いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

時に事故は起きる。 an accident breaks out by the way

2015-08-16 15:05:58 | 日記
 (1)沖縄県伊計島海域で訓練中の米軍ヘリコプターが輸送艦へのソフトランディング(soft landing)に失敗して甲板に墜落し(報道)大破した。沖縄の8月では11年前に沖縄国際大学構内に米軍大型輸送ヘリコプターが墜落して、住宅密集地の普天間飛行場の移設問題が焦点となり辺野古移設計画に発展した経緯がある。

 今回の米軍ヘリコプター墜落事故でも、米国国防総省は「リスクは減らしたいが残念ながら『時に事故は起きるものだ』」(報道)と語っている。

 (2)「時に事故は起きるものだ」(an accident breaks out by the way)と言われても、自動車事故と違って軍のヘリコプター事故となれば住宅地域にでも起きれば大惨事となるだけに、素直に聞くわけにはいかない。

 米軍はオスプレイの日本基地への配備にあたっても当時訓練中のオスプレイ事故が頻発していたが、上述のような「時に事故は起きる」論理で問題もせずに配備を強行している。
 米軍は覇権主義国家のもとに米国の若い兵士(ほとんどが)を世界の紛争地に派遣して、その生命とひきかえに国家主義、主張を他国に押し付ける世界戦略戦闘組織、集団だから、訓練中のヘリコプター事故など若者の戦場での戦闘生命リスクに比べたらとるに足らない問題なのだろう。

 (3)多分に米国(米軍)がそもそも米国占領政策として日本に押し付けた平和憲法第9条に守られた日本の平和主義に対して、今では人的貢献を求めて違和感を持つことと認識次元は同じなのだろう。

 沖縄国際大学構内への米軍ヘリコプター墜落事故でも、軍事機密のもとに米軍が残骸を撤収して日本側に関知させずに、今回の墜落事故についても同乗訓練中の自衛隊員2人が負傷しているが、国防総省は調査中を理由に「情報が未整理でコメントできない」(報道)と情報統制(intelligence control)を強めている。

 (4)オスプレイの墜落事故でも同様の軍事情報の機密化で原因を明らかにされずに、自由主義国家、情報自由化社会のリーダーシップを自認する米国であっても、社会主義、共産主義のロシア、中国ほかと何ら変わらない「情報統制」ぶりだ。

 米国は開かれた人権自治問題でこれに厳しい国家統制の中国、ロシアのやり方を非人道主義と批判しているが、それぞれの考え、立場、分野の違いを指摘されれば米国といえども何ら変わりがない国家統制による閉鎖性(closure)ということになる。

 (5)米国防総省の「時に事故は起きるものだ」が調査中でコメントできないで片付けられて、沖縄住宅密集地での米軍ヘリコプター事故ではたまったものではないが(もちろん日本でも調布での小型飛行機の住宅墜落事故もあったが)、その日本も特定秘密保護法で政府の判断で重要機密情報が国民に開示されることなく闇の中ということもある。

 世界は主義、主張にかかわらずに国家情報統制が進み、その意味では米国もロシアも中国も日本も同じだ。

 (6)12日深夜に起きた中国天津市のコンテナ基地での大爆発事故でも、中国政府は原因など一切伝えずに(報道)事故のあったことだけを伝えているが、これを必ずしも中国の国家情報統制の特殊事情などと推し計ってばかりはいられない。

 米軍のオスプレイ、冒頭米軍ヘリコプター事故でも、米軍の説明対応は中国のそれと何ら変わりがないものだ。
 
 (7)核保有大国が後発国の核保有を認めずに禁止排除して、まるで国際平和を主導しているかのように振る舞う身勝手を思い知らされて、開かれた情報化時代はパラドックス(paradox)として主義、主張にかかわらずに国家情報統制、寡占化が強化されている。

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