(1)河野ワクチン供給担当が日本のワクチン接種率が米国に並んだと胸を張ったが、どうしたっていつかは米国にも並ぶ。それでも緊急事態宣言が延長されて、自宅療養者は増えて治療は受けられずに死亡者もでる医療ひっ迫は続く緊急事態についてどう改善するのかが大事だ。
国民の健康と生命、安全を守れない政府の責任についてよく考えてみるべきだ。欧米はワクチン接種が先行して経済活動の再開も本格化して日常生活を取り戻しているといわれて、日本との格差は大きい。河野担当が胸を張れるような状況ではない。
(2)菅首相はすでに退陣を表明しており、菅首相からは退陣表明の具体的な国民への説明は聞かれないまま自民党では後任の総裁選びが進んでいるが、その存在感のない菅首相が退陣まじかの今月下旬に訪米して日米豪印4か国会議に出席する予定といわれる。
本来ならあたらしい首相が選出されてからの参加が望ましいが、招待する米国にも政治日程の都合があり今月末の開催となったようだ。中国の海洋進出をにらんでのインド、太平洋構想4か国会議であり、そもそも安倍前首相が提唱したもので、日本としても代理出席ともいかない重要会議だ。
(3)国民には背を向け続ける菅首相だが、4か国会議出席には意欲をみせているともみられて国際会議出席を退陣の花道として外交成果(レガシー)を次の政権につなげたい意向ともみられている。
日本の存在感もこれではおぼつかない。ドイツのメルケル首相も今年末での退陣が決まっており後任選びの中で英サミット出席をしているが、EUを支えてきた政治指導力、国際政治の影響力は大きく、存在感が違う。
(4)しばらく鳴りを潜めていた北朝鮮が新型長距離巡航ミサイルの試験発射に成功したとの報道だ。報道によると1500キロ先の標的に命中したとされて、日本全土が標的対象になる性能といわれる。
9.11が対象だったのか、米軍のアフガン撤収批判を狙ったか、最近は金総書記の北朝鮮国内の経済再建方針が盛んに伝えられていた時だけに、突然の巡航ミサイルの試験発射だった。
(5)試験発射内容が事実だとすれば米国本土には影響を与えない配慮のものだが、韓国、日本の安全にとって重要な安全保障問題となる。日本の政権交代に韓国も来年の大統領選を控えており、政局の変化に揺さぶりをかけたともみられるが、最近の金総書記の極端なダイエット姿の覚悟をみるようで、国際情勢、米国の関心が対中国に集まる中で再び北朝鮮の力の誇示をみせて存在感を示したい意向もみえる。
(6)日本は無派閥菅首相の登場でいろいろといろいろと失われた1年となるところをコロナ・パンデミックが覆い隠して、しかしあとの自民党総裁選は保守思想の強い影響力を帯びて民主主義国家日本にも覚悟が迫っている。覚悟はあるか(is there preparedness)。
国民の健康と生命、安全を守れない政府の責任についてよく考えてみるべきだ。欧米はワクチン接種が先行して経済活動の再開も本格化して日常生活を取り戻しているといわれて、日本との格差は大きい。河野担当が胸を張れるような状況ではない。
(2)菅首相はすでに退陣を表明しており、菅首相からは退陣表明の具体的な国民への説明は聞かれないまま自民党では後任の総裁選びが進んでいるが、その存在感のない菅首相が退陣まじかの今月下旬に訪米して日米豪印4か国会議に出席する予定といわれる。
本来ならあたらしい首相が選出されてからの参加が望ましいが、招待する米国にも政治日程の都合があり今月末の開催となったようだ。中国の海洋進出をにらんでのインド、太平洋構想4か国会議であり、そもそも安倍前首相が提唱したもので、日本としても代理出席ともいかない重要会議だ。
(3)国民には背を向け続ける菅首相だが、4か国会議出席には意欲をみせているともみられて国際会議出席を退陣の花道として外交成果(レガシー)を次の政権につなげたい意向ともみられている。
日本の存在感もこれではおぼつかない。ドイツのメルケル首相も今年末での退陣が決まっており後任選びの中で英サミット出席をしているが、EUを支えてきた政治指導力、国際政治の影響力は大きく、存在感が違う。
(4)しばらく鳴りを潜めていた北朝鮮が新型長距離巡航ミサイルの試験発射に成功したとの報道だ。報道によると1500キロ先の標的に命中したとされて、日本全土が標的対象になる性能といわれる。
9.11が対象だったのか、米軍のアフガン撤収批判を狙ったか、最近は金総書記の北朝鮮国内の経済再建方針が盛んに伝えられていた時だけに、突然の巡航ミサイルの試験発射だった。
(5)試験発射内容が事実だとすれば米国本土には影響を与えない配慮のものだが、韓国、日本の安全にとって重要な安全保障問題となる。日本の政権交代に韓国も来年の大統領選を控えており、政局の変化に揺さぶりをかけたともみられるが、最近の金総書記の極端なダイエット姿の覚悟をみるようで、国際情勢、米国の関心が対中国に集まる中で再び北朝鮮の力の誇示をみせて存在感を示したい意向もみえる。
(6)日本は無派閥菅首相の登場でいろいろといろいろと失われた1年となるところをコロナ・パンデミックが覆い隠して、しかしあとの自民党総裁選は保守思想の強い影響力を帯びて民主主義国家日本にも覚悟が迫っている。覚悟はあるか(is there preparedness)。