ヨシゴイ
2012-07-14 | 野鳥


関東では20年振りと言うオオヨシゴイが出たと言うので見に行って 飛んだ姿をチラリと見てきた
帰り際に田んぼのあぜ道でヨシゴイが横切ってゆくのに出会った ラッキー!
ヨシゴイ:コウノトリ目サギ科 葭原湿地などに生息するので「ヨシ原のゴイサギ」の意味で江戸時代からヨシゴイと呼ばれていた
新潟や下越地方の方言で「ゆうれいどり」「ばかどり」というが これは多くの男に騙されて自殺した娘がこの鳥に化けて夜な夜な男を待ち伏せするという伝説にもとずくものだと言う
可哀相やらぞっとする話
大きさは37cmで夏鳥 主に6月から9月頃が見やすいが葦原の中に隠れて中々はっきりは姿を見せてくれない
主には魚だが小型のエビ ザリガニ カエル昆虫類も捕食する
右側の飛翔している写真はだいぶ前に別の場所で捕ったもの

庭の物置の上にシオカラトンボとムギワラトンボが番って止まっていた
ムギワラトンボはシオカラトンボのメスで麦わら色なのでムギワラトンボとも言う
この色の違うトンボの番は初めて見る気がする
トンボの番(つがい)は形が何とも変わっている
メスを見つけたオスは尻尾の先の付属器でメスの首筋を掴む
連結したペアーは交尾をするが オスの生殖口は尾の先ですでにメスの首筋に食い込んでいて使えない
そこで雄は腹の付け根にある交尾器に前もって精子を移しているのである
連結したメスは腹を前に曲げて腹の先にある生殖口をオスの交尾器にあてがうことでやっと交尾が成立する
庭には池など無いからこれから水辺を求めて行かなければならないから大変だ
がんばれがんばれ!!
ホオジロ
2012-07-06 | 野鳥


ホオジロは何処にでもいる感じがする
都心の公園では会わないが行く先々で良く出会う
山道を歩いていたら2羽が現れてきつい声で鳴いて傍を離れない
どうやら近くに巣があって脅しているらしい
ホオジロの巣は木の枝などに枯草の葉茎根などを粗く組み合わせお椀のような巣を作り産座には糸状の草木の根などを編むように綿密に敷き詰めてある
囀りはなかなか素晴らしい チョッピイチチュチュチュリチューなどレパトリーも多い
聞きなしは「一筆啓上仕り候」
写真の左がオス 右がメス
メスの方が全体にオスより淡色で頭部に黒色の部分はない
ホオジロ:スズメ目ホオジロ科
大きさは17cmほど 留鳥または漂鳥 平地から山地の草原 農耕地 川原 疎林など範囲は広い