いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政治、国会の私物化。 own property of politics and the diet

2015-10-03 19:38:35 | 日記
 (1)今年12月の任期満了で政界を引退すると公言する橋下大阪市長が原点回帰(the revolution in the original stance)として「おおさか維新の会」を結党した。

 紆余曲折を経て国政政党維新の党を設立したが、東京グループと大阪グループの思惑、政策、スタンスの違いが鮮明になって、橋下市長が政治生命を賭けた大阪都構想が5月の住民投票で否決されて国会に政策実施を働きかける維新の党にこだわる理由も必要もなくなっての、大阪地域政党の原点に帰ってのあくまで自らの政策原点を実行しようとする「おおさか維新の会」の結党であった。

 (2)これにより維新の党の東京グループと大阪グループの主導権争いが激しくなって、それぞれが本家を主張して所属国会議員の争奪戦が表面化している。
 中間派議員からは橋下市長の掲げる「『おおさか』維新の会」の名称は地域色が強いと二の足を踏むものも多く、維新の党に残る議員も多く現在のところでは「おおさか維新の会」は少数派となる見込みだ。

 (3)いつも言われることだが、国会議員は無所属以外はどこかの政党に所属して政党色、政策色を鮮明にして支援を受けて、国政選挙で国民の選択(当選)を受けて代表として国会活動を行っているわけだから、任期途中で勝手な都合で政党を都合よく変わることなど国民審判、選択への背反行為といわれる。

 今回の「維新」を巡る松野代表を中心とする東京「維新の党」グループと橋下市長を中心とする大阪「おおさか維新の会」グループとの本家争い、所属議員の争奪戦は国民の意思をなおざりにした、置き去りにした政治家の野望、欲望、自己願望むきだしの自己中心主義でしかなく、日本の議会制民主主義に背く愚かな行動だ。

 (4)維新の党だけではない。次世代の党からは元自民党議員の平沼、園田の2氏が自民党への復党を願い出て認められて自民党に復帰した。自民党政治に反旗を翻(ひるがえ)して離党した議員が自民党一強時代の中で行き詰まって大樹に寄らばとばかりに自民党に復帰するなどとは、政治家の理念、信念、政策、信条のいいかげんさ、不条理(unreasonableness)をあらわすもので負託を受けた国民を裏切る政治背信行為としか言いようがないものだ。

 (5)次回国政選挙であらたな政党に所属して政策、信条を国民の判断にゆだねることが常道である。維新の騒動も自民党復党も政治、国会の私物化(own property of politics and the diet)であり、安倍政権の安保法制案の会期大幅延長による強行採決による国会私物化の流れがまん延している政治、国会の危機を象徴している。

 (6)橋下大阪市長の「間違い」は、地域政党「大阪維新の会」を理念、政策、信条の違う当時の石原慎太郎代表の「太陽の党」と人気、支持だけを頼りに合併した政治戦略にある。
 原点回帰は間違いではないが遅きに失して、これまでの政治ダメージが大きすぎた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする