いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

生命のバーチャル化

2009-05-25 19:41:40 | 日記
 人間の内面的な意識としての選挙結果が開票率0%で出せる
世の中。今まで一度だけ予想と違った結果を見ただけで、その
速さ、正確性は高い。
 事前調査のシステムの確立もあるが、データをもとにコンピ
ュータが最終結果を瞬時に分析し、予想を打ち出す。現代社会。

 今年末には、起動時間、動作をさらに高速にする新型OS(
基本ソフト)が発売される。
 なにしろ、パソコンのメール、不調で機能回復を待てる限度
が「5分」というアンケート結果もあり、パソコン起動が早く
なるのは、わずか秒とか分の単位とはいえ、いいこと(その点
では人間もせっかちになっちゃった。)。

 本来は、高速化、多様化、正確化を活かす社会は、また、そ
の時間的な余裕を多様に活かす社会でもあるはず。
 逆に、その社会に生きる人間性がためされる社会でもある。
(人間が創造したシステムに追い立てられる人間の価値がた
めされる社会、というややこしさ)

 今は、「ハード」面の進化に目は、興味は集中しているが、
その対をなす、人間の内面としてのパーソナリティーの「ソ
フト」面への進化(生きる意義)の構築が不可欠な財産だ。

 たとえば、現在の健康状態、経済・市場状況から総合的に
個々人の生存期間を大胆に予測して、それに見合った生活
設計を、まず、立てる。
 それが人生の生存MAXとなって、その間に起きる数々の
事態を推定クリアーしていく生活も、けっこう建設的か。
生命のバーチャル化も楽しもう。

 「ハード」と「ソフト」を最大限効果的に活用する、また
できる人生設計。システムに振り回されない、それを活かす
知性、人間性の「力」は、しかし、人間の「フィジカル」の
培養(開発トレーニング)からしかでてこないことも、知って
おこう。

 人間の中にある内面的(成長と老化ソフト)なものもデー
タ化して、コンピュータを介在しても「生きる意義」を自らの
思考で設計していくのだ。

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勝負するということ。

2009-05-24 19:56:40 | 日記
 フランスでは料理のおいしさをグレードで示すものとして、歴史
ある団体がなんとか「星」とかをつけてランク付けして、出版公表
している。
 その団体の専門家がアジアでは初めて日本を訪れて、東京の
各料理を試食してそのグレードを査定した。

 今度は、京都でもそれをやろうとして、何しろ長い伝統のある老
舗のこだわりがある古都ですからね、そんな俄(にわ)かの査定は
歴史ある京都料理にはそぐわないとして拒否された。

 料理のおいしさには、目の前にだされた品々の味そのものの感触
の他は、その奥舞台(秘伝の味付け、タレ等々)は極秘として公開
されることはない。

 それを知ったうえで、料理のおいしさは、料理を提供するものと
受け入れるものとの、目には見えないけれども代々伝わる秘伝へ
の「信頼関係」で成り立つ。

 京都料理では、きっと目には見えない「信頼関係」が本質論であ
って、目に見えるものにもとづく「星」では判断されるものではな
いというこだわりでしょう。

 一方、スポーツ。水泳(競泳)競技では水の抵抗を抑える水着の
開発が記録を大幅に更新して、人間の出した記録の認定に影を落
としている。
 浮揚力、抵抗力が科学的に分析され、新しい素材、型を生み、簡
単に記録が更新される。

 ラグビー。接触プレーの連続のスポーツですが、従来とはあきら
かに異質のユニフォーム素材で体にフィットして、すべる、掴みに
くい。

 陸上競技では、抵抗力を少なくして、どんどんアスリートは限り
なく裸に近くなっていく。
 そもそも古代、限りなく裸に近いアスリートから始まったコンペ
ティションですから、それが勝負の本質か。

 勝負するということの本質は、「信頼」することで成り立つ。
誰に評価を差し挟まれるものでもなく、「努力」という「秘伝」を
ひたすら信頼し、その結果を受け入れる関係だ。
 

 
 

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アクアラインで行くライヴ。

2009-05-23 21:45:39 | 日記
 東京湾の下を走っている。アクアラインです。途中から海上に出て、
あっという間に東京湾の向こう側、木更津に入りました。ここからは
山間、山林が続きます。

 バスは17時30分すぎに君津市民文化ホールの横のターミナルに
着きました。今日は、君津市に来ています。
 君津市民文化ホールは丹下健三さんの設計監理の建物で、田園
の中、生垣に囲まれ、ホールに導く長いスロープが印象的な建物です。

 君津市民文化ホールでの財津和夫さんのライヴ&トーク。ホールは、
ステージが見やすい設計になっています。前の席が気にならない傾斜
ですが、特にその勾配も気にならない。ステージが手に取るように、
と言ったらいいのでしょうか、よく見える。
 音響もいいし、今日は音のアンサンブルもいいですね。声、楽器音
(の構成)がしっかりしています。聞きごたえがある、ということで
す。

 今日の財津さんは、オープニングではトークを控え目にして、曲を
続けていきます。
 「ストーヴ」では、映像の中に、財津さんがステージで使っていた
ヤイリギター(YD88BKNポール・マッカートニーモデル)をスタンドに
立てかけて登場させました。6畳ひと間の畳の部屋にヤイリギター
を立てかけて、部屋には開けた窓から風が吹きこんでいる。
 
 「1962で抱きしめたい」の前に、トークを入れました。財津さん。
 1962年にビートルズがデビューして、今でも強く、大きくバン
ドに影響を与えている。ビートルズはとてつもない大きな存在。その
10年後の1972年にチューリップがデビューしている。チューリ
ップがデビューした頃は、20代で、気持もギスギスしていて、その
時に出会っていたら、きっとやさしくできなかったと思う。
 その後、年もとり、包みあえるような気持、愛がわかってきて、そ
ういう時に出会えてよかった。若い時に出会っていたら、こんな気持
ちわからずにいた、という曲が「1962で抱きしめたい」です、と言っ
て歌い始めます。

 財津和夫さんが、年を取るのも悪くはないとのメッセージ。
 「もしも あの頃に 僕たちが 会ってたら こんな 包みあえる
愛 知らずにいたね」
 「はじめて見た時から なぜか なつかしい。 長い坂道を登った
ら 君の家 僕を見つけた その時が ふたりのウェディングタイム」

 財津和夫さんの艶のあるメロディラインに揺れて流れるようなリズ
ムがからんで、極上のという気分のラブソングにしています。
 そして、年を取るのも悪くないというメッセージをストレートに見事
に表現した詞(言葉)、楽曲です。
 ステージでライヴで聞いてください。
 
 

 
 

 

 

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地球の星を守る。

2009-05-21 20:00:33 | 日記
 地球人だから、温暖化による地球環境の破壊にみんな関心はある。
経済活動の活性化による温室効果ガス(二酸化炭素)排出による温暖
化が続けば、快適性の有無どころか、地球は人間が住む星ではなくな
る。海面の上昇による影響他、兆候はいくつもある。

 このため日本も参加して国際的な削減目標の枠組みを取り決めた京
都議定書では、08年から5年間で温室効果ガスの排出を先進国全体
として5%削減する目標を義務付けた。

 これには、世界でもっとも温室効果ガスを排出する米国が参加せず
(批准しない)、また日本もその後、削減どころか10%台の規模で
増加している現状で、効果に結びついていない。

 温室効果ガスの削減とそれに見合った経済活動の適正規模への推移
には、経済発展志向という人類が追い求める神話を乗り越えなくては
ならないのだ。
 昨今の景気悪化を受けて、この削減目標の水準を維持する環境は遠
のいてきている。

 そのせいか、現実的に遵守可能な対応か、さらに5年後以降の温室
効果ガスの削減目標の設定では、経済活動の制限が好ましくないと、
4%増加に変えようという意見が多くなっている。地球温暖化が加速
する。
 削減目標の達成と経済活動の適正化の両立はむづかしい。

 エコカーのように自然にやさしい動力源へ切り替え、太陽光発電に
よる環境快適に適応した分野への投資も動き始めている。
 太陽光発電には、大いに期待していい。供給規模の大型化、効率化
も進んでおり、能力、効果は高い。

 海からの涼風を街にストレートに効果的に吹きこませる道路計画、
街全体でいっせいに家周辺、道路に打水をまく対策で地表温度の低温
化対策をはかり、自然の力を最大限活用するユニークなプランも提案
されたこともあり、世界全体の意思統一のもとに、温暖化防止にでき
ることから持続して対応する努力が、待ったなしで大切だ。

 同じような論理渦の中で、今日の新聞で目にした米国の25歳の青
年の自らの命と引き換えの 「母さん、またイラクに戻るなんて、無
理だよ。」 という言葉が胸に突き刺さる。

 地球の星の平和と環境に、「誰」が責任を持ち、後世に持続するの
か。

   

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教訓

2009-05-20 19:55:58 | 日記
 昨年、食品の品質表示に間違いがあり自主回収した件数が845件
あって、その前年のピークを上回った。
 関連する企業の自主分析でも、多くが安全性に無関係であったが回
収したとでている。

 今年、愛媛県の魚類加工業者が製造過程での加工回数の間違い(2
回加工するところ1回のみで基準表示した)による表示ミスで、政府
機関の正しい表示に替えて再利用しても問題ないとの見解を受けても、
なお、消費者の良識的な非難、批判を見越して、自主回収、破棄する
選択をとったのだ。(法令上、表示ミスでの回収義務はないから、
自主回収ということになる。)

 ちなみに、外国の例では、健康(被害)に実害の及ぼす要素がない
以外は、(単純な)表示ミスで回収されることはない。
 そもそも、日本製品はその品質保証、または安全性についてグロー
バルな評価を受けてきたことへの責任の取り方がある。

 食品業界、菓子業界の一挙に判明した消費者をあざむく偽装事件で、
自ら品質管理とその安全性の神話を崩壊してきた。
 今は、それに対する消費者からのつよい非難、批判、その結果によ
るブランド崩壊による経営不振の影響を踏まえた、企業の消費者のか
しこい反応への「教訓」が生きている。

 消費者の過剰反応というには、企業の品質管理と安全性に背を向け
た「反省」期間が足りないだろうよ。

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