いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

2020年。  evolutional epoch

2010-06-09 19:50:17 | 日記
 (1)2020年は、①HV,EV車、バッテリー(リチウム)エネルギー、太陽光発電によるゼロ・
エミッション・タウン(zero emission town)による温室効果ガス(二酸化炭素)排出量を
25%削減(90年比較)、②債務残高(累積赤字財政)をGDP比率で減少化、③65才以
上の全人口に占める割合が40%の本格的少子高年令化社会を迎える。

 温室効果ガスは減少どころか、上昇比率は下がり気味とは言っても年々上昇傾向にあり、
日本もすでに亜熱帯気候に入ったと言われれて、相変わらず温暖化は加速している。

 (2)累積赤字800兆円台、10年度予算の国債発行(赤字)50兆円弱という世界でも類の
ない国家赤字財政を受け継ぐ民主党第2次内閣は、税制改革(消費税増税)、負担ばかりで
ない社会保障、福祉の充実で、あらたな雇用の創出による経済、財政再建を目指す。
 政治とカネの「問題」を排除した内閣とはいえ、「0(zero)」からのスタートで実績は未知数
のままだ。

 (3)同じく新体制となった経団連は、政府にばかりは頼っていられないと独自路線。長い
既得権政治(自民党)の居座りは、国民生活にもそれぞれのエポック(epoch)で過度の負
担を当然の帰結のように強いてきたが、それを見過ごしてきた責任は国民にもある。

 温室効果ガス削減、社会保障、介護で国民ひとりひとりが考え、行動できることはある。
政府ばかりに頼ってはいられない。
 少子化高年令化社会での各世代間の協力交流のフレームワーク(frame work)づくりにも、
政府ではない国民の力のあり様は大きい。

 そういう時代に既得権政治の当然の帰結の崩壊と同様、同類のコアな利益集団の経団連
の存在とは何なのか、すでに終焉した役割に考えさせられる。
 デフレ経済、不況、消費低迷の社会現象の中で、経団連の政府に頼らない独自路線の貢献
の道は示せれるのか。

 (4)社会は、世界は、つかみどころのない閉そく感(blockade)に覆われているもどかしがあ
る。経済、社会、文化すべてが閉そく状態。自分の生活、自分の役割、自分の世界の個人主
義というのは、それはそれで間違ってはいない。
 個人主義が経済、社会、文化とのつながりの中で、存在価値をどう評価して影響力を持つ
のか、そこを考えない、その一歩が踏み出せない「どうでも感」が社会を支配している。

 新首相は、「恋愛とか趣味とか幸福になることにはできるだけ介入せずに、貧困、戦争と
いった不幸を最小にすることに貢献するのが政治(要旨)」と言った。
 このパラドックス(paradox)としての、国民ひとりひとりの社会参画はある。

 (5)2020年までの10年(で、国民ひとりひとりが考え、行動すること)が、その先の時代、
社会、世界の進化への大きなエポック(epoch)として影響力を持ち、またその取っ掛かり
は、ある。
 

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