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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

安全、安心のマーケティング。  marketing control

2010-06-10 19:54:03 | 日記
 (1)口てい疫感染(infection)。発生元のひとつと言われる熊本県えびの市は、徹底した
市、市民あげての封じ込め対策で、終息が確認されたが、宮崎県では畜産圏の都城市への感
染で被害拡大が止まらない。

 えびの市では、道路の消毒と合わせて新聞、牛乳、封書小包の各家庭への配達を中止(各
ポストをテープで封印)して、連絡のうえ特定の場所まで取りに行く防疫システムを徹底した。
 車、人が全家庭を回ればそれだけ感染力、感染範囲を拡大して被害を拡大することになる。
 初期の徹底した対応が感染を抑制する効果を示している。

 (2)口てい疫感染地域の家畜は、感染の有無にかかわらず殺処分で「感染」と「市場への
出回り」防止をはかっている。これも徹底した行政管理と自主的で良質な業界対応が求めら
れる。口てい疫感染の家畜であっても、人間には影響はないと言われている。

 市場に出回ることはないと見られるが、なにしろ宮崎牛でなくても、全国のブランド牛の
子牛のほとんどが宮崎産というからには、食肉業界の安全で安心の市場管理(marketing control)、
品質管理(quality control)で消費者保護サービスを心がけてほしい。

 もちろん防疫対策(prevention of epidemics)だけでない食肉業界への政府の安全指針
の情報開示と品質管理が求められる。
 鳥インフルエンザも、人間感染はないと言われながら、アジア諸国では感染による死亡例
もあった。消費者の安全、安心意識に細心の対応が必要だ。

 (3)JR東海の社員85名が4年間で延べ660件の磁気カード不正(無賃)乗車を行っていた。
(報道)乗車システムを開発、商品化してノウハウを有する側、者のそのノウハウを悪用しての
恣意的不正。
 25才以下の若者が不正乗車の大半(70名)を占めて、程度の悪さと視野の低さに驚かされ
る。特定者にしか持ち得ない情報を悪用して恣意的に不正利益を受ける発想の貧困は、GDP
世界第2位の先進的国、社会へのパラドックス(paradox)としてのあまりに脆弱な利己主義だ。
 利己主義。ここでも政治基盤の崩壊、不安定、停滞による国民への影響が感じとれる。

 (4)その政治。民主党第2次内閣は、前幹事長の影響力を排除した陣容で、国民の支持は
66%までに回復した。国民の民主党前政権の否定も、民主党政治の基盤まで否定するもの
ではない。

 民主党前政権の自滅でも支持率を下げる自民党。その既得権(vested rights)政治体質
を今も具現する民主党前幹事長は、この期に及んでも、新幹事長との引き継ぎを2分ですま
せ、めずらしく5分も記者と懇談して権力欲に意欲を示す。

 こういう前幹事長的(既得権政治)政治体質を長年見過ごしてきた政治風土は、すでに今
の大多数の国民の目にはない。

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