いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

しずおか。 tulip raise a rumpus concert 2013

2013-05-12 19:51:23 | 日記
 財津和夫さんが、新装なったホールに昔のステージの床材が使われたのを見て、また楽屋口に続くいくつかの石段をのぼると、幾度となく訪れたかってのホール、コンサートでの思い出がよみがえってくると話しています。

 財津和夫さん、チューリップの「巡礼の旅(tour of pilgrimage)」のチューリップ40年コンサートは「そういう」思い出を「沢山つくる、たどるための心の旅」でもあったのです。

 前を見るのも大変な激しい雨が降り続く東名高速を走って、静岡市民文化会館ホールの「今がいちばんいい」チューリップ40年コンサートに来ています。
 雨の日は喉(のど)の調子もちょうど潤(うるお)っていいというのが定説ですが、そのとおり今日の財津さんは爆発的なボイス迫力でホールを圧倒しました。雨の中ホール会館外には入場を待つ長蛇の長い列が出来ています。

 午後5時30分すぎに5人のチューリップが登場してオープニングです。ステージ向かって左から、イエロー系の無地シャーツの安部俊幸(G)、深紅の無地シャーツの姫野達也(G V Pf)、レッド系霜降りシャーツの上田雅利(Ds)、両胸に蓋(ふた)ポケットのついた淡いグレー系シャーツの財津和夫(V G Pf Harmonica)、淡いブルーに縦縞のシャーツの宮城伸一郎(B)です。

 財津ボイスは迫力いっぱいの圧巻爆発力でしたが、マイク、スピーカーの音が「割れ」てホール音響効果は十分ではありません。こもった音感でクリアではありません。
 ホール内はけっこう暑くて、生ギターコーナーのイントロを弾く姫野さんの額に汗がすでにあふれ出して財津さんが後ろに回ってタオルで姫野さんの額をふいています。

 姫野達也。「昨日、はじめて静岡空港に降り立ちました。富士山が見えるかと思いましたが雲がいっぱいで見れませんでした。世界遺産になるようでみなさんも鼻が高いんじゃないでしょうか。(上田さんが「山が高い」と)
 静岡といえば、まずマグロを食べて、桜えびをかき揚げにしてご飯にのせてしあわせいっぱいの時間でした。(上田さんが「(静岡)おでんがうまい」)」

 財津和夫。「ぼくにとっては、静岡のこのコンサートホールは楽屋に入るときのいくつかの石段をのぼっていると『はぁっ』と昔の幾度もおじゃました時の思い出がなつかしく思い出されて、一気によみがえってきます。
 静岡といえば、ちゃっきり節、男は次郎長」と、ち、とん、しゃんと口三味線を入れて1コーラス歌いました。

 「風のメロディー」の財津さんの「風が吹くだけ」のコーラスボイスはほかを圧巻、すごかったですよ。上田さんのドラムワークも重量感、力強さがありました。
 説得力のある「青春の影」、「虹スニ」、「someday somewhere」、「シューティング・スター」と圧巻迫力の財津ボイスが続きます。
 アンコールの「あの娘は魔法使い」のエンディングの「やっぱりあの娘は『魔法使い』の1オクターブあげた『フレーズ』を、今日は財津さん長くひっぱり印象的に歌い切りました。

 今がいちばんいい、チューリップサウンドの感動のコンサートとなりました。今も輝いているのは、「銀の指輪」だけではない。

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