管)
名前は長い柄の先につく花の様子がキセルに似ていることによる
がしかしキセルって雰囲気じゃないと思っていたら別名「思い草」ともいうらしい

万葉集に「道のべの尾花が下の思草 今さらになど ものか思はむ」
蛇足を承知で解釈すると・・もはや私達はススキや思い草と同じに一つです 私はいつもあなたの事を思って 物陰から案じているのです・・

で ナンバンギセルはススキ ミョウガ等につく寄生植物
葉を持たず栄養分は全て横取りして胡麻粒よりはるかに小さい種をびっしりつける
花の下の長い柄は花柄で茎はほとんど地上に出ない

今後は「思い草」と呼ぶことにしよう
いいとこ横取りのちゃっかり娘って感じだな