


トンボ捕り今日はどこまで行ったやら
子供のころはモチ竿を持って随分捕ったもんだ 捕れたトンボはほとんどがシオカラだったような気がする
最近は捕虫網を持った子は見かけるがモチ竿を持った子は見かけないなー
代々木公園の噴水池には水辺の虫が結構居て シオカラのヤゴも羽化している
ヤゴは流れの無い水中にすむ エサは水中の小動物
羽化したてのシオカラトンボは黄土色で俗にムギワラトンボ
1~2週間でモリモリ食べて体重も増えて体もしっかりしてくると繁殖が出来るようになり オスは青白くなる
生活の場が空中になったのでエサは殆ど飛んでいる虫
メスの色は変化せず俗にムギワラトンボと言われている
かなり最近までムギワラは別の種類と思い込んでいた



芋虫型の蛾の幼虫
平気で触ったり手の上に乗せて見せたりできる人がいるが自分には無理だ
ウンモンスズメ:スズメガ科は一般に大きく飛翔力も強く綺麗なものも多い
幼虫は体の後ろに角を持つものが多く一般に芋虫型
ウンモンスズメも大きくて開張70mmもある
ケヤキ ハルニレなどニレ科食のスズメガで蛹で越冬する
セダカシャチホコ シャチホコガ:シャチホコガ科熱帯を中心に栄え約2000種もいる日本には約100種
幼虫は尾脚が無くなったり変形したりして特異な形をしものが多い
シャチホコガは反り返るポーズが大きな特徴
体長はいずれも50mmくらい 開張はセダカシャチホコ70mm シャチホコガ60mm
いずれも蛹で越冬する
写真は左からウンモンスズメ セダカシャチホコ シャチホコガ
タマムシ
2011-08-10 | 虫類

ジャーン 真打登場!
タマムシは虹色に輝くその色の見事さで 大人気
都心の公園にはいないと思っていたがだいぶ前に石神井公園で翅を拾ったことがあり それ以来この公園には居るだろうと思っているのだがいまだ会えず
それが幸運なことに代々木公園でついに出会った
タマムシの美しさの秘密は翅の凹凸に光が反射して出る色にある
色素の色ではないので翅の構造が壊れるまで色褪せない
そのために死んでも美しさが保たれている
奈良法隆寺の玉虫逗子(仏像をおさめるもの)には 玉虫の前翅が9083枚使われているという
翅が傷んで輝きが無くなったので1960年に模造され蘇えった
この時に使われたタマムシの数は5348匹と言う


今日は立秋
とは言えゲリラ雷雨があちこちで猛威を振るい暑い暑い最中・残暑お見舞い申し上げます・
いっそ一足飛びに近所の公園で見つけた秋の七種に涼を感じようとて ハギとキキョウ
ハギ(萩):種類も多くて園芸種もある 木本・・秋の七草なのにハギは草ではないと言うが 元々は七草は七種のこと はぎは生え芽(き)の意味で古い株から新芽が萌え出すのでこう名付けられた
秋を代表する花で「秋」の上に草冠をつけて萩と読ませている
萩と言えば山萩なのだが写真はミヤギノハギのようだ
キキョウ(桔梗):こちらも秋を代表する花
漢名の桔梗を音読みにしたもの 根茎を咳止めのの薬用にすることが中国から伝えられ広まった
一つ家に遊女も寝たり萩と月 (松尾芭蕉)


8月1日から前後3週間くらいが虫を見るのに一番いい季節だそうだ
成虫が一番活躍していて数も種類も多い
アオスジアゲハは飛翔力があって飛ぶのが早い中々絵にならない
ヤブガラシの花などで吸蜜すると言うが 本当だった
ヤブガラシの花に10頭ほども群がってお食事中だった
腹が一杯になって満足したのか交尾のペアーがいた
チョウの交尾のウンチク
オスがメスを求めて飛び 見晴らしのいい場所に居たり 食事の出来そうな場所に行ったりして メスを見つけると すぐに接近しメスが止まればすぐ隣に舞い降りて 腹を曲げて交尾する オスは腹の先端でつながったままメスとは反対の方向を向くように回転する その結果オスとメスは反対向きに一直線の姿勢となる 何か急な危険が迫ったりするとどちらか一方が羽ばたいてもう一方をぶら下げたまま飛んで移動したりして 簡単には離れない
さて 交尾の間オスからは精子とそれを包む精包が渡される
精包には栄養が含まれていてメスはこの栄養を使って卵を成熟させる
メスは成熟した卵を産み終わると再び交尾したりする
ギフチョウやウスバシロチョウはオスが精包の材料を使って栓をつくりメスの交尾器を塞いでしまうのもいるそうだ
交尾と産卵は別の穴なので産卵に支障はないらしい
虫の生態も色々で面白い
長い話にってしまいましたが お読み頂きありがとうございました