(1)飯島内閣官房参与が北朝鮮訪問から今日帰国した。日本を出国する時は隠密裏に北朝鮮平壌空港に到着した時から北朝鮮が詳細に映像付きで動向を伝えて、関係者、国民の衆目の的になった。
飯島さんは小泉内閣の時に秘書官として首相を支えて、小泉首相の電撃的な北朝鮮訪問に尽力したと言われて、その後日本人拉致被害者5人の帰国につなげた。
小泉首相の北朝鮮訪問が結果として良かったのかどうかは判断はわかれる。当時の金総書記が北朝鮮による日本人「拉致」という国家的犯罪を自ら認めて、その後5人の拉致被害者の帰国につながったが、北朝鮮はその後「拉致」問題はそれで解決済みの態度を主張して頑(かたく)なに両国の政治課題として取り扱おうとはしない。
(2)世界から隔絶して先軍政治で日本、韓国、米国の自由主義政治社会への挑発を続ける今の北朝鮮には1国対応では限界もあり、国連レベルでの世界包囲網による政治的、経済的圧力外交が必要だ。
これまでも国連安保理の制裁決議、経済制裁は続けられてきているが、唯一の支援国である隣国中国が後ろ盾となった北朝鮮の挑発にはなかなか効果的な成果、結果となっていない。
(3)ようやく北朝鮮のたび重なる核実験強行、ミサイル発射脅迫による国際社会挑発に対して、中国も国内北朝鮮銀行口座凍結などのはじめての強行制裁に踏み切っての今回の飯島さんの北朝鮮訪問だった。
北朝鮮はなかなかしたたかだ。韓国、米国に加えて中国も強硬姿勢に転じると、今度は日本を利用しての「存在感」の誇示に出ている。日本政府の内閣官房参与と北朝鮮No.2の地位にある責任者が異例の会談をしてその模様を映像、一部音声付きで世界に発信して「存在感」を誇示して、宣伝効果見え見えのパフォーマンスを展開している。それだけ追い詰められてもいるのだ。
さすがに自民党からも北朝鮮に好きなように利用されている(報道)との声も聞かれる。
(4)当然のように北朝鮮に対して連携して対峙する韓国、米国からは日本の「独走」に対して厳しい主張、対応も聞かれる。
韓国、米国の反発を考慮しての隠密裏にしたかった北朝鮮訪問ではあったのだろうが、したたかな失うものなどない北朝鮮には通用するはずもない。
朝鮮半島非核化優先政策で一致している韓国、米国と違って、日本には特に当時小泉首相に北朝鮮同行した現在の安倍首相には日本人拉致問題解決は北朝鮮問題のもうひとつの重要政治課題でもある。日本にとっては何かの犠牲に出来る政治課題ではない。
(5)時期が適切だったかというと、後ろ盾中国からも強制制裁で「八方塞(ふさ)がり」の北朝鮮の誘い、手に乗ったというところだが、パラドックス(paradox)としてはそういう時でないと対話は望めない国とも言える。
現地映像には北朝鮮No.2責任者の横には拉致問題責任者の姿も映っており、飯島さんは「真摯に長時間の会話が出来た」(北京報道)、帰国後は「拉致問題が進展しなければ日本は動かないと伝えた」(報道)と述べており、拉致問題解決に向けて前進することが望まれる。
利用されるだけではない独自性(independency)、実効性外交を展開する時だ。
飯島さんは小泉内閣の時に秘書官として首相を支えて、小泉首相の電撃的な北朝鮮訪問に尽力したと言われて、その後日本人拉致被害者5人の帰国につなげた。
小泉首相の北朝鮮訪問が結果として良かったのかどうかは判断はわかれる。当時の金総書記が北朝鮮による日本人「拉致」という国家的犯罪を自ら認めて、その後5人の拉致被害者の帰国につながったが、北朝鮮はその後「拉致」問題はそれで解決済みの態度を主張して頑(かたく)なに両国の政治課題として取り扱おうとはしない。
(2)世界から隔絶して先軍政治で日本、韓国、米国の自由主義政治社会への挑発を続ける今の北朝鮮には1国対応では限界もあり、国連レベルでの世界包囲網による政治的、経済的圧力外交が必要だ。
これまでも国連安保理の制裁決議、経済制裁は続けられてきているが、唯一の支援国である隣国中国が後ろ盾となった北朝鮮の挑発にはなかなか効果的な成果、結果となっていない。
(3)ようやく北朝鮮のたび重なる核実験強行、ミサイル発射脅迫による国際社会挑発に対して、中国も国内北朝鮮銀行口座凍結などのはじめての強行制裁に踏み切っての今回の飯島さんの北朝鮮訪問だった。
北朝鮮はなかなかしたたかだ。韓国、米国に加えて中国も強硬姿勢に転じると、今度は日本を利用しての「存在感」の誇示に出ている。日本政府の内閣官房参与と北朝鮮No.2の地位にある責任者が異例の会談をしてその模様を映像、一部音声付きで世界に発信して「存在感」を誇示して、宣伝効果見え見えのパフォーマンスを展開している。それだけ追い詰められてもいるのだ。
さすがに自民党からも北朝鮮に好きなように利用されている(報道)との声も聞かれる。
(4)当然のように北朝鮮に対して連携して対峙する韓国、米国からは日本の「独走」に対して厳しい主張、対応も聞かれる。
韓国、米国の反発を考慮しての隠密裏にしたかった北朝鮮訪問ではあったのだろうが、したたかな失うものなどない北朝鮮には通用するはずもない。
朝鮮半島非核化優先政策で一致している韓国、米国と違って、日本には特に当時小泉首相に北朝鮮同行した現在の安倍首相には日本人拉致問題解決は北朝鮮問題のもうひとつの重要政治課題でもある。日本にとっては何かの犠牲に出来る政治課題ではない。
(5)時期が適切だったかというと、後ろ盾中国からも強制制裁で「八方塞(ふさ)がり」の北朝鮮の誘い、手に乗ったというところだが、パラドックス(paradox)としてはそういう時でないと対話は望めない国とも言える。
現地映像には北朝鮮No.2責任者の横には拉致問題責任者の姿も映っており、飯島さんは「真摯に長時間の会話が出来た」(北京報道)、帰国後は「拉致問題が進展しなければ日本は動かないと伝えた」(報道)と述べており、拉致問題解決に向けて前進することが望まれる。
利用されるだけではない独自性(independency)、実効性外交を展開する時だ。