いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

心配な風潮。 uneasy a drift

2013-05-28 19:43:24 | 日記
 (1)本日の紙面は、まあ見事な「橋下バッシング(bashing)」だ。昨日、橋下大阪市長は日本外国特派員協会で記者会見を開き、問題の歴史認識、慰安婦問題を巡る「あきれた」発言(amazing speech)に対する釈明に追われた。

 かえって火に油を注ぐとはこういうことを言うのだろう。本来、日本の倫理観の問題を外国文化にも押しつけて正当化するかのような詭弁(きべん)が糾弾された。

 (2)旧日本軍のアジア植民地支配にかかわる日本の反省と責任を問う歴史認識問題に、現地慰安婦の人権問題認識にかかわる橋下発言で、海外の関心も高く会見場には欧米、アジアからの多くの記者が参加し、それでも収容しきれずに別室でのモニター参加者(報道)も出た。

 会見は予定時間を大幅に超過して2時間半にも及んだ(報道)。さっさと都合の悪い会見を自分のペースで打ち切ることもなく、「ていねいに答えようとしていた」(参加外国特派員)のがせめてもの救いだ。

 (3)この問題に対する橋下さんの「あきれた」発言は、朴クネ韓国大統領が日本の歴史認識問題に強く反省と責任を求め、同盟国の米国にも理解を求めて同意を得て韓中米中心のアジア外交を展開している中で、突如これに反発する形で発信された。

 (4)橋下さんは日本維新の会共同代表として、保守色を強める安倍政権の政治思想、理念、政策と共通するところも多く、政権に代わって一野党の共同代表として歴史認識、慰安婦問題に保守本流的認識を内外に示してみせたもので、一種の外国文化に対するアンチテーゼ(anti these)でもあったし、見た目は順風満帆な安倍政権による国内政治、経済順調に乗った思いあがり、思いすごしが「あきれた」発言になったのではないのか。橋下さんの性格、性分によるものが大きいのではないのかと推察する。

 (5)野党(支持率4%)の議員資格もない共同代表、市長の考え、「あきれた」発言として、とりたてて問題視することもなかったことだが、橋下さん自身が火に油を注ぐ対応で外交、国際問題化させた。やはり、生い立ちによる歴史観、性格、性分によるものではないのか。

 (6)議員資格もない一野党の共同代表の「あきれた」発言を「とりたてて問題視することもなかった」と書いたが、日本社会では思想信条の自由は憲法で保障されており発言は自由だ。

 「あきれた」発言であったからこそ、聞く側、受け手が良識、判断力を持って適当に対応すべきことであって、こうも社会、メディアがこぞって「あきれた」発言を糾弾する、批判する姿勢にも、過剰に反応した個人意思に対する抑圧的、強圧的で不愉快、不遜な感情を覚える。

 (7)逆に橋下さん、海外情報に躍らされている風潮(uneasy a drift)の日本社会が懸念される。
 折しも韓国紙コラム(論説委員)による「日本への原爆投下は神の懲罰だ」という記事も発信されて(のちに謝罪し、韓国政府はこれは個人の意見で政府の見解ではないと表明)、この「あきれた」記事など日本では問題外のこととして、あきれてまともに取り合うこともなかった。

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