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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

現実と白日夢。  reality and waking dream

2010-06-12 19:40:16 | 日記
 (1)民主党第2次内閣が発足しての首相側近議員の政治資金不適切問題。公開対象にとも
ない政治資金の処理不適切問題がこうも続くと、基本的に政治家の資金管理にはどこか問題
はあると言える。
 側近議員の親友のマンション自宅を政治活動の事務所と届け出て、その経費を支出してい
た。実体があれば、手続上は事務所はどこでもかまわないわけだけれど、他人が住居として
占有するマンション住宅を政治活動の事務所とする政治活動の取組み方、精度、質、良識が
問われる。

 おまけに、政治団体支出(備品、消耗品、事務所費)として、少女向けコミック誌、CD、おも
ちゃ、衣料品、食料品代が計上されていた。一般家庭の生活経費かと見紛(まご)うばかり
の不適切。
 翌日、この疑惑に同議員から秘書の私的なレシートがあやまって混入していたとの釈明が
あった。政治団体の資金収支報告は、レシート内容を精査して集計しなければ計上できない
のが常識で、私的なものがゴミ箱に混入するような程度のものとは次元が違う。あきらかに
注目度の低い支出項目に対して、意図的な隠し計上を企(くわだ)てたと見るのが常識だ。

 政治家の資質の問題と合わせて、パラドックス(paradoxs)として政治資金が豊富、潤沢
すぎて政治活動費だけでは使い切れずに、あれこれ混入して体裁をとりつくろっているのだ
ろう。
 名古屋市長が主張する、政治家の手当ては庶民感覚の年間800万円でいい、という理念
がものすごく現実味を帯びて聞こえてくる。

 (2)赤道直下というと灼熱の常夏をイメージするけれど、実は「強風がなく気温が1年中、
26~28度で空調が不要」(資料)の自然環境地帯。
この自然環境を利用してゼネコンと全国大学の連合体が、赤道直下の洋上に完全自給型人
工都市(artifical urban society:3~5万人規模)を計画した。
 現実社会の閉そく感を打破(break over)する目的の洋上実験都市で、夢物語ではなく15
年後に実現させる実施計画。

 従来の開発よる環境破壊を抑制して、先端的な技術開発で次世代社会に環境適応型の多
様な技術を活用する取組みがはじまっている。
 自然環境は好条件で適応できても、生活環境(3~5万人規模の洋上人工都市)に適応で
きるのか。宇宙(ステーション)生活並の自制力が要りそうだ。

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