いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

世界経済ひとつの道。 one way for a global economic circle

2015-10-23 19:43:40 | 日記
 (1)安保法制成立にかかわり安倍首相が強調したのは、「今」は集団的安全保障でなければ1国の安全は守れないという主張であった。
 それを拡大すれば世界が「ひとつ」になって集団的安全保障をとなれば世界平和が実現することになるわけだから、そこまでいけばそのとおりだが、主義主張、理念、思想、信条を同じくする国同士が手を結んで集団的安全保障となれば「既得権益」圏の保障、保護というだけで、それに自然と反発する敵対勢力との緊張関係を意味もなく生んで1国の安全保障とばかりはいかなくなる。

 ②日本も平和憲法の精神性、第9条の不戦性だけで安全保障が守れるとは思わないが、だから個別的自衛権の保持と自由主義圏最大(世界最大というべきか)の影響力を持つ米国との日米安全保障による軍事同盟で補完しているのは敵対関係国を意味もなく刺激しないと理解できる最大公約数のやむを得ない安全保障の立場といえるだろう。

 ③これで最大公約数の安全保障のところを憲法改正の変更もなしにわざわざ同盟国の紛争、戦争地域に出かけて行って参戦する集団的自衛権の行使となると、それは同盟国の「既得権益」圏の保障、保護のための協力であり、敵対勢力を意図的に刺激する行為であり、パラドックス(paradox)として安倍首相の1国で安全は守れない時代の主張が裏返しとなる論理でしかないことがわかる。

 (2)さて、経済ではこれはどうなるのか。米国が主導する形で日本を含めて環太平洋諸国12か国が参加したTPP交渉が大筋で合意したとされる大型経済圏の誕生だ。
 経済発展の著しい新興国中国がGDP世界第2位の経済実力のもとにAIIB設立を主導して、これにEU先進国はじめ57か国が参加を表明して世界経済をけん引しようということに対抗して、オバマ大統領が経済の世界標準(global standard of economy)はTPPがつくるとばかりに懸命だ。

 ②ケタの違うGDP第1位の米国経済が主導すればそういうことになるわけだが、安全保障と違って世界はひとつになり得る経済協力分野だけに、世界最大の「市場」の中国がTPPに参加すればその実現可能性は各段に高くなる。
 すでに韓国もTPP参加検討を表明しており、日本側の甘利TPP担当相も中国もTPPに参加せざる得なくなる(報道)と予測しており、そうなれば世界はひとつの経済圏(one way of a global economic circle)の実現に大きく近づくことになる。

 ③経済のグローバル化は進んでおり、関税なき相互自由貿易体制は商品、技術、能力、人の往来をますます盛んにするものであり、相互に産業、市場、人材の自立、成長、拡大を促進するモチーブ・パワー(motive power)となるものだ。
 TPPも効果発効がそうであるように、長い目で見る必要がある。

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