サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ボクガール73話 感想ほか(ヤングジャンプ 2015年35号)

2015-07-31 | ヤングジャンプ感想






気が付けば7月ももう終わりですね
日常では色々あったけれど、ことブログに関してはその分割を食った感じでした
ただ、このまま日常の忙しさに追われてゆっくりフェイドアウト~ってなっちゃうのとか
或いは開き直って週一更新です!みたいな感じになっちゃうのも嫌なんですよね
やっぱり、やるなら常にフルスロットルじゃないと・・・
そんな訳で体力が続く限り踏ん張ります。押忍。







ボクガール #73 ボクの赤ちゃん!?

天使かな?(確信)



まあ、「もう親友には戻れないのかな?」って話ですよね
やっぱり仲が良い関係性だったとしても「男女のそれ」と「男同士のそれ」とは全然種類が違う訳で
具体的に書けば遠慮だったりがない、意識だったりがない“気軽さ”を含んだ関係性
「そこ」にもう戻れないんだとしたらそりゃ悲しくもなるよなあ、って気もする
猛の事を気にしている節があると同時に
元々自分が存在していた「一番気がねなく話せる親友ポジ」を朝生に奪われている訳で
それは当然恋敵としての嫉妬ではなく煽りにもある通り“親友敵”としての嫉妬
どうやら瑞樹の中には猛を異性として意識する気持ちと一緒に
「まだアイツの一番の親友でいたい。」っていう気持ちもあるようで
二律背反の想いに囚われてるみたいですね
結婚式のイメージの相手が藤原さんで赤ちゃんの時のイメージが猛な時点である意味象徴的ではあったんですけど・・・笑

確かに瑞樹は女の子になった事で色々素直になったし(笑
勿論得たものも大きかった、とは思うけれど
数週前の、男子寮に談笑しながら帰って行く猛と朝生を見つめる物寂しげな瞳が語るように
「もう今では取り戻せない感覚」だって当然存在しているわけで
そこに複雑な感情が生まれない方がおかしいですよね
本当は心のどこかで“羨ましい”って気持ちがある
“もう戻れなくて寂しい”って感情も存在しているのかもしれないですね
紆余曲折ありつつ、「最高の親友で居よう。」っていうのもある意味美しい顛末だとも思いますが
その辺含めてどうなっていくんでしょうね? どんどん女の子化は瑞樹も受け入れ進んではいるけれど
やっぱり心の底では気兼ねなく、何の意識もなく話せてた「あの頃」に対する未練に近い感情があるのかもしれません

いや~なんとも切なくて面白い事になってて続きがかなり気になりますね
でも個人的にはどういう流れになるにしても、今のままじゃ読者としてもちと寂しくはあるので
なんとか、何らかの形でも、ちょっとだけでも「あの頃」の感覚を取り戻せたらな、って思ってはいます
そうやって考えると瑞樹にもまだ男子的な部分が残ってるんだなあ、と思えてそこも面白かったし
だからこそ余計に女子化している部分がめちゃくちゃ可愛く思えるんだな、とも感じれた話数でありました
意識も新たに生まれた感情も楽しいし、ドキドキするけれど、元々あった“友情”も大切なんですよね。



藤原さんに抱かれる側なのかい!でも二人の初夜とか想像したらグッと来ますね(笑
あと個人的にこういうセクシーな結婚式の衣装大好きです。もっと流行れ←

ただ、瑞樹が失ってしまったポジションに焦燥感を抱くのもそんな瑞樹の感情を追うのも楽しかったんですが
同時に物凄く・・・物凄く色々な意味で!グッと来るお話でもありましたね
具体的に書くと瑞樹のおっぱいですね!(満面の笑み)

まあ、正直な話、2回も、その・・・致してしまいました
そんな事報告せんで良い、って思われるかもしれませんが、まあ、その通りなんですよね(笑
でも、まあ、これはしちゃうよね、おちんちん反応しちゃうよね、って感じですよね(爆笑
しかもまた、セクシーなネタってだけじゃなく想像の中の瑞樹が信じられないくらい可愛いんですよ
もう母性と“オンナ”のかたまりじゃん、、、って印象で
それまでの過程も込みでやたらグッと来てしまった
そう考えると執拗に「男らしさ」に未練たらたらだった連載序盤の内容がめちゃくちゃ活きてんなあ・・・とも思えて余計に良い感じですね
ああいう風だったからこそナチュラルにこんな想像を自分からしてる現状に堪らない気持ちになる訳で(笑
最高に官能的なシーンであると同時にちょっとずつ意志の変遷を描いて来た本作だからこそ最高に気持ち昂ぶるシーンだったと思います
正直、実際にこんな風になったらむしゃぶりつきたくなるのも分かりますよね
っていうか現段階でもむしゃぶりつきたいのに、あんなに柔らかそうなえろっぱい見せられたらお世話不可避だっつーの!!とは思います(訴訟)
しかし、おっぱいが大きくなった瑞樹も是非拝んでみたいものですな。ロキ先生、お願いします!(笑

その他にもぬいぐるみに夢中になる瑞樹、ぬいぐるみにスリスリする瑞樹、
ちょっとムスっとした瑞樹の表情や女の子っぽい髪型の表現
ハーブティーを飲んでる時のつぶらなお顔だったり
瑞樹の可愛さ満点、
また色々な角度から瑞樹の“新しい可愛さ”を掘り下げていてまだまだ引き出しあるなあ、と思いつつ恍惚的な内容でした
美少女美少女言われて女子たちと一緒に遊んでいる瑞樹も瑞樹でまんざらじゃなさそうですけれど(笑
これから時々は自ら女の子しちゃうんだとしたら、正直それはめちゃくちゃ楽しみです
個人的には藤原さんとのデート回なんかも読んでみたいですけど(笑
さり気に結婚式の時のイメージの藤原嬢のセクシーっぷりが大好きでした
それにしても猛と疎遠になってる事を気にしてくれたり本当藤原さんは良い娘ですね
彼女の心配を晴らす、という意味合いでもこのわだかまりを(ある程度は)解く必要性があるみたいです
主人公として、頑張れ瑞樹!そしてまたキラッキラの笑顔を見せて欲しいものです。期待。



神様のハナリ 第3話 トゥジミートゥ[夫婦]

まあ、なんでもそうですけど
自分がやってること
自分がやってきたことを
「いつでもそこにあるもの」
「当たり前のもの」
なんて風に思われたら正直辛いですよね
それはやっぱり“慣れ”だとか“経験”とかでどんどん感動が薄れちゃうんでしょうけど
人って誰かの為に、他人の為に頑張ってる時って物凄いエネルギーを使ってるものだから。
どこかで「認めて欲しい」って気持ちが生まれて当然なんですよね。
当たり前なんてない、っていうけど
本当に当たり前なんてないんじゃないか、ってこの年になってつくづく思います
その辺ちゃんと意識してないと見失っちゃうものいっぱいあるよ?っていう風に感じられたお話
もう二度とそれを、その気持ちを失わないように浦部さんには頑張って欲しいですね
願わくば、いつかまた夫婦で揃って再登場して欲しいんですけど(笑

六の聖人っぷりもここまで振り切っていれば個人的にはアリだと思います 中途半端が一番いけないですからね。
にしても望ちゃん、普通にしててもその内包された色気が滲み出てるのが実に堪らんですな(笑
自分が好きなタイプのペーソス含む人情ものなんですが目の保養にもなるのが一石二鳥でかなり好きかも
また望ちゃん純度たっぷりの本当に良い娘で見てて気分良いんだよなあ。
抑圧されてる時には見られなかった表情の数々が素敵です。
Tシャツのシワの感じもイイですよね(笑顔)
素敵なお話で大満足、思ってた以上に好みの連載になりそうで先が楽しみ。







◆天野家四つ子は血液型が全員違う。

バイキングの選ぶ基準が俺O型なのにまんまB型の「好きなものばっかり派」ですね・・・
偏食するのでコンプリートはしませんね・・・
いや、その内共感出来るO型ネタが出て来るはず。うん。ただ単に俺が異端なのかもしれないが(笑


◆妖怪少女 -モンスガ-

この教師は暴力までふるって最悪だと思うけど、
たくし上げのシーンに関してはグッジョブと言わざるを得ない、、、
っていうのもアレですけどね(笑
しかし前半の格闘戦はパンツどころかア〇ルと具まで見えそうになってるじゃん
一応一般紙なのにふなつセンセ攻めてますね、毎回。陰毛まで必ず描くし(笑



◆リクドウ

こういうシーンを見てると、リクが「生活」に目覚めるのも有り得るかな、とか思いますね
まあまだまだボクシング命ですから先は長いとは思うが。。。頑張れ苗ちゃん!



◆もぐささん

確かにおみやげは食べたくなるけれど・・・
でも、ヘコみ気味の百草さんはこれはこれで可愛い 笑
つーかヘコカワ系でもありますよね、彼女。










ボクガの瑞樹や藤原さん、もぐささんに加えて「神様のハナリ」の望ちゃんを眺めるのも木曜日の確かな楽しみになってます
純度の高い自分好みのキャラが沢山いて読み飽きない雑誌になりつつありますね。
勿論「リクドウ」や「ブリュンヒルデ」等緊迫した展開の漫画も面白い。
個人的に読んでる作品が半数以上なので、読み終わるのに結構時間が掛るんですよね(笑 それもまた嬉しい悲鳴ですな。

あと、式部作者によるうまるちゃんトリビュートコミックは必見。良い味出てます。





【いつかこんな気持ちも】のんのんびより りぴーと 第4話「てるてるぼうずを作った」 感想

2015-07-31 | のんのんびより りぴーと
こんなんに田舎のあぜ道で出くわしたらまず生命の危険を感じますね(笑






雨の日が楽しくなくなったのはいつからなんでしょう
少なくとも、子供の頃はもうちょっと楽しんでいた気がします
いつの間にか「濡れるから」「仕事場に向かうのが面倒くさくなる」「気分が憂鬱」だとか、
そんな感情だけで満たされるようになってしまった・・・という感覚があります
でも別にそれはいけないことなんかじゃない
我々はもう大人になってしまったんだし
ただ、思い起こせば“雨の日の変化”は子供の目にとってはとっても新鮮な出来事であった
今とは違ってもうちょっと楽しめる気候だったんだなあ。とか、この話数を観ていて思い出しました

本当は自転車(補助輪付き!)に乗りたいから晴れて欲しいのに、
いつもよりも掘り易くなっている土、柔らかい地面に夢中になってしまうあの感覚・・・
は、正直俺にはもう無いと言って過言ではないんですけれど(笑)
でも、あの頃はそんな変化が楽しかった
雨の日は生活に支障が生じる嫌な日って「だけ」ではなく
実はそんな「いつもとは違う」が新鮮でワクワクしていた日でもあったんだなあ、、、なんて
つい雨の日の変化にちょっと夢中になっているれんちょんを観ていて実直に思い出してしまいました
その境界線の内に自分はもういない
だからちょっと羨ましい感覚なんかもあるし、
逆に言えばよくそういう感覚に満ちた作品を大人が作れてるなあ。なんて
いち視聴者としてまたも感心してしまったお話でもありました みんなで虫採りに興じる光景も間違いなく原風景でした。



相変わらずこれを見た時の一穂姉のリアクション・・・というか間が面白い(笑 コスプレも簡単に出来るね!


でも、やっぱり自転車に乗りたくて雨乞いに興じるれんちょんは
どっかのカルト集団か、或いは浦沢直樹の漫画に登場する危ない組織みたいなヤバさがあって正直爆笑してしまいました
まあ発想としてはもっと目立つてるてるぼうずを、そして音を出しておてんと様に気付いてもらおう、っていう
よくよく考えれば健気と言えば健気な発想でその辺はある意味可愛かったんですけど
深い霧と本降りの雨の中でのアレは正直変質者にしか見えないっていうか(笑 また無機質で無造作に鳴らされたスコップの効果音が余計に辛気臭さを煽ってます
大人でも危険を感じざるを得ない匂いがあったのが面白かったですね
また劇伴が調子に乗ってスリリングに変わってたのも楽しかった(笑)
れんちょん自身がてるてるぼうずになっちゃうのは、傍から見れば何考えてんだ、って感じなんですけど
でもそれも子供の発想力っていうか、時に子供はとんでもない考えをしちゃうものなんですよね
実は子供なりに必死だったりもするんですけどね。

ただ、ちょっと、いや、かなりマイペースなれんちょんの様子がさり気に可愛かったり(「晴れるのーん」とか特にね!)
そんなカルト集団みたいな格好のれんちょんにビビるこまちゃん先輩が小動物可愛かったりと
笑った事は笑ったんですがキャラの可愛さも十分に表現されていてその点でも良かったですね
ちなみに家で一穂姉のアレに出会った時の間なんかもこのアニメらしくて笑いました(笑
全体的に凄く「間」を活かしたギャグが多くてすっげえ観心地がいいですよ。 
もうあまりにお茶目過ぎるれんちょんに散々おかしな気分にさせられた話数でしたけど、
その分「晴れて良かったね!」って気持ちもあったり、
結局はハートフルさにも満ちていたお話だったかな、と。
それにしても、れんちょんって寝顔は一穂姉にそっくりなんですね。ちょっと微笑ましかった。




その「晴れて良かったね!」という気持ちはBパートの内容でも深く感じました
もっと具体的に書けば、「新しい命が生まれてて良かったね!」って事なんですけど
あの雨とアンビエントな音楽、そしてその後の晴れ模様と感動的な劇伴が彼女の心模様を表現してたのだとしたら
やっぱり「晴れて良かったね!」って言葉のが似合う、相応しいんだろうな。という気はします

雨は「悲しみに寄り添ってくれるもの」でもあります
泣きたいのに流れない泪を自分の代わりに流してくれるメタファーのような役割も時に担ってくれる
心の中に湧き立つ悲しみも、空しさも、憂鬱も、すべて一律に洗い流してくれる母のような存在でもあるんだな、と
生き物はいつか自分より先に死んでいく 大事なものはすぐになくなっていく
そんな事を知ったれんちょん
そんなれんちょんの悲しみに寄り添うようにただただ流れる雨の描写と劇伴が特に素晴らしく感じた今回
雨を悲しみ、苦しみ、憂鬱、苦境等に重ね合わせる手法は結構良く使われてますが
今回のはそれに加えて雨の持つ優しさ、
代わりに泪になって落ちてくれる雄大さなんかも表現されているような気が個人的にはしました




でも、いつかそんな気持ちも晴れていく
こんな気持ちも忘れていく
別に頑張ったら頑張った分だけ報われるような容易い世界じゃないけれど
時に昔の、ちょっと前の自分の頑張りが自分を助けてくれる時だってやって来る
あの「晴れ」は別に棚ボタ的ファクターだけで生まれた安っぽい奇跡ではなく
れんちょんが頑張って執拗に世話していたから生まれた奇跡だったんだと思いました
だから、れんちょんの笑顔にも、喜びにも、
誰にも見せなかった涙にも“価値”があるんだなあ、って感じます
れんちょんが本当に可愛がって頑張って世話していたからこそのあの顛末・・・
おてんと様に晴れるようにアピールする為にれんげ自身がてるてるぼうずになったり
みんなで行って来た生き物採集で捕まえたカブトエビをれんちょんなりに一生懸命育てたり、
今回も今回でそんなれんちょんの健気な姿が様々な手法で描かれて凄く面白かったですし
演出面の美しさやそれによって生じるメッセージなんかも素晴らしく
正しく“傑作回”と表現して差し支えない話数だったんじゃないかと。
悲しみ(雨)があるから喜び(晴れ)がある、そんなメッセージをあくまで作中の展開「だけ」でさり気なく伝える距離感なんかも自分好みですね。
正直「大好き」、と大手振って書きたいアニメの一つです。













ところで蛍の大人っぽさ、みんなと並んでる時のむしろ「お母さんかな?」って感じの良い意味での違和感がすっごく好きですね(笑
こまちゃん先輩とのちょっとしたラブラブ要素もちょいちょいあってその意味でも良かった
休日にみんなで駄菓子屋で遊んだり、昆虫採集に勤しんだり、
正に「正しい子供の休日」って感じですね。そういう懐かしいテンションも楽しくて、観ていて充足感があります。



あとは美術への異様なまでのこだわりを是非まじまじと感じて欲しい。
ちょっとしたあぜ道を知ってる方なら美術・背景を眺めるのも面白いんじゃないかな、と。