(1)今年は10月12日となった「体育の日」は晴天の秋空に恵まれて、当時は10月10日が統計上晴れの確率が高いとして64年東京五輪の開会式が同じような秋晴れの空のもとで開催された。
20年に二度目の東京五輪の開催が決定しているが、その後の商業主義化のIOC方針にともないメディア都合主導の真夏の暑い五輪開催となって、その20年東京五輪もメイン会場となる新国立競技場建設費問題にエンブレム盗用問題、総予算規模問題とやたらキナ臭い、熱い話題にさらされて、今のさわやかな秋空とは裏腹のうっとうしさに包まれている。
(2)その体育の日に合わせて新設されたばかりのスポーツ庁が「2014年体力運動能力調査」の実施結果を公表した。75才~79才男女の「体力(physical strength)」が過去最高値を更新する結果となった。
人生80年時代を迎えて世界でも稀(まれ)な急速な高年令化社会を迎えている日本社会はさらに長寿社会を更新することが確実なデータだ。
とにかく高年令者の元気さには驚かされる。男女とも(特に女性が比較早いように思えるが)高年令者の歩くスピードが早くて、どんどん追い越されていくのが日常だ。
もうほとんどまるでブレーキが利かないかのような地上を飛ぶがごとき早さで歩くのに目を見張るものがある。
(3)75才~79才というと子ども時代の戦争体験者で食糧事情も恵まれていたとは思われないが、穀物、菜食、魚介の日本食中心の意外と日本人としてバランスのとれた食事しかなくてその食事習慣を長く続けてきて、若い時代は近代化もまだで移動にも歩行によることが中心で自然と体幹が鍛えられて日本人に合った基礎体力、骨格が形づくられてきた世代ではないのかと思われる。
その後に続く戦後生まれの世代は欧米食へのあこがれ、外食主義傾向が強い社会で育って、手軽なファストフード、即席フード中心の食糧事情、環境の中で特に若い時代での栄養バランスを欠いて移動もインフラ近代化整備で自力を使わずに体力、骨格、持続力比較では相当劣ることになるのではないのか。
(4)欧米食食糧社会、生活様式、形式環境の中で、確かに戦後生まれの日本人の身長、体重などの身体データは発達傾向にはあるが、中身の体力、骨格、持続力となると多分に低下していくことが予測される。
団塊の世代からがそれに該当するもので現在の超高年令化社会を形づくっており、75才~79才の体力最高記録をそのまま次世代が引き継いで持続してくとは考えられない。
(5)また高年令者の体力向上、長寿社会の中でパラドックス(paradox)として認知症の増加が社会問題化しており、これからは長い人生を生きる動機づけ(motive power)、目的、目標の設定と取り組む姿勢、必要性が強く求められることになる。
これからの超高年令化社会、長寿社会は能力と体力のバランスのいい持続可能性(sustainable balance of ability and physical strength)実現が課題となる。
20年に二度目の東京五輪の開催が決定しているが、その後の商業主義化のIOC方針にともないメディア都合主導の真夏の暑い五輪開催となって、その20年東京五輪もメイン会場となる新国立競技場建設費問題にエンブレム盗用問題、総予算規模問題とやたらキナ臭い、熱い話題にさらされて、今のさわやかな秋空とは裏腹のうっとうしさに包まれている。
(2)その体育の日に合わせて新設されたばかりのスポーツ庁が「2014年体力運動能力調査」の実施結果を公表した。75才~79才男女の「体力(physical strength)」が過去最高値を更新する結果となった。
人生80年時代を迎えて世界でも稀(まれ)な急速な高年令化社会を迎えている日本社会はさらに長寿社会を更新することが確実なデータだ。
とにかく高年令者の元気さには驚かされる。男女とも(特に女性が比較早いように思えるが)高年令者の歩くスピードが早くて、どんどん追い越されていくのが日常だ。
もうほとんどまるでブレーキが利かないかのような地上を飛ぶがごとき早さで歩くのに目を見張るものがある。
(3)75才~79才というと子ども時代の戦争体験者で食糧事情も恵まれていたとは思われないが、穀物、菜食、魚介の日本食中心の意外と日本人としてバランスのとれた食事しかなくてその食事習慣を長く続けてきて、若い時代は近代化もまだで移動にも歩行によることが中心で自然と体幹が鍛えられて日本人に合った基礎体力、骨格が形づくられてきた世代ではないのかと思われる。
その後に続く戦後生まれの世代は欧米食へのあこがれ、外食主義傾向が強い社会で育って、手軽なファストフード、即席フード中心の食糧事情、環境の中で特に若い時代での栄養バランスを欠いて移動もインフラ近代化整備で自力を使わずに体力、骨格、持続力比較では相当劣ることになるのではないのか。
(4)欧米食食糧社会、生活様式、形式環境の中で、確かに戦後生まれの日本人の身長、体重などの身体データは発達傾向にはあるが、中身の体力、骨格、持続力となると多分に低下していくことが予測される。
団塊の世代からがそれに該当するもので現在の超高年令化社会を形づくっており、75才~79才の体力最高記録をそのまま次世代が引き継いで持続してくとは考えられない。
(5)また高年令者の体力向上、長寿社会の中でパラドックス(paradox)として認知症の増加が社会問題化しており、これからは長い人生を生きる動機づけ(motive power)、目的、目標の設定と取り組む姿勢、必要性が強く求められることになる。
これからの超高年令化社会、長寿社会は能力と体力のバランスのいい持続可能性(sustainable balance of ability and physical strength)実現が課題となる。