いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

かしこいコンシューマー

2009-05-28 19:36:16 | 日記
 常々、かしこい消費者にならなければと思っている。なにしろ
われわれを消費者とみなす相手(一部の善良な管理者は除き)は、
あの手この手で、二重、三重の仕組みを弄して、それが商売とば
かりに「モノ」の価値をどうとも取れるあいまいなスタンス(お
薦めですよ、というおせっかいな価値判断)で市場に提供してく
る。

 食品安全、品質管理に神話のあった国産品を謳(うた)って、
実は外国産だったとか、お値打ちと言って、結果(調理したら)
として品質管理ができていなかったモノとか、平然と市場信義に
背いてきた。

 そういう業界体質の歴史があるから、「低価格+品質保証+サ
ービス精神=消費者サービス」という図式が、いまだに消費者か
ら認められてこない。

 バーゲンセールで買いたいモノは除外品だったり、どうみても
通常セールの売れ残り品の一掃セールという概念がつきまとう。
消費者の信頼を得ていない現状を自ら生んでいる。

 上昇気流に乗れない急激な景気悪化の中、高速道路料金の土日
一律1000円、夏の繁忙シーズンの航空料金のいっせい値下げ
(空席があればどこに行くにも国内1万円)、外食産業、衣料品
雑貨販売の値下げ競争と、ここにきて需要拡大、獲得に向けた業
界の覚悟もでてきた。

 業界も、無理をとおせば足元が危なく、しかし企業精神を失墜
する小手先のツジツマ合わせもできずに、消費者は善良な管理者
としての企業マインドを選別し育てる時がきた。

 かしこい消費者はサービス精神、品質管理の「高い付加価値」
が、厳しい時代を成長する企業エネルギーになることを発信する
購買意欲、役割も持っている。

 低価だけじゃなく、消費社会のニーズにあった品質管理、サー
ビスによる企業努力の「高い付加価値」が試される時代に、消費
者もかしこい選別、選択により優良企業を育成する課題も持って
いる。

 

 



 

 

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