いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

山中教授のiPS細胞。 induced pluripotent stem cell

2012-10-09 19:31:29 | 日記
 (1)京大の山中伸弥教授がiPS細胞作成の研究成果で、50才の若さで12年ノーベル医学生理学賞を授賞した。画期的な研究事業からいつかは授賞することが確実視されていたが、研究が現在進行形のものでiPS細胞作成成果から6年余りの異例の評価、授賞となった。

 人間の細胞からあらゆる臓器、組織を作成することが可能な医学、医療分野での人類上待望の画期的な研究成果で、実用化されれば人類救命の究極画期的(ultimate)研究事業となる早期の実用化が待たれる研究事業成果だ。

 10年に続く12年の日本人研究者のノーベル賞の受賞で、近年の日本の医科学研究能力、技術開発力の高さを示すもので、世界に発信できる日本の「専門力」の研究性、持続性、応用性、開発性の高さだ。

 (2)山中さんの場合、人物、研究事業がすでに広く識見されており、その若さ(50才)とともに今までのノーベル賞授賞者に比較してとても親近感のあるより身近な喜びとなった。
 見るからに真面目で、おごりのない「きさく」な人柄に、研究資金の確保のために自ら京都マラソン完走により研究資金を募(つの)るという生活自然体は、パラドックス(paradox)としての究極画期的な専門的研究事業成果との比較落差がきわだって、信頼と信奉の人間研究者「山中イズム」を形成している。

 (3)研究成果の「人工多能性幹細胞」を「iPS細胞」と命名したのも、当時話題の「iPod」を意識して山中さんが命名しており、研究事業の認知度への意欲と機知と時代感覚が伺えて、より身近な親近感を持たせる研究者である。

 (4)山中さんの場合、外国に比較して研究資金、支援、環境で劣る国内(京大)拠点での研究成果で、しかもiPS細胞研究は今や世界同時的な研究分野として山中さんも想像以上のスピードで進化している研究分野と言われて、研究競争も激化している。

 iPS細胞研究成果は、唯一ガン化進行の欠点も解消されつつあり、日本も含めて世界各国で研究成果の発表も相次いで、いよいよ臨床実験へのステップも見えてきている。

 (5)山中さんは、iPS細胞の研究成果のスピード化に実用化のための生命、生存、倫理にかかわる社会規範(paradigm)の整備に遅れがないようすでに指摘もしており、実用化が待たれる研究事業だ。

 山中さんのノーベル賞授賞で研究資金の確保、支援の幅も広がって、さらにiPS細胞研究がより高度で専門的に早期実用化に向けて進むことを願うばかりだ。
 この朗報に、国民からは久々に「自信」という言葉が聞かれた。

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