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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ここまできたデータか。  ultimate data style

2010-06-29 20:14:05 | 日記
 (1)データ化の時代真っただ中である。ここまできた。ワールド杯サッカー南アフリカ大会
の1次リーグ3試合で日本代表のプレーヤーの総走行距離が331.45キロ(1試合平均
110.48キロ)、今夜ベスト8をかけて対戦するパラグアイ代表が310.633キロ(同103.
54キロ)(FIFA公式記録)。

 日本代表がパラグアイ代表に比較して1試合平均10キロ弱長く走り回って、全代表中2
番目に長く、1次リーグ突破代表ではもっとも長く距離を走ったことになる。
 戦型(formation)、戦術、戦略(strategy)、チームの特徴(characteristic)で走るスタイル
は異なってくるから、一概に多く走っているからどうということはないが、よくもまあここまでデ
ータ化したものだ。

 南アフリカの冬の季節、高地機能の純化に的確に対応した日本代表のコンディショニング
の良さは実証されている。ここからは、息もつかせぬ密度の高いフィジカル・ストレンジ(physical
strength)にストレス負荷(stress)の90分と、場合によってはさらに延長もある。
 
 ダメージがボディブロー(body blow)のように効いてくる。厚い中盤(MF)構成でディフェンス、
オフェンスにも積極的に参加するチーム事情がデータにもあらわれて、南アフリカの冬の季
節が味方するのか、コンディショニングの回復がポイントだ。

 これからは、「絶対に勝つ」フォーメーションよりは「絶対に負けない」フォーメーションの世界。
 日本代表のフィールドを広く、長く走り回る「視界(the field vision)」には、パラグアイ代表は
十分に捉えられている。今夜11時キックオフ。

 (2)民主党2次内閣の支持率が52%と前回2次内閣誕生時より14%も降下した。この
データは、消費税は4年間は見直さないという、政権交代時の民主党公約をあっさりと財政
見通しの甘さを国民生活に転嫁する「政治的方法論」へのはっきりとしたクレーム率。

 消費税10%増税もそうだが、公約実現、政治的言語の信頼が損なわれてきた政治不信へ
の国民の意思表示、表現だ。消費税増税だけを見れば、賛成47%に反対は50%と拮抗し
ており、財源不足、財政再建には一定の理解も示しており、信頼度の高い「政治的方法論」
の確立、説明責任が問題なのだ。

 (3)大相撲名古屋場所が開催されることになった。事件(野球賭博)の解明もなく相撲協会
の責任問題も仮処分のままの問題の本質を残したままの本場所開催だ。
 61%が開催中止と回答している。すべてが悲観的な状況の中での開催は、パラドックス
(paradox)として、大相撲(国技)、日本相撲協会の不合理性を国民の前に赤裸々にするこ
ととしては、いいのかもしれない。

 こうなったら、TV中継も堂々とやって、その結果、国民が大相撲のその惨状を見て良心的
な判断を持ち、国技としては決別して、スポーツとしての大相撲として改革すべきだ。
 公益法人として税制優遇を受けて、市民感情とあまりかけ離れた組織(organization)は、
それ相当の理念の持ち主でないと、アイディンティティ(identity)を失う。

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