いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

秋  this fall

2009-09-15 19:33:13 | 日記
 「秋(this fall)」に、ひと言申し上げるとすれば、おいでになるのが少し早すぎて、
もうちょっと長くいても、いいですよ、と。
 日本も、とっくに亜熱帯気候に入ったといわれて、四季の特徴でもある、中間色
の季節感が薄くなってきている。私たちの環境破壊へのシグナル・メッセージなの
だ。

 大きな、メモリアルな、秋だよりも届いてきた。
 米国テキサス州(Arlington)から、メジャー・リーガーのイチロー選手(36)が前人
未到の新記録、9年連続200本安打を9月14日(日本時間)に成し遂げた。
 米国メジャーリーグで、100年以上もの間、破られてこなかった記録の更新。
すべての数字が、人間の成し得る最高峰(most prominent)のスケールの大きさ
を実感する。

 
 自分の細胞を使って、さまざまな細胞組織に再生(分化)する機能(ability)の
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成に、世界で初めて成功した山中教授(京大)
に米国のラスカー賞(基礎医学研究賞)の受賞が決まった。この賞は、ノーベル賞
の登竜門(報道)といわれて、この10月上旬のノーベル賞発表に向けても楽しみ
がある。
 拒否反応のない、自分の身体に純化した細胞の再生は、未来生命力に大きな
希望となる。今後、実用化に向けての、世紀をひらくたよりが待ち遠しい。

 ノーベル賞といえば、発光ダイオードの発明、カーボンナノチューブの発見と日
本には化学、物理学部門での未来志向の注目する候補者もいて、評価も高い。


 9月16日、日本では初めて本格的な政権交代が実現して、国民生活、国政運
営に、歴史的基準(politic innovation)が動き出す。今年末までには、国民の支
持、期待に応えた政治理念革新のたよりを聞きたいものだ。


 食欲、味覚の季節のたよりもやってくる。今年は夏の天候不順で、野菜、果物に
も味、価格と影響がでた。夏あっての秋ですから、味覚への影響も少なからずある
。寒冷地にも米作を広げた日本農業ですから、天候不順に立ち向かう農業技術、
技法、気構えで、自立した国際競争力も見せたい。


 アーティストの季節のたよりもやってくる。ミュージシャン財津和夫さんは、夏
からアルバムづくりに入っており、めずらしく他人の作詞、作曲した曲も手がけて
、また自身で、構成するサウンド楽器の演奏すべても担当して、コンポーズ(com
pose)と聞く。
 「ホームパーティのような」がアルバム・コンセプトだと、以前、聞いたことが
ある。

 「秋(this fall)」の夜は、長く、静かに、深くエネルギーを蓄えて、人間の心も
こんなに豊饒にする。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リ・プレースメント  replacement

2009-09-14 19:39:19 | 日記
 生活の基本は、それを支える財源、収入です。望むような文化的な生活を維持し
ようとすれば、それなりの財源基盤がともなう。
 しかし、昨年のように一気にやってくる世界同時不況が起きると、それまでの安
定した雇用、収入、事業を構成する社会資本整備、環境が激変して、あっというま
に不安定な社会不安を引き起こす生活に見舞われる。

 そうなると、将来の生活設計やそれを支える財源確保の計画も大きく損なわれて
見直すことになる。
 今後も、バブル経済の再現はない、安定不況時代が普通になると、文化的な生活
を支える財源の確保という概念は、整合性が困難となり、また、いつも社会、経済
活動の変化に左右され続ける。

 財源、収入に合わせた、それを支える(反映)生活レベルを基盤とした、「リ・
プレースメント(入れ替え:replacement)」の生活グレードのもとに、生きる。
 生活基盤の価値の見直しによるプライオウリティ(priority)の変更もでてくる。そこ
では、生活基盤のモスト・ビハインド(most behind)の切り捨てもある。

 ムダを省き、しかし、価値の高い大切とする生活アイテムには投資する、効率的
、効果的な生活、財源、収入生活に見合った幸せ度に満足を見出す。
 どうやっても、生きていけるし、外的要因の変化にもフレキシブルに対応できて
、恐れるものはない。

 
 ガソリン税に上乗せした暫定税率。暫定といいながら、恒久的にガソリン料金を
20%近く押し上げていた。民主党政権(公約)の成立でこの暫定税率を廃止する。

 この暫定税率分、取りやすい利用者負担の原則から、同系統のガソリン税に加算
して徴収して、道路整備財源にまわしていた。
 09年度からは、道路整備に使途を特定していた自動車関連予算を一般財源化し
て、もっとフレキシブルに効果的に配分、使用することになった。

 公共事業の見直しの一環としての暫定税率の廃止。税金として徴収するには、も
っとスッキリとした税体系に整備して、わかりやすくするなかでの見直し(廃止)
は当然だろう。

 必要なところには、財源も厚く、ムダを省き、安定不況時代の税金の負担の仕方
、その使途はことさらに明確にして、有効活用すべきだ。

 財政出動に合わせた公共事業の見直しの中、道路整備も従来の利益誘導型の
「整備規模(計画)」に見合った予算化ではなくて、「財源」に見合ったプライオウリ
ティ化の「リ・プレースメント(replacement)」の「整備事業」として推進される。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対価としての税金  duty of merit

2009-09-13 19:56:34 | 日記
 私たちの社会労働(貢献)力の相応の対価として、利益・収益(給料、生産純益)、成果、
果実を受け取る。受け取る利益・収益、果実は、すべて恣意に、自由に個人が使えるわけで
はなく、「国民主権」者の義務として、相応の税金の名目で天引きされたり、確定申告で自主
的に、生活する市、県、そして国に負担(きっちり「とられる」感覚)することになる。

 税金を負担したら、行政サービス(財産・動産・不動産・生活・権利)の対価を受け取ることに
なる(が、その「対価」の内容、度合いが問題)。と、これが一般社会での循環型サイクルの基
本生活。

 所得税、住民税(市、県民税)、固定資産税に都市計画税とか、負担する税金の種類は、「と
る」側の目的をあきらかににする、善良な管理者の意図もあるのか、いくつも種別されて、負担
する税額も利益・収益にあわせてグロス(gross)としての金額も多い(取り方に注意)。

 負担する側は、ほとんどが税金の「使途」も「内容」にも気にもとめずに、請求(といっても天引
き、申告)の分だけ、当然のように支払う。
 税金の名目(名称)だけ見ても、その使途、内容を知ることは不可能で、ほとんどが義務とば
かり気にもとめない。税金の種別については、マニュアルを見れば、それなりの解説はあるの
だろうが、ほとんどが気にもとめない。

 そこで、各税金の使途、内容に「競合」するところ、「重複」するところはないのか、自ら、国民
市民との信頼関係をなし崩している、行政の現状を見ると、利益再分配のプロセスの中で、懸
念がいつもある。

 たとえば 、自治体はいつも、言う。地域のことは、住民も相応の貢献をすることに意義はあ
ると。地方、地域自治の理念としては、けっこうな話だ。

 しかし、これが税金体系にも的確に反映されているのか。地域の公園、空地、側溝の整備
(主に清掃)を地域住民にまかせておいて、一方で、自治体の行政サービスの一環として、何
らかの税金名目の中で計上され、徴収されていることはないのか。競合、重複はあってはなら
ないが、ほとんど誰も知ることはない。

 政府の直轄事業での、自治体に割り当てられた負担金が、使途内容の開示もなく、膨大な
金額の請求だけでの慣例でずっと行われていたのに対して、自治体から疑義がでて、国も制度
上の不備を認めたのは、最近のことだ。

 この、行政の信頼関係の程度の悪さを見れば、私たちの負担する税金の徴収内容、使途につ
いても、ついつい懸念がでるのは当然だろう。

 税金の名目、徴収内容について、もっとわかりやすい表現(名称も含めて)に整備すべきだ。

 今、自治体の実態は、配分された予算を使いきれないからと、長年にわたって裏金として億
単位ものレベルでプールされることが慣行となっていたり、業者とゆ着して取り引き名目として
大金の県費を搾取する不正経理を行っている悪質な自治体もある。

 根底から、無条件(義務)で私たちの負担金(税金)を国、自治体に払う信頼関係など、ない
現状だ。

 国民主権者として、税金負担の義務と合わせて、私たちの意思を示す(手段として)選挙権
もある。

 政権交代、市民税10%減額などの選挙公約の国民、市民の支持、意思表示は、税金負担
の義務と同じく、行政運営でのプライオウリティ(priority)だ。

 善良な管理者として、国、自治体は、行政運営でこれに効果的に(priority and most behind
policy)対応して、適切に応えなければならない。

 






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リニュ-・デモクラシー  re-new democracy

2009-09-12 19:58:27 | 日記
 「人間」たるものと、意気がってもいけない。間違い(意図のない勘違いもある)
もあれば、その原因を究明、検証して(意図的なものなら、immediacy)、反省して、
再発防止を広く意思表示する。この謙虚なプロセスの情報公開こそが、人間の価
値、信頼を取り戻して、尊厳のある再出発を認められる。

 「自由」民主党。長年、日本の国政を担って、政権運営をしていた政党が、この
ほど「自由」の抜けた、「民主党」に政権を渡すことになる。国民の圧倒的な意思
である。

 ここに至る、「自由」民主党の二代続けての首相の政権投げ出しの無責任とさら
に人気取りだけの選挙向けの、「自由」気ままな、国民の意思、選択を無視した、
後任首相選びで、政権の混迷を招き、当然のごとく、風上にもおけない「自由」て
いたらくの無軌道ぶり、コントロールの利かない政権運営をさらして、選挙前から
決まっていたような結果を、ただ確認しただけの選挙で、自ら「自由」を手放した。

 この間、間違いをおかした「自由」民主党の責任者は、いつのまにか国会の闇の
中に引きこもり(埋没して)、一度も国民の前で反省も、再発防止の情報公開もせ
ずに、こともあろうに(報道によると)、懇意なのを「自由」にとって、当の政権の責任
者に進言なんかしていた。

 そして、今回、勢力が3分の1に衰退しての再出発にあたっても、一度は反省会
議の公開を拒絶したり、聞こえてくるのは、きっぱり拒絶された旧態然とした「自
由」のない、「自由」気ままな既得権主義に沿った発言ばかりが目につく。
 再出発とは、拒否されたものに、きっぱり決着をつけて、国民の信頼を取り戻す
作業だ。

 もう、「自由」民主党には、利益誘導、既得権によるハイリターンはない。根底
から「自由」で「民主」的な政党基盤の再構築が求められている。
 間違いの原因究明、検証、反省、再発防止による良心的な再出発を国民の前
に、謙虚なプロセスの中で、すべて情報公開し、認知され、始まる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

景気に強いコンサート。 performance market

2009-09-11 19:42:33 | 日記
 08年のエンターテイメント市場調査(ぴあ調査)。前年比較、ポップスコンサ
ートを中心とする音楽が3.9% upを筆頭に、ミュージカル他ステージ(3.0%
up)、スポーツ(1.6%up)、テーマパーク(0.9%up)が軒並み売り上げ上昇
で、対象の中、映画だけが1.8%のdownとなった。

 コンサートは「不況に強い」という分析だったが、好、不況の影響を受けない、
景気に強いジャンル(genre)というところだろう。
 昨年末からの景気悪化が続く中、コンサート、ライヴ情報を見ると、連日どこか
で大小規模のコンサート、ライヴが開催されていて、盛況だ。
音楽業界は、対象となる年代層、ジャンル、価値感が多岐にわたり、広く、経済
効率、効果が高い。

 それを支えるミュージシャンも、ストリートミュージシャンの発掘に見られるよ
うに、音楽的スキル、感性の底辺もひろがって、対象の多様性が進み、人材も
多くなった。

 メインのミュージシャンは、タレント(talent)にも注目されるものが必要なの
で、これは別にしても、連日のコンサート、ライヴを支えるバックミュージシャン
の、各グループ毎のタイアップに応えられるその多さに驚く。需要過多で、求人
倍率も高い。

 ところが、ご多聞にもれずに、コンサートチケット料金となると、ここ数年でも
25%程度も一気に高騰している。昨近は、ポップスでもワンステージのチケット
料金7,000~8,000円というものまである。

 チケット料金の上昇でも、年代層、ジャンル、価値感の多様性による経済効果
で景気悪化の中でも、トータルとして盛況、成長をみている音楽業界だ。
 オーディエンス(audience)から見た、音楽への興味、関心というのは、経済効
率の高さよりは、本人の価値感、感性を共有できるタレント、スキルをもったパフ
ォーマー(performer)と、空間、時間を共有できる満足度だ。

 チケット料金、景気の動向に左右されない次元での、精神効率、効果の世界
でもある。
 チケット料金は、開催するアーティストのステータスでもあり、いくらでも聞きに
来てくれるのであれば、それはそれでもいいと、いう論理には社会的モラルの問
題もある。

 消費者市場は、今、景気悪化を受けて「安くないと、売れない」状況の中だ。企
業、生産者側にもその認識は高く、消費者が市場効果をリードする消費社会でも
ある。

 コンサートの料金設定の場合は、ミュージシャンの実績、人気度、話題性も含め
た費用対効果の原則もあり、セット・リストの曲数、コンサートの所要時間により
納得できる料金設定も違ってくるのは、いたしかたないが、他の産業と比較して、
一般消費社会における標準値、動向からみて、景気に影響なく需要にまかせて高
騰する、現行レベルが適応なものかは、考えていい。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする