いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

128億光年。 blue cos-mos

2009-09-10 20:07:40 | 日記
 宇宙というのは、人間の目からは終焉のない空間、そこに行き着くことのない夢
を見ることができるし、その捉えどころもない、しかし、まぎれもなくある、存在
がすごい。

 このほど、「地球から128億光年かなたに、地球が属する銀河系(天の川銀河
という)に匹敵する、ブラックホールを持つ大銀河のある」(報道)のを日本人研究
チーム(ハワイ大ほか)が発見した。

 宇宙誕生の初期(それでも誕生から10億年)の次元の銀河らしい。「数字」に
夢というか、128「億年」でもすごいと思うけど、さらに「億光年」だから、本当に
想像を絶する年数だ。スパコンによる膨大な算出法だ。

 こういう時勢だから、未知の空間(宇宙:cos-mos)へのあたらしい発見、存在
というのは、夢が見れて、青空、ダーク・ブルーの深みに、ひと息つける。

 月は、国際宇宙ステーションのお陰で、昔、地上から眺めていた頃とは雲泥の
差で、肉眼でも、クレーターの輪郭が識別できるくらい、鮮明にわかるようになっ
てきた。脳内学習の、記憶の不思議でしょう。

 季節も、夏から秋に移りゆく頃には、澄んだ夜空のダーク・ブルーが、とても深
遠に見えて、印象的だ。
 宇宙の夢を澄んだ夜空に見とれていると、もうひとつの星、地球は、逆にどう見
えているのか気になった。

 地球をとりまく、冷暖房システム・車の排出ガス、経済活動の発生する温室効果
ガスを日本は2020年までに、1990年比較25%削減する目標指数を提示し
た。

 環境問題は、日本がステータスをもって、高い目標を掲げて世界をリードすべき
だと、好意的に捉えられている。
 現行はどうか。現行の同8%削減の実施状況をみても、景気悪化で生産体制を
縮小した以前の状況では、温室効果ガス削減どころか、10%単位での増加傾向
を示している。

 あらたな目標(25%削減)に向けては、政・官・民・経、一体となって相当の
大転換が必至の目標となる。日本一国で、できる話でもない。

 しかし、グローバルの協同のもとに、「地球は青かった」と、何億光年かの先の
人類にも届けたい。

 このまま、地球温暖化が続けば、今世紀末には、北極圏の水位が1メートル上昇
するとの予見もあり、海抜の低い地域での深刻な問題(国ごとの移転)を引き起こ
す。

P.S.  宇宙の夢のプロジェクトでは、未来社会へのモチーブ(動機づけ:motive)も
あり、具体的な成果、果実の情報公開が待たれる。

 

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ビートルズ。 revolution

2009-09-09 19:47:50 | 日記
 ビートルズ(Beatles)。今更いうまでもなく、1962年の音楽と時代を変えたデ
ヴュー以来、47年たった今も、音楽界を代表して現代社会への影響をリードオフ
(lead off)する。

 バンドとしての実際の音楽活動は6~7年間で、つくりだす楽曲は、多作で、多
様で、音楽に対する取り組みにも、常に先端をいくモチーヴ(動機付け:motive)
があった。

 と、今更ながらいうこともなく、グレイト・インパクトのある頂上(principal value)
バンド。

 最近、イギリスで放送された未公開映像も含めたビートルズ特集版が、早速、日
本でもNHKでダイジェスト版が放送され、完全版も近々放送される。
 インパクトの価値のある、メディアの即時性(immediacy)だ。ビートルズの価値。

 9月9日には「ビートルズの全オリジナルアルバムを最新技術で高音質化させた
リマスター盤CD」(報道)が世界同時発売され、日本でも予約だけでも100万枚
を突破しているようだ。

 「I want to hold your hand(抱きしめたい)」で日本にお目見えして以来、ビートル
ズの音楽をもっぱら聞き続けてきた。当時は、英国から関連冊子を取り寄せてニュ
ースを探り、発表されるレコード(LP盤)は、そのほとんどを持っていた。

 ビートルズの音楽が、シンプルな楽曲づくり、音源から、徐々に手の込んだ録音
技法の革新性も含めて、厚みのあるサウンドへと変遷していくプロセスのレコー
ドを手にするたびに、インパクトを感じて、驚いていた。

 収録された楽曲、音源にとどまらず、レコード・カバー(record case)のデザイン、
写真、構成の斬新さは、比類すべきものもなく、現在でもその企画力、革新性は
他の追随を許すこともなく輝いている。

 今、見ても、50年近くの歳月を通過してきたデザイン、構成とは思えない斬新
さが漂ってくる。

 残念ながら、そのレコード(LP盤)は、今では身内の手に全て譲ってしまって
いて、手許にはない。
 「St.pepper's lonely heart club band」ぐらいは、「福助」ぐらいはかえってこな
いだろうかと思う今日だが、ビートルズの価値、メッセージを具体的に伝えられた
とすれば、それもそれでいいかとも思う。

 今回の、高音質のCDリメーク盤は未だ聞いていないけれど、通常、CDの高音
質は、鮮明だけど無機質な音感が、本来の音のひろがりを欠き、個人的には気に
なっている。

 歴史的財産、記録として後世に残す、伝えるということでは、それはそれで意義
はある。

 

 

 


 

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100日間。 dream with you

2009-09-08 19:54:14 | 日記
 民主党政権は9月16日の特別国会で成立する。米国では政権交代で100日間
は様子見期間として、お手並み拝見の慣例がある。
 今、日本のマスコミには、すでに地方自治体、経済界、各業界から団体、組織保
護にかかわる新政権の構想、マニフェストに対する見直し、反対の具体的な注文が
連日紙面を占有している。
 従来の利益誘導型、既得権政治・社会の古い構図がこの混迷ぶりから、透けて見
える。

 政権交代がめずらしくない米国と、本格的な政権交代がはじめての日本では、背
景、環境に違いがあり、はじめて直面した社会現象(イノベーション)に関係者の
混迷ぶりだ。

 従来の利益誘導型、既得権政治・社会の古い構図が、きっぱり否定されての政権
交代なので、国民の期待に応えてそういう古い構図に、ばっさり決別する時がきた。
 イノベーションには、既存の社会に対するあたらしい価値観による光と影はある。

 国民の選択の度量の大きさに比べて、未だに古い構図に捉われる利益・既得権集
団の度量の小さいこと、その格差ばかりが印象的だ。
 この16日を境にして、新政権も、今のうちに、政権交代を前に繰り広げられる
利益誘導型、既得権政治・社会の権力構造、実態、背景を、篤と見聞したらいい。

 時代は、ようやく変わった。しかし、それは課題に対する分析、整理、対応の方
法論の手法、切り口の違いの問題であり、あたらしい価値観による対応にも、普遍的
なものもある。国民に約束した政策遂行のプライオウリティであり、モスト・ビハインド
の政策選択の問題である。

 今は、新政権が国民に約束した政権構想、マニフェストの環境整備、効果、価値
を総体的に捉えて、政権政党のイノベーションへのスタンス、熱意、行動を注視す
る100日間だ。

 適当な時期を設定して、政権交代のイノベーションを国民が検証する。


 

 

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モラルの中の平和。  no countries

2009-09-07 20:01:20 | 日記
 2001年9月11日、ニューヨーク・シティ(世界貿易センター)の朝は、大異変
の中にいた。米国数か所で発生した同時多発テロで、巨大ビルが完全崩壊で、
5000人を超える(多分、特定できない人数)人々が死亡し、結局、現在も身元
確認の照合もできない人もいる。

 誰もが平和(戦争のない自由な状態)を望み、しかし、誰かが平和に背く、現代
社会。国家があって、独立して存在し、国益を設定して、外部からの誰の介入を許
さない、絶対的なモラルの中で、その安全を守る方法論として、パラドックス(逆
説:paradox)としての対立、「手段」としての侵略、戦争はある。

 絶対的なモラル(大義)は、複数の国、組織の間では、相互に受け容れなく存在
するもので、「手段」を選ばない究極の方法として、戦争はある。

 国際紛争を解決する平和的な「手段」として、外交、国連、国際機関(司法)、
あるいは信仰(上の共有価値)とあるが、いづれも、現代の多様化した国、組織の
世界勢力図の前では、影響力は極めて乏しく、公正で公平なオブリゲーション(名
分)を掲げられずに、対立を混迷に導く要素さえ、孕(はら)んでみえる。

 オバマ大統領の核廃絶への宣言は、紛争を平和的な「手段」で解決する方向に
向かわせる一端ではあるが、それも、すでに確固たる戦力を整備した大国主義の
一方的な論理の粋を出ずに、世界共有認識での平和は、遠く見えない。

 人類は、「個」をみれば、誰しもが平和を望んでいる。生態学的にみれば、人類
は生きているから、存在している。
 ひとつ、ひとつ、平和に障害となっている、また、なるものを解きほぐして、後世に
平和実現へのあるべき夢の姿を引き継いでいく努力が必要だ。

 ボブ・ディラン(Bob Dylan)は、1963年に「(The answer is)Blowing in the Wind」
で、「いったい、どれだけの砲弾が飛び交えば、人々が未来永劫に、それらを禁止
(ban)することができるのか。」と歌う。

 ジョン・レノン(John Lennon)は、1971年に「Imagine」で、「国境のない
世界(no countries)を、心に描いて(imagine)みよう。殺すことも、それで死ぬことも
ない。宗教さえもない。平和な人生を生きていこう(Living life in peace)。ぼくを夢見
人というだろうが、ひとりじゃない。」と歌う。

 誰もが、平和な世の中に生まれて、平和を守り、平和に生きたいのだ。




 

 

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選挙の夏  Drastic Summer

2009-09-06 19:50:56 | 日記
 今年の夏は、唯一、総選挙で熱く燃えた夏だった。気のせいか、全国、宣伝
カー、自転車行脚で一日中、関係者が回っていたせいか、例年みかける殺伐と
した事件を余り目にしなかった気がする。選挙の効用だ。

 政権移行スキーム(scheme)と連立政権への政党間ネゴ(negotiation)、
この二つのデシジョン・ポイントが、今、ある。

 民主党が国民から圧倒的な支持を受けた政権構想の約束、マニフェストの実施
に向けて、戦略(strategics)にもとづいたスキーム(計画)、スケジュール
にそって、具体的に推進しなければ、国民から支持された政権政党としてのア
イディンティティ(存在意義)はない。

 国政、行政の継続性を重要視する見方もあり、柔軟な対応を求める動きもあ
る。「継続性」とは、どういうことか。

 国家における、国益、人権、文化的生活の本質的なアイディンティティは、
普遍的なものだ。
 これを、どういった独自の理念で見識で捉え、結果、成果として実現してい
くのかの方法論の問題だ。

 問題意識(テーマ・課題)の結果を、独自の視点で示す成果、果実で応える
のが、支持した国民への良心的な対応なのだ。
 民主党が既存の政権政党とのアタックの違いを鮮明にして、約束した政策の
スタンダードのもとに、それが支持されたわけだから、既存の政権政党とは違
う「価値観」で、政策課題に切り込んで、約束どおり政策を実行して、結果と
して、政権政党のアイディンティティを示さなければならない。

 常に国民をそばに感じて、国民と共有する政権運営の中で、約束した理念の
実現に向かって、まい進せよ。

 連立政権ネゴも、この価値観、理念のもとに、当然、その延長線上にある。
他と違う独自性の理念、スタンダードを推進できなければ、国民(主権)も理
解できない。

 ネゴとは、高邁な理想に向かって、理解を得る努力であり、スタンダードを
曲げて融和することではない。

 情報を公開、共有しての、腕の見せ所だ。国民が検証する。

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