いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

東京国際フォーラム '12。 tulip concert 2012

2012-10-08 20:46:12 | 日記
 財津和夫さんが明日(8日)のコンサートの余力は大丈夫なのかと心配になるほどのすごい熱唱でした。次の日が心配になるぐらいのいい迫力声量出していました。
 周辺をパトカー、機動隊が警備する東京国際フォーラムに来ています。チューリップの東京国際フォーラムAホール2daysの1stコンサート(7日)です。9日から日本が注目されるIMF(世界銀行)総会が同フォーラムで開催される厳重な警備のその直前の2日間のチューリップコンサートです。よくこんな日程で東京国際フォーラムAホールがとれたものです。
 その期待を実証する巨大なAホール空間に5千人の満員の聴衆が詰めかけた圧巻のチューリップコンサートです。

 午後5時30分すぎにチューリップの5人がステージに登場してオープニングです。ステージ向かって左からシャーツに黒のセーター、デニムにアイボリーのバックスキンの靴できめた安部俊幸(G)、長袖の赤系統のシャーツの姫野達也(V G Pf)、赤系統に模様の入ったシャーツの上田雅利(Ds)、グレー生地に細い縦じまのシャーツにエナメル靴できめた財津和夫(V G Pf harmonica)、淡い薄いブルーに襟が濃紺のシャーツの宮城伸一郎(B)です。

 ステージ両脇に超大型のスピーカーをひとつづつ配置して、あとはホール常設のスピーカーを使用した音響はクリアーで重厚なサウンド、グルーブ(groove)感の音響効果となりました。いい音出しています。

 安部さんが「チューリップで一番若いのは宮城くんで、若いといいましても相対的に若いだけで、その宮城くんがついにきました老眼が、ホテルのバスルームにあるアメニティ(amenity快適化商品)のシャンプー、リンス、洗顔液が小さい容器に小さい字で書いてあるのでよくわからないと言うんで、老眼の先輩のぼくとしてはまずバスルームに入る前によく確かめてしっかり握りしめてから入るのがいいと伝えました。」

 姫野さんが「春先からダイエットに努めまして少しやせたんですが、夏になって外が暑くなって運動不足になりましてまた元に戻って、こりゃいかんと運動して引き締めたんですが秋になって食欲の秋ということでまた太りだしてきました。」
 財津さんがイビキをかき出しまして、姫野さんが「財津さん、ちゃんと聞いていますか」に財津さんが「ちゃんと聞いているから、眠くなるんじゃん」

 ハプニング2題。①「ブルースカイ」のあと、ステージ暗転の中、財津さんが安部さんの方に歩み寄ってなにやら会話してお互いに大笑いです。財津さんの「心を開いて」のあと、安部さんのMCになって「先ほど妙な間があったでしょう。わたくしは、ここでMCの段取りなんですが、先ほど財津さんがそこでぼくのMCだと勘違いして忘れていると思って、すごい心配してぼくのところにやってきてそう言うんです。本当は財津さんが歌うところでした。」
 この間、財津さんにスポットライトがあたって、財津さん「照明さん、かんべんしてくださいよ。」

 ②次に歌う「風のメロディ」を紹介していた安部さんの話し中に、一旦それとなくステージを降りていた上田さんが安部さんの話が終わってもドラムに戻れずに、あれっと間があきます。汗が手術後の目に入ると痛いですからサプリメント補給にでも行っていたのか。

 財津さんがチューリップを総評します。
 「チューリップはいろんなスタイルをもったバンドでして、どれかしぼりこんでこれがチューリップだというような独自性をもったバンドではないかなと思います。
 長くやっていてだんだんわかるようになりましたけれど、いろんなジャンルの曲が好きで取り入れながら学生気分でやってきました。
 最初は3、4年もてばいいかなと思っていましたが、なぜかレコード、CDが売れなくなってくるんですがコンサートになると皆さん来てくれるんで続けられそうな気分になりまして、そうかライブバンドかもしれないなぁ、最初はビートルズのようにレコード、CDがばぁーと売れてのんびり暮らしていこうと思っていましたが、ずっとコンサートの毎日になりました。
 おかげでこうやってみなさんが今日もコンサートに来ていただいて、見守っていただいて、最近はチューリップはライブバンドなんだなとつくづく思うようになりました。」

 「Mr.プレスマン」の財津さんはいい声だして、見事に「ロックして」いまして、「青春の影」、「虹とスニーカーの頃」とともに圧巻の熱唱でした。
 安部さんのギターは独特のサウンド感、グルーブ感、音色がありますが、今日はとりわけ熱く、迫真のギタープレイがホールに伝わってきました。

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