久しぶりの清水市は駅の裏側の整備が進んで清水文化会館ホールやコンベンションホールが建ち並んで道路も広く整備されて、雑然とした表側と違った近代化が進んでいる。
駅裏の幹線道路の向こう側はすぐ海で魚市場の新鮮な魚介類を提供する食事処が並ぶ。コンサートのMCで財津和夫さんもそこで魚を食べてきたと言ってました。
10月24日に清水文化会館マリナートホールで財津和夫さんの「Tulipの夢を歌う2」コンサートが開催された。
18時すぎにすっかり白髪になった財津和夫さんが白のシャーツスタイルでホール中央に登場、上からすっかり白づくめですらりとした長身ですくっと立つ振る舞いからまるで神父さんの登場を思わせた。
音楽ホールは駅から回廊でつながった新しい装いの大きなビルの中のホールで、内部は木をふんだんに使った音響効果の高いものだ。こういう音響効果のホールでは財津和夫さんのよく声が前にでる発声法のメロウなボイスは説得力があって映えます。
財津和夫さんはあたらしい音楽の時代をきりひらいたミュージシャンであり作曲家でもあり、ことに音に対する真摯な取り組み、こだわりも強いものがある。
ゲストの姫野達也さんとの2人でのアコースティックギターコーナーでは「テネシーワルツ」を一旦歌い始めて、すぐに手をあげて中断して音キーの訂正をします。
姫野さんがギターでイントロを演奏し始めると、ちょっと調和していない違和感があり、やはり財津さんが歌い始めてすぐに待ったをかけました。
姫野さんがギターのカポ(-ダスト ギター変調用)の位置の間違いに気づいて位置を直し、財津さんもギターの調律を気にしてそばのキーボードのところに行ってキーを叩いて音をだしてギターの調律をしています。
音楽家のプロフェッショナルとしては当たり前の気づかいではあるが、これほど入念なのはステージではあまり見かけない光景であり、完成度の高さにこだわる財津さんの音楽へのこだわりの一面を垣間見るものであった。
そうして「テネシーワルツ」を情感たっぷりに歌いあげました。最近の財津和夫さんのコンサートでは古いアメリカンナンバーを積極的に取り上げています。
ビートルズの影響で音楽の世界に踏み込んだ財津さんですが、リズム・アンド・ブルースの古いアメリカンナンバーにも興味、関心はあると言っていますので、ようやくベテランの領域になって自由自在なコンサートコンセプトの中で思いどおりにコンサートを楽しんでいる様子がうかがえます。
まあ、財津さんももうちょっと年令を重ねてからの方が(70才を過ぎてからとか)合っているような気がします。やはり財津和夫さんのビートルズナンバーを聞きたいですし、様になっていますからね。
バンドを始めたときによく歌っていたということで「リンゴ追分」のサワリを聞かせましたが、何を歌っても歌はうまいですね。何十年か前にTVの収録番組で財津さんのピアノソロで「南国土佐を後にして」を聞いたことがあります。
財津さんと姫野さんの2人のアコースティックコーナーは、入念なギター調律を通して「音づくり」の作業工程を見るようでなかなか結果として見ごたえのある貴重なコーナーとなりました。
かって見学したギター職人さんが手造りでギターを形造っていく綿密な作業工程を思い出させるものでした。
ステージに上がってまでもと思えるかもしれませんが、ミュージシャンの真剣さ、真剣勝負(fight with swords)がよく伝わってくる貴重なコンサートとなりました。
駅裏の幹線道路の向こう側はすぐ海で魚市場の新鮮な魚介類を提供する食事処が並ぶ。コンサートのMCで財津和夫さんもそこで魚を食べてきたと言ってました。
10月24日に清水文化会館マリナートホールで財津和夫さんの「Tulipの夢を歌う2」コンサートが開催された。
18時すぎにすっかり白髪になった財津和夫さんが白のシャーツスタイルでホール中央に登場、上からすっかり白づくめですらりとした長身ですくっと立つ振る舞いからまるで神父さんの登場を思わせた。
音楽ホールは駅から回廊でつながった新しい装いの大きなビルの中のホールで、内部は木をふんだんに使った音響効果の高いものだ。こういう音響効果のホールでは財津和夫さんのよく声が前にでる発声法のメロウなボイスは説得力があって映えます。
財津和夫さんはあたらしい音楽の時代をきりひらいたミュージシャンであり作曲家でもあり、ことに音に対する真摯な取り組み、こだわりも強いものがある。
ゲストの姫野達也さんとの2人でのアコースティックギターコーナーでは「テネシーワルツ」を一旦歌い始めて、すぐに手をあげて中断して音キーの訂正をします。
姫野さんがギターでイントロを演奏し始めると、ちょっと調和していない違和感があり、やはり財津さんが歌い始めてすぐに待ったをかけました。
姫野さんがギターのカポ(-ダスト ギター変調用)の位置の間違いに気づいて位置を直し、財津さんもギターの調律を気にしてそばのキーボードのところに行ってキーを叩いて音をだしてギターの調律をしています。
音楽家のプロフェッショナルとしては当たり前の気づかいではあるが、これほど入念なのはステージではあまり見かけない光景であり、完成度の高さにこだわる財津さんの音楽へのこだわりの一面を垣間見るものであった。
そうして「テネシーワルツ」を情感たっぷりに歌いあげました。最近の財津和夫さんのコンサートでは古いアメリカンナンバーを積極的に取り上げています。
ビートルズの影響で音楽の世界に踏み込んだ財津さんですが、リズム・アンド・ブルースの古いアメリカンナンバーにも興味、関心はあると言っていますので、ようやくベテランの領域になって自由自在なコンサートコンセプトの中で思いどおりにコンサートを楽しんでいる様子がうかがえます。
まあ、財津さんももうちょっと年令を重ねてからの方が(70才を過ぎてからとか)合っているような気がします。やはり財津和夫さんのビートルズナンバーを聞きたいですし、様になっていますからね。
バンドを始めたときによく歌っていたということで「リンゴ追分」のサワリを聞かせましたが、何を歌っても歌はうまいですね。何十年か前にTVの収録番組で財津さんのピアノソロで「南国土佐を後にして」を聞いたことがあります。
財津さんと姫野さんの2人のアコースティックコーナーは、入念なギター調律を通して「音づくり」の作業工程を見るようでなかなか結果として見ごたえのある貴重なコーナーとなりました。
かって見学したギター職人さんが手造りでギターを形造っていく綿密な作業工程を思い出させるものでした。
ステージに上がってまでもと思えるかもしれませんが、ミュージシャンの真剣さ、真剣勝負(fight with swords)がよく伝わってくる貴重なコンサートとなりました。