いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ゆく夏。

2009-08-24 19:32:27 | 日記
 日中は、まだまだ30度を超えて、暑い日々ですが、朝晩は湿度も低く、
少しは過ごしやすい風も吹いてくる。
 どうやら、雨ふりが続いて、時には集中的な豪雨もあって、冷夏のまま
セミの声も聞かれなくなり、今年の夏も終わりですか。

 異常気象でした。大きな地震がありました。夏の商売、特に海はさんざん
だったようです。冷夏で、日照不足で、プールも、エアコンも、ビールも、
アイスものも軒並み平均20%弱も売り上げ減少という結果だ。

 景気悪化に冷夏で、ここにきて新型インフルエンザの流行も予想より早く
やってきて、厳しい夏です。

 夏の世界陸上では、少しは涼感のあるブルーのトラックで、ボルトさんの
快記録も出て、そして、世界トップレベルにある日本の女子マラソンでは、
小柄な尾崎さんが40kmを過ぎてもトップ争いをリードする果敢なレースを
見せて、最後には中国の白雪さんのスパートに追いつけずに、見事な世界
2位(銀メダル)となった。

 スリムな身体に軽快な走り、暑い夏に「さわやか」そのものを運んでくれ
ました。1位が白雪さんですからね。暑い夏を、ひととき忘れる。

 また、甲子園では、高校球児が熱い闘いを展開して、全国レベルも接近
でどこが勝ってもおかしくない接戦を見せて、スタンドにも大勢の人が詰め
かけている。
 5万人の観衆の真ん中でプレー、勝負する環境は、何にもかえがたい経
験の宝だ。

 夏にむかって、果敢に挑んでいる人間の「力」を見せてもらうと、最低限、
今ある環境の中でも頑張れるんじゃないかと、意欲もでてこよう。

 かってのように、好景気、バブル経済はもうありようもなく(反動をみれ
ば望みもせず)、「安定不況」の中での、見合ったスケールの生活レベル
を基盤にして、「幸せ感」の追求になる。

 そういう国民が責任をもって安定した政権を選択して、国益、市民生活
を守る政策の履行を検証しながら、もう少しガマンの時だ。

 夏から秋にむかう9月、来年へむけて、未来は、少しはグローバルな協
調のもとに明るさを取り戻すのを期待して、ゆく夏の空が、入道雲から、
澄み切ったイワシ雲に変わるのも、もうすぐだ。


 

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「ムード」も。悪くない。

2009-08-23 19:42:16 | 日記
 さあ。いよいよ、来週には政権選択の総選挙の投票日を迎える。自民党の
党内外での自主的な崩壊もあって、民主党の優勢は動かない。
 マスコミの事前の世論調査では、圧倒的に有利なデータが公表されている。

 前回の郵政民営化選挙でも、解散に至るプロセスも含めて常識を覆すよう
な手段で、いわゆる劇場型といわれるムード選挙で、自民党が圧勝した。

 その後、その結果(プロセス無視)の政策遂行による、社会全体への総合
的評価にも疑問がでてきて、社会もムード選挙への弊害について、その選択
プロセスへの反省も高くなっていた。

 「ムード」(自体)も、意思、意識を反映した立派な総合評価の結果だ。

 今回の選挙の事前予測(調査)で、あまりに一方的なアドバンテージが示
されたことで、「ムード」に流される意思表示に疑問、心配をする論調もある。

 「ムード」が問題ではなく、ムードに「流される」意識、風潮が問題なのだ。
 「ムード」とは、時の、市民の、生活の、社会全体を包む集約した総体的な
「意識」の「結晶」だから、ひとつ、ひとつがキラリひかる価値ある「個」でも
ある。

 「個」が、「ムード」を検証して、決して「流される」ことなく、また、やたら批
判に遠慮、臆することもなく、今あるべき、国、生活、文化、私人としての大
いなる「ムード」であるとすれば、いい。

 「ムード」も、プロセスに間違えがなければ、選挙では「立派」な総体的
な意思表示だ。
 「ムード」も、悪くはない。

 

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チューリップ畑

2009-08-22 19:28:27 | 日記
 随分前ですね。砺波のチューリップ畑(5月の祭り)を見に来たことがある。
幹線道路に沿って、広大なチューリップ畑が展開して、見事でした。今や、チュ
ーリップ公園として立派な入口ゲートが建っている。

 財津和夫さんのライヴ&トーク(市制、創刊記念版)は、このチューリップ公
園の隣り、砺波市文化会館で8月21日に開催された。
 今日の財津さんは、白地にこまかい縦じまに、ところどころ絞りというか、マ
ジックでなぞったような柄のあるトレンドなシャツ。

 19時にライブ&トークは、財津さんの、砺波にはチューリップのバンドで一
度おじゃましました。チューリップ畑、見に行きました。すごかったですね。の、
あいさつでオープニングです。

 今回のライヴ&トーク、選曲に苦しみました。若い頃はひとりよがりで歌って
た。オレの歌を聞いてくれと。年を重ねると、自信がなくなる。今は、何の曲だ
ったら、聞いてくれますか、です。

 有名な曲、よく知られた楽曲は、やらなければいけないし。でも、そんなにな
いわけですよ。何時間もステージで歌うわけですから、知らない曲もやらなきゃ
いけない。
 知らない曲をどれにするのか。1回聞いて、いいなぁと思う曲をやりたいわけ
です。でも、そもそも、そういう曲は、もうヒットしてるかも知れないわけでね。
一生懸命探すわけですが。ない。  と、「I love you」

 自分の気持ち、価値観を反映して曲をつくってきた。よく、聞かれますが、ぜ
んぶ経験ですかと。何百曲もつくってきて、そんな数だけ経験ありません。
 いろいろ、頭の中で、空想、妄想して、一生懸命に他人になりかわり、努力
するわけですが、どうしても、まったく別人というわけにはいかない。

 他人につくる曲は、まったく気楽で、自由ですからいい曲もできる。自分の
曲となると、この前つくった曲じゃない、今までにない曲をつくるむづかしさが
あり、あたらしいものじゃないと満足できない。  と、「二人だから」。

 テレビがあれば、一日中、家の中にいても平気です。まるで、人間やめた
気分で、すべて脱ぎ捨てて、空気の一部になったようで、けっこう楽しい。
 深夜番組や奥さま向けワイド番組のほとんど知ってます。前日に、日本国
憲法がどうのこうのといった肩書のある人がでてきて、芸能ニュースの解説
をする。 と、「I dream」。

 財津和夫さんの歌。とても新鮮な気持が伝わってきます。「あの星に戻ろ
う」、「I dream」が印象的な歌になりました。そして、「1962で抱きしめたい」
は、少々、つっかかるくらいのリズム取りで、元気よく、あかるく歌うのがいい
んですが、今日は、イメージピッタリの、流れるように美しい財津メロディの
真髄が聞けました。

 財津和夫 (V G Pf)
 清水俊也 (Pf)
 山内和義 (B)
 南明男  (G)
 田中トオル(Ds)



 

 

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消費者がリードする市場経済

2009-08-20 19:49:25 | 日記
 食品調査で「安全」より「安価」の節約志向への実態があきらかになった。
安全性を重視する視点が前回調査より12%弱減少した。景気悪化による、
それどころじゃない家計への負担軽減対応だ。

 野菜の異常な高値、高謄の現状が追い打ちをかける。日照不足が原因
ということのようだけど、「質」もよくない。トマト、なすび、ニンジン、じゃがい
もと、本来にほど遠い味覚で、「高い価格」に「まずい味覚」では、市場原理
が、通らない。

 市場の混乱が、消費者を安全より安価に、あらたに12%も向かわせた。
自然が相手の商売とはいえ、国として国民生活を考えた、中長期的な安全
で安定供給の基本戦略がみえない。

 市場の良識は、企業(生産者)の生き残りをかけた値下げラッシュで、外
食産業、食品業界、スーパー、コンビニエンス、エネルギーと続く。
 消費者にとっては、景気悪化も悪いことばかりじゃない。消費者としては、
アドバンテージを確保して、企業(生産者)、商品のエクセレントなものを選
別できる機会でもある。

 家計、経済の「器」は決まっているのだから、生活、生き方に「メリハリ」
をつけて、少しは心にも張りを持たせたい。
 そういう消費者の動向(メリハリ感)は、市場を「本気」の良識設定のレベ
ルに向かわせるはずだ。消費者がリードし構築する市場経済だ。

 食品では、やはり「安全・良質」がプライオウリティで、価格は企業(生産
者)の「本気度」を見極める消費者の「眼力」で、適当、良識を見定めよう。
 生活にかけるアパレル(衣類)、エネルギーの2,3次産業では、どんな節
約も可能だから、必要度への「かけ方」と「けずり方」にメリハリをつけた、ラ
イフバリュの「本気の市場倫理・原理」を実証したい。消費者がリードする市
場経済だ。

 野菜値上がりで、全国スーパーでの野菜の小売価格を農水省が調査す
ることになった。その検証を踏まえた国としての、安全で安心の国民生活
を守る基本戦略の提示が大切だ。
 

 


 

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サンクス・ギビング、塩瀬さん。-(4)

2009-08-17 21:35:45 | 日記
 財津 和夫。ブルー系の細い縞のシャツに、中は白のTシャツ。 お相手:奥山
敬造

 塩瀬「1972年頃、草野昌一さんから電話があった。今度あたらしくデビュー
する九州のグループがいて、名古屋に行くから聞いてほしい。新田和長さんとやっ
てきた。
 「魔法の黄色い靴」は、当時としてはフォーク時代で、時代に早すぎる曲だった
が、サウンド、詞のセンスに感動して、これは応援しようと、さっそく、そのチュ
ーリップを東海ラジオ第1スタジオに呼んでライブをやった。

 番組に積極的に取り上げて、名古屋の若者はすぐにチューリップを支持した。
 特に、リーダーの財津くんは、5人のなかでオーラがあった。この人は、ビッグ
アーティストになるミュージシャンだと、感じた。
 財津くんと番組をつくろうと、アルバムの中から「人生ゲーム」をタイトルにし
て番組をスタートさせて、今もやっています。ミュージシャンのなかでも、一番長
く付き合っている人です。」

 ラジオで、今までやったことのないディスクジョッキーをやれと言われて。そう
話をするタイプじゃないし、面倒くさいし。番組で、ああ言えばよかったと後悔す
ることたくさんあるけど、塩瀬さん、何にも言わない。
 財津くん、こうしたらいい、とか、ああしたらいい、とか、これまで1度も言わ
なかった。

 塩瀬さんと最初に会った時のこと、はっきり憶えている。こわい人だと思った。
今は、好々爺ですが、眼光するどく、目の前に来て、目と目を合わせないで、あ
れ、これ、それと言ってスタジオに入っていく。
 後に、付き合ってみて、おもしろい、やさしい人だなと思っている。

 財津さんは、他のミュージシャンと違って、1曲目はよく知られた一般的な曲で
はなく、「僕が愛した犬、ドンパ」を選びました。(ギター1本)
 実は、財津さんも愛犬家ですが、塩瀬さんも大変な愛犬家で、数年前にその愛犬
を亡くしています。
 そのこともあって、なのか。とてもレアな、でも思い出深いこの曲を捧げたの
か。
 「青春の影」(キーボード)

 美しい、高音を強調した2曲で、財津音楽のクオリティーの高さを示した。4時
間近く待たされて、コンディションも大変だったでしょう。

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