(1)議員活動が規則、規則でしばられては、自由で広く多様、建設的な議員としての政治活動を阻害するもので、国民の負託に応える障害にもなる。政治とカネの問題はゆ着、不正取引を生んで公正で公平な政治活動を歪めるもので規制は必要だが、それでもザル法といわれて抜け道は用意されている。
(2)そういう政治、政治家が北朝鮮の経済制裁をくぐっての海上貿易をしていることを批判するのも自らの立場を顧みないおかしな話で、他山の石として議員自らエリを正すことがあっていいだろう。
(3)国会がひとりのNHK党参院議員にかき回されている。当選以降海外に居住して一度も登院せずに、国会法で議員は招集日には登院する義務があるがこれまで違反していながら国会は特に手を打つわけでもなく、国会無出席の同議員に歳費、ボーナスまで支払われている。
(4)国会議員として特に国会開会中にまで海外にいなければならない理由もなく、報道によると本人は当選後は海外に居住することを選挙公約にしているといわれるが国会法違反の選挙公約が認められるはずもない。ようやくここに来て懲罰動議にかけられる報道だ。
(5)国会法に違反し当選後一度も登院せずに歳出は受け取るという理不尽な流儀に、国会が適切な対応をとれないでは政治の無力化を示すもので、ひとりの国会議員の造反として影響もないのか危機感は伝わってはこない。
(6)そうしたら今度は野党のれいわ新選組が比例当選(党名当選)議員が病気を理由に辞職し、繰り上げ当選で残りの任期5年余りを同党の落選議員5人を1年交代で辞任、繰り上げで議員に就かせると発表した。制度上、技術的には比例当選は個人議員の資格ではなく政党に割り当てられた議員資格なので可能ということだが、制度に問題があり国民有権者の負託を党内の国会議員の「たらい回し」では自由で広く多様、建設的な議員としての政治活動につながるものなのか、議員が「商品化」(commercialization)したおかしな国、政治になってしまう。
(7)ウクライナ戦争も「政治」が介在せずに、「商品化」した政治の産物による戦争拡大につながっている。おかしな政治だ。