(1)人類は「どこ」からやってきて「どこ」へ行くのか永遠のテーマだ。夢物語のようにみえて、地球に住む全人類にとっては無関心ではいられない生命存続、持続可能性(sustainability)にかかわる重要テーマでもある。
その気の遠くなるような解明研究に取り組んでいる日本の素粒子物理学の梶田隆章さんが今年のノーベル物理学賞を授賞した。
(2)昨日のノーベル医学生理学賞を授賞した大村智さんは、土の微生物から抗生物質を取り出して(極めて高度で繊細な技術能力が必要といわれているー報道)寄生虫感染症の薬を開発し、毎年3億人のアフリカなどの感染症に苦しむ人を救っている(報道)研究が評価され、また昨年のノーベル物理学賞授賞の赤崎勇、天野浩、中村修二さんは21世紀中には不可能といわれた青色発光ダイオード(LED)をつくりだし商品化して、光反射に影響しない鮮明な信号機などに広く使われて省エネ効果も高く次世代社会を変える研究が評価されたが、今回の梶田さんの研究は基礎研究分野であり、本人が授賞会見で述べたように「すぐ人の役に立つものではない」が人類の壮大な夢見る宇宙ロマンの成り立ち解明と、人類はどこから来てどこへ行くのかの本来的命題に取り組む重要な深層研究であり、人類の生命の行き先につながる関心と興味のつきない研究でもある。
(3)宇宙から地球にたえず大量に降り注ぐニュートリノはそのまま物質、物体、地球を通り抜けて質量がないのではないのか(物理学標準理論)と思われてきたが、世界で初めてニュートリノに「質量」(重さ)のあることを実証して論文発表して「現代物理学の基礎となる『標準理論』を覆し」(報道)た画期的な研究成果が高く評価されての今回の梶田さんのノーベル物理学賞の授賞であった。
(4)ニュートリノ研究は岐阜県飛騨の東大宇宙線研究所スーパーカミオカンデ研究施設が「世界で最も高い精度を誇る観測装置」(報道)といわれて、小柴昌俊さんがここで世界ではじめてニュートリノをキャッチして02年にノーベル物理学を授賞して以来、そのもとで戸塚洋二さん(08年死去)の国際プロジェクトが研究を引き継ぎ、同プロジェクトチームで研究、論文発表に中心的な役割を果たした梶田さんへと確実に着実に研究体制が引き継がれての今回の梶田さんのノーベル物理学賞の授賞評価となった。
(5)素粒子物理学は日本の代表研究分野でその中でもニュートリノ研究は「日本のお家芸」(報道)といわれて、小柴さん、戸塚さん、梶田さんと着実に切れ目なく高い研究開発が受け継がれてきたところが日本の力強い高い学術研究能力の可能性(potentiality)、持続性、期待を世界に示したことがすばらしいことだった。
この先端的科学研究開発分野での力強い継続性、持続性、系譜(genealogy)こそが日本の高い潜在能力だと実感させられた。
その気の遠くなるような解明研究に取り組んでいる日本の素粒子物理学の梶田隆章さんが今年のノーベル物理学賞を授賞した。
(2)昨日のノーベル医学生理学賞を授賞した大村智さんは、土の微生物から抗生物質を取り出して(極めて高度で繊細な技術能力が必要といわれているー報道)寄生虫感染症の薬を開発し、毎年3億人のアフリカなどの感染症に苦しむ人を救っている(報道)研究が評価され、また昨年のノーベル物理学賞授賞の赤崎勇、天野浩、中村修二さんは21世紀中には不可能といわれた青色発光ダイオード(LED)をつくりだし商品化して、光反射に影響しない鮮明な信号機などに広く使われて省エネ効果も高く次世代社会を変える研究が評価されたが、今回の梶田さんの研究は基礎研究分野であり、本人が授賞会見で述べたように「すぐ人の役に立つものではない」が人類の壮大な夢見る宇宙ロマンの成り立ち解明と、人類はどこから来てどこへ行くのかの本来的命題に取り組む重要な深層研究であり、人類の生命の行き先につながる関心と興味のつきない研究でもある。
(3)宇宙から地球にたえず大量に降り注ぐニュートリノはそのまま物質、物体、地球を通り抜けて質量がないのではないのか(物理学標準理論)と思われてきたが、世界で初めてニュートリノに「質量」(重さ)のあることを実証して論文発表して「現代物理学の基礎となる『標準理論』を覆し」(報道)た画期的な研究成果が高く評価されての今回の梶田さんのノーベル物理学賞の授賞であった。
(4)ニュートリノ研究は岐阜県飛騨の東大宇宙線研究所スーパーカミオカンデ研究施設が「世界で最も高い精度を誇る観測装置」(報道)といわれて、小柴昌俊さんがここで世界ではじめてニュートリノをキャッチして02年にノーベル物理学を授賞して以来、そのもとで戸塚洋二さん(08年死去)の国際プロジェクトが研究を引き継ぎ、同プロジェクトチームで研究、論文発表に中心的な役割を果たした梶田さんへと確実に着実に研究体制が引き継がれての今回の梶田さんのノーベル物理学賞の授賞評価となった。
(5)素粒子物理学は日本の代表研究分野でその中でもニュートリノ研究は「日本のお家芸」(報道)といわれて、小柴さん、戸塚さん、梶田さんと着実に切れ目なく高い研究開発が受け継がれてきたところが日本の力強い高い学術研究能力の可能性(potentiality)、持続性、期待を世界に示したことがすばらしいことだった。
この先端的科学研究開発分野での力強い継続性、持続性、系譜(genealogy)こそが日本の高い潜在能力だと実感させられた。