(1)自民党の総裁選びなので、これはもう自民党の問題であり、おすきなようにやってくださいということだが、現在の政治、国会状況は自民党の総裁がそのまま首相に選ばれることになるので、国民としてもそううかうかしてはいられないわけだ。
菅首相のような人も選ばれて国政を担当したが、いきなり試練のコロナ・パンデミックに遭遇して危機管理も有効な対策もなにもできずに、ひたすら自らの市議時代の神奈川選出議員頼りで首相にありながら狭い了見に縛られて行き場所を見失い、四方八方ふさがれての退陣に追い込まれた。
(2)自身も閣僚として菅首相再任支持を表明して頼りにされたか、神奈川選出の小泉進次郎環境相は菅首相退陣決定までの数日間は連日何度となく菅首相と会談して、記者会見では涙ながらに菅首相に総裁選辞退を進言したとあきらかにした。
菅首相でなければ日本の50年までのカーボンニュートラル政策の実現はなかったとして持ち上げたが、カーボンニュートラル実現は気候変動会議パリ協定の国際公約であり、誰が首相であっても実現しなければならない課題だ。
(3)現在総裁選に意欲を示している河野太郎行革担当相は行政改革で何をしたのか(ハンコの廃止はあるが)、ワクチン供給担当になって忙しく、行革はデジタル庁に主導権が移り河野行革相はハシゴを外された格好だ。わずかに脱原発が理念といわれて期待はあるが、河野行革相も雄弁だが言っていることの焦点がわからずに何を言いたいのか話の論点がぼやけることが多く、脱原発もいざとなったらわからない。
(4)女性の時代で高市早苗前総務相が早くから総裁選立候補に意欲をみせているが、総務相時代に放送法による許認可権を盾に自民党に不利な報道の放送媒体に対して放送事業を取り消す可能性の強硬姿勢をみせて、安倍前首相の強い保守思想に近い立場にあるといわれて、いうなら菅首相の亜流で女性の時代をひらくものともいえない。
(5)立候補は白紙というが話題に上がる石破茂元幹事長は国民的人気は高いが、かっては自民党内の核保有論支持の考えを示していて保守思想の防衛、国防への関心、理念も高く、中国、韓国、北朝鮮アジア近隣国との関係がどうなるのか、また被爆国日本としての核保有論支持の正当性にも問題がある。
(6)最初に立候補を表明した岸田文雄前政調会長は発信力が問題といわれて、こちらは派閥長老支配を意識してか自民党役員の1期1年、任期3年までの私案を示して挑戦状を突き付けたが、後がどうなるのか続くのか、党、党員、国民の支持、人気はそうでもなくて総裁、首相としての度量、存在感、線の細さが克服できるかだ。
野田聖子幹事長代行はかねてから総裁選のたびに立候補の意向をみせているが、賛同者、推薦人確保が難題で総裁、首相として何をやるのか、やりたいのかもわからない。
(7)今回の総裁選は秋の衆院選を間近に控えて各派閥も一致しての体制づくりというより議員個人の選挙対策という事情があり、派閥が結束しての自派閥に有利な候補者選びというわけにもいかずに、菅首相を5派閥が支持したような派閥連合体制がかついでの総裁候補者が出てくる可能性は少ないとみられる。
菅首相のような人も選ばれて国政を担当したが、いきなり試練のコロナ・パンデミックに遭遇して危機管理も有効な対策もなにもできずに、ひたすら自らの市議時代の神奈川選出議員頼りで首相にありながら狭い了見に縛られて行き場所を見失い、四方八方ふさがれての退陣に追い込まれた。
(2)自身も閣僚として菅首相再任支持を表明して頼りにされたか、神奈川選出の小泉進次郎環境相は菅首相退陣決定までの数日間は連日何度となく菅首相と会談して、記者会見では涙ながらに菅首相に総裁選辞退を進言したとあきらかにした。
菅首相でなければ日本の50年までのカーボンニュートラル政策の実現はなかったとして持ち上げたが、カーボンニュートラル実現は気候変動会議パリ協定の国際公約であり、誰が首相であっても実現しなければならない課題だ。
(3)現在総裁選に意欲を示している河野太郎行革担当相は行政改革で何をしたのか(ハンコの廃止はあるが)、ワクチン供給担当になって忙しく、行革はデジタル庁に主導権が移り河野行革相はハシゴを外された格好だ。わずかに脱原発が理念といわれて期待はあるが、河野行革相も雄弁だが言っていることの焦点がわからずに何を言いたいのか話の論点がぼやけることが多く、脱原発もいざとなったらわからない。
(4)女性の時代で高市早苗前総務相が早くから総裁選立候補に意欲をみせているが、総務相時代に放送法による許認可権を盾に自民党に不利な報道の放送媒体に対して放送事業を取り消す可能性の強硬姿勢をみせて、安倍前首相の強い保守思想に近い立場にあるといわれて、いうなら菅首相の亜流で女性の時代をひらくものともいえない。
(5)立候補は白紙というが話題に上がる石破茂元幹事長は国民的人気は高いが、かっては自民党内の核保有論支持の考えを示していて保守思想の防衛、国防への関心、理念も高く、中国、韓国、北朝鮮アジア近隣国との関係がどうなるのか、また被爆国日本としての核保有論支持の正当性にも問題がある。
(6)最初に立候補を表明した岸田文雄前政調会長は発信力が問題といわれて、こちらは派閥長老支配を意識してか自民党役員の1期1年、任期3年までの私案を示して挑戦状を突き付けたが、後がどうなるのか続くのか、党、党員、国民の支持、人気はそうでもなくて総裁、首相としての度量、存在感、線の細さが克服できるかだ。
野田聖子幹事長代行はかねてから総裁選のたびに立候補の意向をみせているが、賛同者、推薦人確保が難題で総裁、首相として何をやるのか、やりたいのかもわからない。
(7)今回の総裁選は秋の衆院選を間近に控えて各派閥も一致しての体制づくりというより議員個人の選挙対策という事情があり、派閥が結束しての自派閥に有利な候補者選びというわけにもいかずに、菅首相を5派閥が支持したような派閥連合体制がかついでの総裁候補者が出てくる可能性は少ないとみられる。