トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コヨシキリ

2012-07-16 | 野鳥


昨日アップしたのはオオヨシキリ
今日はコヨシキリ
長い間同じような所に居る鳥と思っていたがオオヨシキリは主に蘆原 コヨシキリは草原 湿原 川原に居る

♪青い~葦原ー ヨシキリが鳴く~ キリリキリリとヨシキリが鳴く~~♪
高校の時に授業で唄った歌 どんな鳥か知りもしなかったが 今思えばこの歌はヨシキリと言う名の鳥はいないからコヨシキリの歌だった

コヨシキリ:スズメ目ウグイス科 夏鳥 大きさは14cm スズメ大 眉斑が明瞭
鳴き声はチリチリチリチュチュなど金属的で細い声で囀る

オオヨシキリ

2012-07-15 | 野鳥


葦原で今年もオオヨシキリの賑やかなギョッギョッシの鳴き声が響き渡っていた
5月頃からこの鳥の大きな声を聴くと夏を思う
昼も夜も喧しく囀るので「行行子(ぎょうぎょうし)」とか葦原雀とか言われる
囀ると口の中が赤っぽく見える

俳句の夏の季語でもある 「行行子声は男の下駄の音」・・おそまつ

オオヨシキリ:スズメ目ウグイス科 18cmの大きさ 夏鳥
蘆の茎を裂いて隋に居る虫を食べるので「葦切・蘆切」とも言われる

ヨシゴイ

2012-07-14 | 野鳥


関東では20年振りと言うオオヨシゴイが出たと言うので見に行って 飛んだ姿をチラリと見てきた

帰り際に田んぼのあぜ道でヨシゴイが横切ってゆくのに出会った ラッキー!

ヨシゴイ:コウノトリ目サギ科 葭原湿地などに生息するので「ヨシ原のゴイサギ」の意味で江戸時代からヨシゴイと呼ばれていた
新潟や下越地方の方言で「ゆうれいどり」「ばかどり」というが これは多くの男に騙されて自殺した娘がこの鳥に化けて夜な夜な男を待ち伏せするという伝説にもとずくものだと言う
可哀相やらぞっとする話

大きさは37cmで夏鳥 主に6月から9月頃が見やすいが葦原の中に隠れて中々はっきりは姿を見せてくれない
主には魚だが小型のエビ ザリガニ カエル昆虫類も捕食する

右側の飛翔している写真はだいぶ前に別の場所で捕ったもの

シオカラトンボ

2012-07-13 | 虫類


庭の物置の上にシオカラトンボとムギワラトンボが番って止まっていた
ムギワラトンボはシオカラトンボのメスで麦わら色なのでムギワラトンボとも言う
この色の違うトンボの番は初めて見る気がする

トンボの番(つがい)は形が何とも変わっている

メスを見つけたオスは尻尾の先の付属器でメスの首筋を掴む
連結したペアーは交尾をするが オスの生殖口は尾の先ですでにメスの首筋に食い込んでいて使えない
そこで雄は腹の付け根にある交尾器に前もって精子を移しているのである

連結したメスは腹を前に曲げて腹の先にある生殖口をオスの交尾器にあてがうことでやっと交尾が成立する

庭には池など無いからこれから水辺を求めて行かなければならないから大変だ
がんばれがんばれ!!


カラマツソウ

2012-07-12 | 樹木 草花


花の姿がカラマツの葉を思わせるからカラマツソウ
山地から亜高山の草原に生える多年草

高さは1m位で草原の草地にのっきりでてユラユラしている様は風情がある

キンポウゲ科の花で花期は7~9月

ツクバネソウ

2012-07-11 | 樹木 草花


大きな4枚の葉が輪生していて羽根つきの羽を思わせることからツクバネソウ

葉は4~10cmほどで くきは15~40cm

茎頂に長さ3~10cmの花柄を立てて 5~8月に緑色の花を上向きにつける
ユリ科ツクバネソウ属
 

ツルアジサイ

2012-07-10 | 樹木 草花


山地の林内で大きな木に白い花が見事に咲いているのに出会う
立派な花は大きな木の花ではなくてツルアジサイの花である

ツルアジサイはつる性の落葉木本で 幹や枝から気根を出して他物を這い上り長さは5~10mにも達する

這い上った木を覆い隠すように枝を張って花を咲かせるので 木にとっては迷惑な事だろう

ツルアジサイ:ユキノシタ科アジサイ属 花は6-7月頃に咲く 枝先に10~18cmの花序を出す 装飾花は白色で萼片は4個 春先の新芽は食べられる                                          

マタタビ

2012-07-09 | 樹木 草花


山地や丘陵などを歩くと葉が白く変化している木がある
マタタビである

開花と同時に葉が白くなり虫たちに存在をアピール
果実は熟すと赤くなり 穏やかな辛みがある

花時に葉が白から紅に変化するものはミヤママタタビで写真右

マタタビ:マタタビ科マタタビ属
ご存じのように猫の仲間が好む
果実には辛みと香りがあり塩漬けや果実酒にする

ゲンジボタル

2012-07-08 | 虫類


夏の風物誌 ホタル

郷愁を誘われるのかフワフワした飛び方が面白いのか 小さな公園でもホタルを飼育して見せてくれるところもある

ゲンジボタル:コウチュウ目ホタル科
大きさは15mm位 腹部を発光させてメスを呼ぶ 発光する腹節はオスは2つ メスは1つ
幼虫は水生でカワニナを食べて育つ 
ミズゴケの中に卵を産むのでその場所で卵を育てたり 別の場所で卵を育てたりする

ニッコウキスゲ

2012-07-07 | 樹木 草花


草原でニッコウキスゲが花盛り

ユリ科ワスレナグサ属の花で朝開花して夕方には閉じる一日花
和名はゼンテイカ(禅庭花)

草原でこれだけ一度に咲くと見事言うほかない
しばし見とれる

ホオジロ

2012-07-06 | 野鳥
 

ホオジロは何処にでもいる感じがする
都心の公園では会わないが行く先々で良く出会う

山道を歩いていたら2羽が現れてきつい声で鳴いて傍を離れない
どうやら近くに巣があって脅しているらしい

ホオジロの巣は木の枝などに枯草の葉茎根などを粗く組み合わせお椀のような巣を作り産座には糸状の草木の根などを編むように綿密に敷き詰めてある

囀りはなかなか素晴らしい チョッピイチチュチュチュリチューなどレパトリーも多い
聞きなしは「一筆啓上仕り候」

写真の左がオス 右がメス
メスの方が全体にオスより淡色で頭部に黒色の部分はない

ホオジロ:スズメ目ホオジロ科
大きさは17cmほど 留鳥または漂鳥 平地から山地の草原 農耕地 川原 疎林など範囲は広い

ヤマナメクジ

2012-07-05 | 虫類


つい先日ナメクジをアップしたばかりなのに 今度はヤマナメクジである

山野には大型のナメクジが結構居て驚かさせられる
大型種で10Cm以上 触角は短い
脇の楊枝(長さ7cm)と比べてください
太い方が頭

雌雄同体で交尾もするが単独でも受精産卵は可能とか

マイマイ目ナメクジ科

ツバメ

2012-07-04 | 野鳥


小鳥たちは子育ての真っ最中
スズメ シジュウカラ ドバト いろいろな方からお話を聞く
鳥の話をする人はみんな楽しそうに小鳥の子育てを見守った経験を話してくれる

身近に見られる子育てでは何と言ってもツバメである
もう2回目か頑張った親はそろそろ3回目の子育ての最中だろう

ツバメの子育て回数は2~3回 新しく巣を作ることもあるが古い巣を手入れして使うこともある
卵は4~6個くらい 写真の子ツバメは3羽・・ちょっと少な目
抱卵は約2週間 在巣日数は餌の状況でかなり違うが17~24日ほど

一つの巣の兄弟をDNA鑑定するとかなりの確率で父親が違う
色々な遺伝子を母ツバメの本能かな

サワオグルマ

2012-07-03 | 樹木 草花


湿原にカキツバタと共に群生していたサワオグルマのアップ写真
群生している様子は素晴らしかった

茎は柔らかく上部の枝先に3cmほどの黄色い頭花を付ける

サワオグルマ(沢小車):キク科キオン属
水辺に生えてオグルマに似ている事からの命名

ヤナギトラノオ

2012-07-02 | 樹木 草花


山地の湿原に生え高さは30~60cm

葉を柳の葉に花序を虎の尾に見立てた名前
花は雄しべが長くブラシ状 虎の尾かなー と思ってしまう

葉の下の方で一生懸命に咲いていた

ヤナギトラノオ:サクラソウ科オカトラノオ属 花は6cmほど