イスノキは知っていたが花を初めて見た
風変わりな花で今まで気が付かなかった
イスノキの語源は不明だが、別名のヒョンノキは、数センチもある楕円形の木質化した虫えいを吹くと、ヒョウーと音が出ることからの名前
この虫えいが面白く名を馳せている
マンサク科の常緑樹林内に生える常緑高木 高さ20m程になる
葉は互生し、長さ4~9cmの長楕円形 基部はくさび型で縁は全縁
花は普通雌雄同株で4~5月に咲く
葉腋に円錐花序を出し上部に両性花、下部に雄花が付く
両性花には褐色の毛に覆われた雌しべがあり、先端は2裂する
雄しべは数個有り、葯は紅色
果実は蒴果
7mm程の広卵形で、表面には黄褐色の毛が密生する
熟すと2裂し6mmほどの長楕円形の種子を出す
虫えい
虫えいは、アブラムシやハエ、ハチなどが植物に卵を産むと、その刺激で植物の組織や細胞が異常に増殖肥大して生じる
イスノキの虫えいには球形、イチジク型、楕円形など様々あり、中には木質化して中から虫が出た後の穴を吹くと音が出るものがある
イスノキエダコタマフシ(アブラムシの虫えい)
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