サブカルチャーマシンガン

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OGRE YOU ASSHOLE「自然とコンピューター release tour 追加公演」@渋谷WWW 25.1.5

2025-01-13 | LIVE













今月の5日にOGRE YOU ASSHOLEのライブに行きました。










これが2025年のライブ始めでした。
今、
書いててふと思ったけど、
自分が高校を卒業したのが2005年だったので、
あれから20年も経ったんですねぇ・・・そりゃ、おじさんにもなるわ。
おじさんっていうか、疲れやすくなるわ〜っていう笑
まあそれでも、
60代70代の方から見ればまだまだ若輩者でしょうが。。
 OGREのライブは去年は観てないのでちょい久々、
渋谷WWWに関しても去年は隣のXの方にしか来訪して無かったので、
どちらも少しご無沙汰気味〜という一夜でございました
もう一つ書くと、
チラシで知ったんですが、
WWWの機材のHeritage3000というものが
今回のシリーズを機に役目を終える〜みたいな事が書いてあって
自分もこのライブハウスには結構お世話になってるので
その意味でも来れて良かったライブでした
ここで、
bloodthirsty butchersのワンマンも観たんだなぁ・・・
それ考えると本当に心からお疲れ様。という気持ちですね
でも新しい機材で生まれ変わるのも楽しみですよ。
では、以下。












ニューアルバム「自然とコンピューター」を引っ提げてのこのライブ
最初はムーディに聴かせる「ただの好奇心」から
柔らかい歌と浮遊感に早速のめり込む。
出戸さんの「どうもありがとうございまーす。」というゆるいMCを挟みつつ、
音源とは違ってデジタルなビートにもテンションが上がった「君よりも君らしい」
ムード歌謡みたいなボーカリゼイションと、
ドスドスしたベースサウンドが心地良い
歌詞がまた、
絶妙に哲学的で
その深みにも心酔しながら聴いていました
「君よりも君らしい人がいたらどうしよう」

一転して、
リズム隊の人力ダンスビートっぷりが気持ち良かった「お前の場所」
「おれは壊す」というフレーズが印象的な中で、
重厚なグルーヴをもって聴かせていく!
その流れで、
ファンクの匂いも感じた「影を追う」
「確かめた時には消えている」そんなフレーズが心に残る中
ギターサウンドのトリップ感でも聴かせてくれた一曲でした。
ストレンジなギターフレーズにも魅せられた「熱中症」
この曲では、
オレンジ色の照明も綺麗で
楽曲とのシンクロ具合もまた見事でした
この曲の、
「誰もいないけど それでも この先続く」って歌詞が大好きなので、
そういう意味でもこの追加公演に来れたのは個人的に嬉しい出来事でした


最近は、
より歌唱に粘り気も出ている様に感じていて、
それを強く感じたのが「偶然生まれた」
生音のカクカク感にも気持ち良さを感じつつ、
情感も感じさせる出戸さんのボーカリゼイション、
リバーブがかかった様なギターフレーズにウットリする。
ボーカルは昔から良かったんですけど、
近年は、
楽器の一部というよりも
より歌そのものを楽しんでる様な雰囲気もあります
こっちが勝手に感じてる事ですけどね。
「空間はどこまでも続く
 人がいなくたって このままただ続く」

そんなフレーズに無機質さと共にどこか希望みたいなエッセンスも感じながら…
勝浦さんがドラムからシンセに変わって
海を感じさせる音像で魅せた「自然とコンピューター」
その見事な爽快感にも甘美な心地良さを覚えつつ
AOR及び、
ニューロマにも通じる様な、
そんな歌唱にも感銘を受けた「わかってないことがない」もまた素晴らしかった。
元々出戸さんの歌声は大好きだったんだけど、
最近は
歌そのものに魅せられる事も増えて来ました
歌が楽曲の中心にあるような感覚。
「君を君よりもわかっているから」って歌詞がまたとっても素敵でございました
でも、
本当そういうものなのかもしれない。とか、想う。

爽やかさも感じさせる雰囲気で
美しいギターフレーズと共に奏でられた「また明日」
シンプルにメロディが胸に響く良い曲だな〜!!と感じながら浸っていた
終わった後の、
出戸さんの「どうもありがとう。」がまた気持ち篭ってる様にも感じられた。
更に、
ギターリフがどこか気持ち泣けるバラッドの「真ん中で」
ヘビの柄の様な?不気味で、でも美しくもある照明がまたすげぇ印象的でした
音楽は家で聴いてるのもとっても気持ち良いんですけど、
こういう視覚的な刺激はライブならではだな〜と
間奏のギターフレーズがまた物凄く綺麗で…
水晶みたいな一曲でした。
 一転して、
スペーシーなグルーヴ感で聴かせた「家の外(alternative ver.)」
明るい照明がまたワクワク感を増幅させていく
この曲は、
リズム隊の息もピッタリで
その小気味良いビート感にも惹かれていました
そしてそのベースの音がかなり爆音気味にも感じて
それもまた刺激的でかなりテンション上がりましたね
ゆらゆら踊れるこの気持ち良さはOGREのライブならでは。


出戸さんがシンセを使って奏でた高速のエレクトロインストを挟み
(これがまた鮮烈でむちゃくちゃ格好良かった!)、
「待ち時間」
「家の外」
「朝」と怒涛のクライマックス・モードへ雪崩れ込む。
バージョン違いの2回目の「家の外」は、
よりダンサブルに、
かつ、
トリップ感の強いものになっていて実にサイコーでした
誇張抜きでこれ永久に聴けんじゃね?ってテンション
不気味な詩と
妖艶な歌がまた良い
ヘドバンで応戦しつつ、
瞳を閉じながら聴いてたら本当に、
別世界に辿り着けた様な…
そんな感覚でした。
これは相当にスゴかった。
って言うか、音楽ってホントすごいものなのよ。

「朝」は、
正に"鉄壁"の完成度。
赤いライトが駆け回る照明演出もカッコよく、
同じフレーズを淡々と、でも、グルーヴィに繰り返す
そんなタフさがとっても気持ち良かったです
観ていて"平熱のグルーヴ"というフレーズも思い浮かんだ
何よりも、
そんなループサウンドにひたすら夢中になっていたら、
シンプルに「音楽って楽しいな。」って気持ちになっていました
空間と音と自分と観客と・・・その混ざり合う感覚が最高に心地良い。
生きてると、
そんなに音楽に熱中してる人に出会う事って少ない。
だから、新年早々、ライブにまで来てしまう
そんな方々と気持ち良さを共有出来たのがとても嬉しかったりもした
今は音楽の時代ではないかもしれないけど、
自分にとってはずっと音楽の時代ですから。

そんな原始的な喜びを感じつつ、
イントロからして超盛り上がっていた「見えないルール」にて本編はフィニッシュ。
鋭角なギターリフ、
ノリノリで前のめりなドラミング、
そのバンド全体の一体感に感動もしつつ
どこまでも無限に踊れるような人力ダンスビートの渦に陶酔していました
馬渕さんの爆音で奏でるキ○ガイギターがこの日も最高にブチ上がったし、
肉感的なアンサンブルの快感はこの日でも随一の仕上がりでした
そんな、
怒涛のグルーヴで魅せた後、
アンコールで新譜から「たしかにそこに」を響かせてこの日は本当に終了。
「最後に一曲演って終わりにします。どうもありがとうございました
 OGRE YOU ASSHOLEでした。」
という丁寧な挨拶の後に
優しさに満ちたボーカル、
ムーディなギターサウンド、
全体的に温かみに満ちたアンサンブルで
「姿はよく見えないが たしかにそこにいる」という・・・
そんなフレーズはとっても胸に沁みる音像に仕上がっていて堪らない出来栄えでした。
新年早々のライブの終わり方としては相応しいものになっていた気もして、
やっぱりOGREのライブが大好きだ!と、
そんな風に思えた素敵な一夜でした。ね。
最後、
出戸さんが
「今年もよろしくお願いします。」
新年のライブっぽい事を言ってくれたのも嬉しかった笑
OGREだからそういうのは無いかな〜と思ってただけに、ね。
ありがとうございました!!!!

















1.ただの好奇心
2.君よりも君らしい
3.お前の場所
4.影を追う
5.熱中症
6.偶然生まれた
7.自然とコンピューター
8.わかってないことがない
9.また明日
10.真ん中で
11.家の外(alternative ver.)
12.(エレクトロインスト)
13.待ち時間
14.家の外
15.朝
16.見えないルール

17.たしかにそこに
















という訳で、
2025年一発目のライブでございました
去年は千葉LOOKでピーズ、
今年は渋谷WWWでオウガ…って考えると、
色々な意味で真逆な感じではありますが(笑)。
去年は地方でウォー!今年は都心でディープ!みたいな。
でも、
自分は様々な音楽が好きですし、
あまりジャンルで聴きたいって気持ちもございませんので
(それでも自分よりも幅の広い方はごまんといるでしょうね。演歌とかカバー出来てないし)、
今年も基本的には自由にイロイロ楽しんでいきたい所存であります。
勿論、
OGREのあの独特の、だけど、ポップでもある音楽空間は唯一無二ですので、
また是非行きたいと思っています!



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