トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ナラタケモドキ

2011-08-16 | キノコ


庶民のキノコ ナラタケかと思って採ってきたらどーもナラタクモドキらしい

多くの地方で食べられてはいるが食べすぎると消化不良を起こすらしい
迷った末廃棄

ナラタケだって生食は毒だと聞いた

ナラタケは膜質のつばを有するとか 前に聞いたことがあったが身に付いていなくて失念

カブトムシ

2011-08-15 | 虫類


公園の中を歩いていたら後首筋に何か大きなものがバサリ!その上ガサコソ!
かなり驚いて手で払ったらカブトムシのメスだった
早速木に止まらせてパチリ

日本にはカブトムシ類はは4種類しかいない
その中で角らしい角を持って居るのはカブトムシのみ

幼虫は腐植質を食べて一年で成虫になるため飼育しやすく 大量に育てて販売している
都内の公園でも枯れ木枯草を積んで繁殖場所を作っているところもある

夜行性でコナラやクヌギの樹液に集まる
朝早くには結構捕れるらしい 早起き昆虫少年など今のご時世に居るのかな

ムクゲ

2011-08-14 | 樹木 草花


夏は花の少ない季節と言ったが ムクゲもこの時期真っ盛り
この花はまっすぐ前を向いて「咲いてるぞー」と叫んでいるような感じがする

園芸品種も多く花の色も紅紫色 白色 桃色など様々だが中心部が赤くなっているものが多い
そのほかに八重咲がありかなりバラエティに富んでいる

朝鮮半島に自生品はないのに韓国の国花になっている
園芸品種で白い花びらの中心部が赤くなっているのが「日の丸」という名前だった
ちょっとねー皮肉っぽくなかろうか

サルスベリ

2011-08-13 | 樹木 草花


花の少ない8月に真っ盛りに咲き誇っているのがサルスベリ(百日紅)
別名ヒャクジッコウ
名前通り百日近くに渡って咲き続ける

花の色はピンク 赤色 白色など 珍しい紫色の花も見た

ミソハギ科の木で中国南部原産 江戸時代以前に渡来
名前は木肌が滑らかでサルも落ちるという意味

シオカラトンボ

2011-08-12 | 虫類


トンボ捕り今日はどこまで行ったやら

子供のころはモチ竿を持って随分捕ったもんだ 捕れたトンボはほとんどがシオカラだったような気がする
最近は捕虫網を持った子は見かけるがモチ竿を持った子は見かけないなー

代々木公園の噴水池には水辺の虫が結構居て シオカラのヤゴも羽化している
ヤゴは流れの無い水中にすむ エサは水中の小動物
羽化したてのシオカラトンボは黄土色で俗にムギワラトンボ

1~2週間でモリモリ食べて体重も増えて体もしっかりしてくると繁殖が出来るようになり オスは青白くなる
生活の場が空中になったのでエサは殆ど飛んでいる虫
メスの色は変化せず俗にムギワラトンボと言われている

かなり最近までムギワラは別の種類と思い込んでいた

ウンモンスズメとセダカシャチホコとシャチホコガ

2011-08-11 | 虫類
  

芋虫型の蛾の幼虫
平気で触ったり手の上に乗せて見せたりできる人がいるが自分には無理だ

ウンモンスズメ:スズメガ科は一般に大きく飛翔力も強く綺麗なものも多い
幼虫は体の後ろに角を持つものが多く一般に芋虫型
ウンモンスズメも大きくて開張70mmもある
ケヤキ ハルニレなどニレ科食のスズメガで蛹で越冬する

セダカシャチホコ シャチホコガ:シャチホコガ科熱帯を中心に栄え約2000種もいる日本には約100種
幼虫は尾脚が無くなったり変形したりして特異な形をしものが多い
シャチホコガは反り返るポーズが大きな特徴
体長はいずれも50mmくらい 開張はセダカシャチホコ70mm シャチホコガ60mm
いずれも蛹で越冬する

写真は左からウンモンスズメ セダカシャチホコ シャチホコガ 


タマムシ

2011-08-10 | 虫類


ジャーン 真打登場!

タマムシは虹色に輝くその色の見事さで 大人気
都心の公園にはいないと思っていたがだいぶ前に石神井公園で翅を拾ったことがあり それ以来この公園には居るだろうと思っているのだがいまだ会えず

それが幸運なことに代々木公園でついに出会った

タマムシの美しさの秘密は翅の凹凸に光が反射して出る色にある
色素の色ではないので翅の構造が壊れるまで色褪せない
そのために死んでも美しさが保たれている

奈良法隆寺の玉虫逗子(仏像をおさめるもの)には 玉虫の前翅が9083枚使われているという
翅が傷んで輝きが無くなったので1960年に模造され蘇えった
この時に使われたタマムシの数は5348匹と言う

セミの羽化

2011-08-09 | 虫類
  

今年は一体にセミの羽化が始まるのが遅かったが 今や羽化の真っ最中
夕方7時ごろから地面から出てきて木によじ登り羽化を始める

薄明かりの中 命が生まれるような不思議な感動がある

子供のころはセミは7年間地中にいて地上に出てきて1週間の命 と聞いていたが最近の飼育実験では2年から5年で成虫になり アブラゼミやミンミンゼミでは2~3週間の寿命と言われる
幼虫の期間に比べれば短いが 昆虫の成虫の寿命としては特別短くはない
それどころか幼虫時代を入れると何年も生きている長寿命の虫 と言えるかと思う

クイズ:セミはどこに卵を産むでしょうか

ハギとキキョウ

2011-08-08 | 樹木 草花


今日は立秋
とは言えゲリラ雷雨があちこちで猛威を振るい暑い暑い最中・残暑お見舞い申し上げます・

いっそ一足飛びに近所の公園で見つけた秋の七種に涼を感じようとて ハギとキキョウ

ハギ(萩):種類も多くて園芸種もある 木本・・秋の七草なのにハギは草ではないと言うが 元々は七草は七種のこと はぎは生え芽(き)の意味で古い株から新芽が萌え出すのでこう名付けられた

秋を代表する花で「秋」の上に草冠をつけて萩と読ませている
萩と言えば山萩なのだが写真はミヤギノハギのようだ

キキョウ(桔梗):こちらも秋を代表する花
漢名の桔梗を音読みにしたもの 根茎を咳止めのの薬用にすることが中国から伝えられ広まった

一つ家に遊女も寝たり萩と月 (松尾芭蕉)


アオスジアゲハ

2011-08-07 | 虫類
 

8月1日から前後3週間くらいが虫を見るのに一番いい季節だそうだ
成虫が一番活躍していて数も種類も多い

アオスジアゲハは飛翔力があって飛ぶのが早い中々絵にならない
ヤブガラシの花などで吸蜜すると言うが 本当だった
ヤブガラシの花に10頭ほども群がってお食事中だった

腹が一杯になって満足したのか交尾のペアーがいた

チョウの交尾のウンチク
オスがメスを求めて飛び 見晴らしのいい場所に居たり 食事の出来そうな場所に行ったりして メスを見つけると すぐに接近しメスが止まればすぐ隣に舞い降りて 腹を曲げて交尾する オスは腹の先端でつながったままメスとは反対の方向を向くように回転する その結果オスとメスは反対向きに一直線の姿勢となる 何か急な危険が迫ったりするとどちらか一方が羽ばたいてもう一方をぶら下げたまま飛んで移動したりして 簡単には離れない

さて 交尾の間オスからは精子とそれを包む精包が渡される
精包には栄養が含まれていてメスはこの栄養を使って卵を成熟させる
メスは成熟した卵を産み終わると再び交尾したりする

ギフチョウやウスバシロチョウはオスが精包の材料を使って栓をつくりメスの交尾器を塞いでしまうのもいるそうだ
交尾と産卵は別の穴なので産卵に支障はないらしい
虫の生態も色々で面白い

長い話にってしまいましたが お読み頂きありがとうございました

長ーい触角

2011-08-06 | 虫類


ヒゲナガガの長い触角に驚いていたら 上には上が居るもので見た目体の7~8倍はあろうかと言う長い触角の虫がいた
こんなに長くて不便はないのだろうかと 余計な心配をしてしまう

大きさは7mm位だったろうか 残念ながら名前が分からない
分かる方居ましたら教えてください

ホソオビヒゲナガガ

2011-08-05 | 虫類


イヤー 長い長い触角 体の3倍位はあるだろう
触角は色々な情報が得られる機関だとは思うがこんな長いとかえって生存には邪魔なのじゃなかろうか

進化の果てにあまりにも偏った発達しすぎた機関を持て余して滅亡した なんて生き物は沢山いる

ホソオビヒゲナガガ:チョウ目ヒゲナガガ科 15mmほどの大きさ
ヒゲナガガ科などと言う科があるくらいだから他にも長い触角のガが居そう

ヤミイロカニグモ

2011-08-04 | 虫類


前の2脚が太くて長い
その2脚を大きく広げながら横に歩く姿からカニグモ

徘徊性のクモで根元近くの葉の上 下草などにいる

このクモの繁殖行動は面白い
交接の際メスの脚を糸で縛る 縛られたメスは静かにじっとしているそうだ
交接後は簡単に糸を外すことから糸で縛るのは一つの儀式ではないかと言われている

ヨツデゴミグモ

2011-08-03 | 虫類


渦巻き型の変わった形の隠れ帯を作っているクモがいた
ヨツデゴミグモの幼体だ

大分前にゴミグモをアップしたがヨツデゴミグモも 同じように円形垂直網に縦にゴミなどを集めて偽装しその中に潜んでいる
幼体は渦巻き型の隠れ帯をつくりその中にいるので分かり易い

ヨツデゴミグモの名前は 腹部の後部に4個の突起があることによる

ワキグロサツマノミダマシ

2011-08-02 | 虫類


腹部が綺麗な緑色のクモがいた

サツマノミダマシ:京都や福井での一部で呼ばれているサツマの実(ハゼの実)に似ていることから付けられている
そのサツマノミダマシは腹部上面下面共に緑色 そっくり似ていて下面は茶色または黒褐色なのがワキグロサツマノミダマシ

不思議なクモで 夕方になると垂直の円網を素早く30分ほどで張り 夜は網の中心で獲物がかかるのを待ち 早朝には取り壊してしまう 昼間は葉の陰などに潜んでいる

クモは種類ごとに色々な生態を見せるので話題豊富で楽しい