(1)自民党の総裁に岸田文雄前政調会長が河野行革相との決選投票の結果選ばれた。10月上旬の臨時国会で選任指名されれば第100代の首相に就任する。日本の政治の特徴は海外国に比べて首相の数の多さだ。
自民党長期政権下で一時は1年交代で総裁、首相が交代するという異常事態で、国際政治、社会から日本政治の信頼性、評価の低下が指摘された。
ドイツのメルケル首相は16年間、米国でも事件でもなければ大統領は1期4年、2期8年をまっとうすることが常態だ。
(2)本日自民党新総裁に就任した岸田文雄議員は10月には第100代のくぎりのいい首相に指名されることが確実で、岸田さんにとっては印象深い名誉ある第100代の首相ということになるだろうが、いくらなんでもこれまで自身で100人の首相というのも旧態派閥政治力学のへい害による粗製乱造のそしりはまぬがれない。
(3)岸田さんとしては名誉ある第100代の首相として肝に銘じて任期最大4年さらに2期8年と地に足の着いた日本政治のかじ取りに励んでもらうしかない。岸田さんは自民党の政策決定、提言機関の前政調会長であったが、発信力に問題があり政治思想、信条、理念、政策がよくわからずに存在感、国民人気が低く、首相に意欲を示しながら安倍前首相からの禅譲を期待するかのような行動に終始してひ弱さが指摘されていた。
(4)そのひ弱さは選挙に弱いことにつながり、自民党総裁、首相として選挙に勝てる党の顔としては力不足が懸念されていた。それらの点では菅首相と共通したところもあるが、決定的に違うのは安倍前政権で最長(4年半)の外相を務めて国際政治にかかわり広島選挙区の外相として米オバマ元大統領の歴代大統領として初めての広島原爆慰霊訪問を実現させて、政治経験が豊富なことだ。
(5)菅首相が長く安倍前政権での官房長官を務めて内向きな言葉足らずの政治姿勢だったのに比べて、岸田さんは外向きな政治経験のある政治姿勢が岸田さんの政治資質だ。首相となれば国民支持、評価も高まり、それを背景に選挙での国民的支持も高まることは予想されてこれまでの選挙に弱いイメージは払しょくすることも十分に考えられる。
(6)岸田政治は自身の足場の弱い自民党派閥力学に左右されない、国民支持、理解を背景とした国民とともに歩む民主主義政治(national democratic policy)でなければならないだろう。今のところ岸田新総裁の政治思想、理念、信条、政策はまだよく伝わってこないが、岸田さんは自身の特技として「人の話をよく聞く」、国民の声をよく聞くことだと語っているが、国民の声をよく聞いて国民に寄り添った理解される政策、方針、要望に応える、これまでと違った自民党政治の改革、改善が期待され、求められる。
自民党長期政権下で一時は1年交代で総裁、首相が交代するという異常事態で、国際政治、社会から日本政治の信頼性、評価の低下が指摘された。
ドイツのメルケル首相は16年間、米国でも事件でもなければ大統領は1期4年、2期8年をまっとうすることが常態だ。
(2)本日自民党新総裁に就任した岸田文雄議員は10月には第100代のくぎりのいい首相に指名されることが確実で、岸田さんにとっては印象深い名誉ある第100代の首相ということになるだろうが、いくらなんでもこれまで自身で100人の首相というのも旧態派閥政治力学のへい害による粗製乱造のそしりはまぬがれない。
(3)岸田さんとしては名誉ある第100代の首相として肝に銘じて任期最大4年さらに2期8年と地に足の着いた日本政治のかじ取りに励んでもらうしかない。岸田さんは自民党の政策決定、提言機関の前政調会長であったが、発信力に問題があり政治思想、信条、理念、政策がよくわからずに存在感、国民人気が低く、首相に意欲を示しながら安倍前首相からの禅譲を期待するかのような行動に終始してひ弱さが指摘されていた。
(4)そのひ弱さは選挙に弱いことにつながり、自民党総裁、首相として選挙に勝てる党の顔としては力不足が懸念されていた。それらの点では菅首相と共通したところもあるが、決定的に違うのは安倍前政権で最長(4年半)の外相を務めて国際政治にかかわり広島選挙区の外相として米オバマ元大統領の歴代大統領として初めての広島原爆慰霊訪問を実現させて、政治経験が豊富なことだ。
(5)菅首相が長く安倍前政権での官房長官を務めて内向きな言葉足らずの政治姿勢だったのに比べて、岸田さんは外向きな政治経験のある政治姿勢が岸田さんの政治資質だ。首相となれば国民支持、評価も高まり、それを背景に選挙での国民的支持も高まることは予想されてこれまでの選挙に弱いイメージは払しょくすることも十分に考えられる。
(6)岸田政治は自身の足場の弱い自民党派閥力学に左右されない、国民支持、理解を背景とした国民とともに歩む民主主義政治(national democratic policy)でなければならないだろう。今のところ岸田新総裁の政治思想、理念、信条、政策はまだよく伝わってこないが、岸田さんは自身の特技として「人の話をよく聞く」、国民の声をよく聞くことだと語っているが、国民の声をよく聞いて国民に寄り添った理解される政策、方針、要望に応える、これまでと違った自民党政治の改革、改善が期待され、求められる。