いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ゼロサム・ワクチン社会。 zero-sum vaccine society

2021-09-20 20:23:06 | 日記
 (1)新型コロナ肺炎ウイルスは1年半の間変異種に置き換わりながら感染拡大をくり返して、日本では今夏に最大の感染者数を記録するなど勢いは増すばかりだ。7月の東京五輪の強行開催が招いたといわれるゆえんだがその後は感染者の減少もみられて、ワクチン接種率が米国並みに行き渡った効果ともみられている。

 (2)このままコロナ感染拡大の勢いが緩やかになるのか、冬場での感染拡大も懸念されており、分科会の尾身会長は「一生懸命ワクチン接種を頑張っても、すぐにこの疾患を制圧してゼロにすることはできない」(報道)として「2~3年はかかる」(同)との見通しを示した。

 (3)結核、コレラのように絶滅に近いコロナ肺炎ウイルスとなるのか、ワクチン接種だけでなく広く飲み薬の開発販売が感染防止には必要になってくる。
 それでも肺炎ウイルスだけにインフルエンザの流行のように一時期、季節ごとに感染流行をくり返すことも考えられて、絶滅というわけにもいかないことも考えられる。

 (4)海外では社会活動でワクチン接種をしていることが求められて、就業、レストラン、劇場など不特定多数が利用する施設ではスマホなどでのワクチン接種証明の提示を求められて必要とされて、未接種者は就業待機を命ぜられるという報道もある。

 病気はかかった時にどうするのか、医療、医師、診察体制のインフラ整備の社会から、病気にかからないための社会体制、健康管理が求められる社会思想、構造社会に意識改革が変化してきている。

 (5)1年半も続くコロナ・パンデミックで世界ではようやくワクチン接種が浸透し進んで、社会活動ではワクチン接種していることがコロナ感染者でない証明として受け入れられるゼロサム・ワクチン社会(zero-sum vaccine society)だ。

 コロナ感染拡大を収束させて社会活動、経済活動を回復、促進させることは国、社会、国民には重要なことであり、現段階では重い判断も必要だがワクチン神話だけに頼っていても分断を招いて社会の共生は進まない。

 (6)コロナ感染阻止はワクチン接種だけでなく、ほかにも予防安全対策はあり、ワクチン接種は重症化阻止の効果はみられるがそれでも感染者はあり、ワクチン接種をしていなくとも感染せずに健康体でいる人も多くいて、これでは一種の社会の分断化を招くことになる。

 (7)感染拡大が収まらずに自宅療養者からの感染死亡者も出ている非常事態宣言中であれば、効果がみられるワクチン接種をより多くの人に広めることは必要な段階でもあるが、社会活動をどこまで規制し本来自由で自主的、自発的な社会活動を規制することはやりすぎてもいけないし、対応には安全性の枠、幅、方法について慎重に考えることも必要だ。

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