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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

86%への勝利。  world cup soccer 2010

2010-06-15 19:58:44 | 日記
 ワールド杯サッカー南アフリカ大会4日目。日本対カメルーン。前、後半90分を通して
日本代表が放ったシュートが5本(カメルーンの3分の1)。そのうちの1本、前半39分
に右サイドをドリブルで持ち込んだ松井(MF)がカメルーンプレーヤーをフェイント(faint)
で左に一旦かわし、左足で長いクロスをカメルーンゴールの左サイドに流した。

 ゴール前はカメルーンプレーヤー5人に日本代表は、本田(FW)と大久保(MF)の2人。
カメルーンプレーヤーの右側につけていた本田は、カメルーンプレーヤーの目がフェイント
をかけた松井に注がれているうちに、裏を突いてゴール左外に移動し、回り込み、そこに
松井の左足からの絶妙の距離感、スピードのクロスボールが相手ディフェンスの頭上を超
えて、まず本田の左足で止めて、それを右足で軽くトラップ(trap)して落して、そのまま左
足でカメルーンゴールキーパーの右サイドをゴールに突き刺した。

 松井のクロスの精度とゴール前の本田の落ち着いたボールコントロールが際立った見事
なゴールだった。海外でプレーする2人の芸術性の香り高い連携プレー。

 日本代表は、守備的MFのアンカーを中盤後方の中央にひとり配置して、守備的(defensible)
布陣を敷いた。攻撃力が高く、フィジカル・ストレンジ(physical strength)にも強いカメルーン
の攻撃を厚いディフェンスで防ぎ、数少ない攻撃に賭けた戦略。

 日本代表シュート5本のうち、もう1本、後半に長谷部(MF)がカメルーンゴール正面から
放ったシュートをキーパーがはじいたところに、オフサイド・ポジショニングの岡崎がシュート
を放ちゴールポストにはねかえされたものが、強烈だったのみ。

 後半はカメルーンに攻め込まれた。日本ゴール前の日本代表ディフェンダー数人の壁の頭
上を超えた、中央からの強烈なカメルーンのロングシュートは、ゴールポストにはねかえされ
た。ヒヤリとするシュート、瞬間だった。
 贔屓(ひいき)目に見れば、このシュートも日本ディフェンスの壁の頭越しだったので、
クロスバーより下にコントロールされることはなかったのではないのか。

 後半にはいってもボールを持ったカメルーンプレーヤーを日本代表が3人で囲んでボール
を奪い返すなど、最後まで攻め込まれながらも日本イレブンのフィジカル・ストレンジ、運動
量は衰えず、戦略どおり1点を守り切った。

 これで、私的には日本代表の1次リーグ突破1%の確率が、この初戦勝利で86%(過去
の統計)にはねあがったことになる。
 冬を迎える南アフリカの気候、たとえばアフリカ勢とはいえ代表のほとんどが欧州で活動
する公平な高地ゲーム環境が、日本代表にも追い風となるのか。オランダ、デンマークと強
豪国とのゲームが続く。

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