ショウブ 2014-06-15 | 樹木 草花 ショウブの花が付いた 花序には小さな両性花がビッシリ付き花序の下の方から咲いてゆく サトイモ科ショウブ属で水辺に群生する多年草 万葉集で「菖蒲」と書いてアヤメと呼んでいた 一方アヤメ科のアヤメをショウブと呼んだりしてすっかりこんがらがってしまっている 5月の端午の節句にお風呂に入れるのはこのショウブの葉 花序は包んでいた苞も花茎も葉とよく似ているので葉の途中に花が付いたように見える
クロウリハムシ 2014-06-14 | 虫類 黄褐色の体と光沢のある黒い前翅が印象的なハムシ 結構可愛い 何処でも見かける数も多いハムシ 前翅が黒くウリ類を食べるためこの名が付いた 幼虫はイモムシ型で土中でウリ類等の根を食べて育つ 成虫で枯草の中などで越冬してダイズや作物も食べ野菜の害虫で有名 葉に丸く穴を開ける食べ方をする 大きさは6mmほど
マエアカスカシノメイガ 2014-06-13 | 虫類 蛾がクモの糸に絡まれてもがきながら落ちてきた 腕で受け止めるとクモも一緒で喰らいついていた 体液を吸われたのか蛾はすぐに動かなくなった マエアカスカシノメイガというメイガ科の仲間 翅の前縁が赤褐色に縁どられて 翅は鱗粉が少ないため透かしのように半透明 幼虫はアオギリやキンモクセイに付く 成虫は花の蜜を好む 開長30mm位有る
マダラホソアシナガバエ 2014-06-12 | 虫類 青緑色の金属光沢をしているスマートなハエ 素早そうでハエの中では一番のお気に入り 翅には黒い斑模様があり中央付近には白い斑紋もある 森林内や林縁の下草の上に良く見られる 大きさは5mm位ととても小さい
コルリ 2014-06-11 | 野鳥 オスの上面の青色が特徴のコルリ メスは全体がオリーブ褐色で腹が白っぽい 夏鳥として本州中部以北に渡来して 林床にササや低木が生える落葉広樹林に住む 主に茂みの中で活動するため姿はなかなか見られない 渡来直後や早朝などは梢などに止まって囀ることもある 声は まず前奏がチッチッチッと入りピンツルル チージョイジョイジョイなどと聞こえる 全長14cm 縄張り内でクモ類昆虫類ミミズ類などを採食する
クロツグミ 2014-06-10 | 野鳥 成鳥のオスは頭から背 尾にかけて黒い 嘴は黄色で白い腹に黒斑が有る 主に夏鳥として渡来する 広葉樹林にもスギ林にもいて地上で昆虫などを捕える 最近数が減ったか なかなか見られない鳥の一つ 声量が有り音楽的ないい声で囀る 大きさ22cm
スッポン 2014-06-09 | 小動物 他 スッポンが長い首を伸ばして日向ぼっこをしていた 伸ばせば首の長さは甲の三分の二にも達する 甲は扁平で皮革質 甲板は無く柔らかい皮膚で覆われている 鼻孔の先端は突出していて愛嬌のある面白い顔だ 尾が見えなかったので雌雄は分からなかったが オスは尾が太く長く メスは短い 食べ物は動物食で魚類や水生昆虫 貝類 甲殻類 両生類などを捕食する 飼育の場合はパンやイモなど植物質のエサも食べる 日本のスッポンは固有の亜種
ナミギセル 2014-06-08 | 虫類 公園の倒木に貝が付いていた 陸に居る貝なので大雑把に陸貝(陸生巻貝)と言ったりする マイマイ目キセルガイ科のナミギセル カタツムリの仲間で殻は左巻き 時折見かける 菌類 コケ 朽木 落ち葉などを食べる 大きさは3cm程で4~11月まで見られる
ジシバリ 2014-06-07 | 樹木 草花 草原に一面に咲いていた 細長い茎が地面を這い所々で根を下ろして増え まるで地面を縛るように見えるのでジシバリという 少しでも土が有ると岩の上でも生えるので岩苦菜とも呼ぶ 山野の日当たりの良い所に咲くキク科ニガナ属の多年草 花期は4~6月 日本全土に分布する
ムラサキシキブ 2014-06-06 | 樹木 草花 今日は24節季の芒種 芒(のぎ)穀物「稲 麦」の種を蒔く時期 秋になって紫色の美しい色の実が生るのを紫式部にたとえてムラサキシキブの名が有る 実の色も素晴らしいが小さな可愛い薄紫の花も素晴らしい クマツヅラ科の落葉低木 山野の林内や林縁に生育しているが最近は植栽されてあちこちでみる 庭などにムラサキシキブと称して植えられているものの多くはコムラサキと言われている コムラサキは葉の上部にのみ鋸歯が有る 花序の柄が葉腋より上に付くなどの区別点がある
リュウキンカ 2014-06-05 | 樹木 草花 関東は本日梅雨入りした これから3日ほどは雨予報 リュウキンカの花が一面に咲いた 湿地や水辺に花茎を立て金色の花が咲くのでリュウキンカ(立金花)という 葉はフキの葉のように丸く7cmほど 上部葉腋や茎頂に2cmほどの鮮黄色の花を開く 萼片が花弁状になっていて花弁は無い
シラネアオイ 2014-06-04 | 樹木 草花 多雪地の山中に生える多年草 高さは20cm程だったが花が終わると60cmになるそうだ 花の大きさは5cm程 花弁状の萼片4個に包まれる 花色は時に白色のものもある 中部地方以北に分布している
ケブカキベリナガカスミカメ 2014-06-03 | 虫類 6月の初めでは記録的な暑さが続いている 明日から少しづつ涼しくなって梅雨入りも間近ということになりそう 黒くて細長く背に黄色の斑がある小さなカメムシ おおきさは6mmほどでミズナラやカシワ等に付き汁を吸う カスミカメムシ科キベリナガカスミカメムシ属だそうだ 体が小さいのになんと長い名前だ
オオギンスジハマキ 2014-06-02 | 虫類 ハマキガ科の仲間のオオギンスジハマキ 赤い地色に銀色の筋模様が入って何と素敵な色模様 大きさは1cmほどだった 幼虫はバラ科ニレ科カエデ科などを食害する 都心の公園でも綺麗な蛾が居るもんだ
キビタキ 2014-06-01 | 野鳥 涼しい山の中で素敵な小鳥のさえずりほどいいものは無い 今年もオス(左)とメスに出会えた オスの黄色いが目立つのでキビタキ 姿 色模様 囀り 新緑のさわやかなイメージにぴったり 夏鳥 全長14cm 平地から山地の林に居る 都心周辺でも渡りの時期には時折出会う 明治神宮で繁殖の記録が有るそうで 今年もこの時期に盛んにさえずりが聞こえるので子育てしているかもしれない