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キキョウ

2020-07-25 | 樹木 草花


キキョウの名は漢名の桔梗を音読みにしたもの
万葉集にある山上憶良の「秋の7草」に出てくる朝貌の花は、この桔梗の事と言われている

キキョウ科の日当たりの良い草地に生える多年草 栽培もされている
茎は高さ50~100cm程
葉は互生し、長さ5cm程の狭卵形で鋭い鋸歯がある

花は7~9月に咲く
根茎は太く黄白色で、深く地中に入る
茎の先に5cm程の青紫色の鐘形花を付ける 花冠の先は5裂する
開花直後は、黄白色の雄しべ5個が雌しべを囲んでいる
花粉を出し終えた雄しべが倒れてしまうと、花柱の先が5つに開き受粉する 自家受粉を避ける仕組みで雄しべ先熟と言う
果実は先が5裂する蒴果

日干しした根は、扁桃炎、気管支炎、せき、痰などに効果がある
生の葉を絞り、その液を患部に付けると、ウルシのかぶれに効く
葉は茹でて各種和え物、おひたしで美味しい
根はアクを抜いて、きんぴらで食べられる



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