サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Emerald 2nd EP Release Party「Pavlov City」@新宿MARZ 15.8.29

2015-08-30 | LIVE






昨日は新宿にエメラルドのリリースパーティを観に行きました。






なんか、終始踊ってた気がしますね(笑
それくらい気持ち良くて最高過ぎる一夜だったんですけど
凄く音楽だった気がする、「音を楽しむ」そのまんまだった気がします
(普段のライブと比べて)色々な楽器が味わえて、色々な表現技法が楽しめて
正直行く前の期待値をグーンと越えてしまったイベントだったような感触があって。

ぶっちゃけ、完全にエメラルド目当てで参加した訳で
他の2バンドは曲どころか名前すら知らなかった(失礼・・・)んですけど
なのに、すっげえ踊れてすっげえ盛り上がってしまったんですよね
これってちょっと、いや、かなり「良い事」「幸福な事」って感じがします
それくらい全バンド気合入りまくりの演奏でして・・・
凄くありがたかったですよ。
何が一番ありがたかったって、どう考えてもチケット代2000円の内容じゃなかった(笑
まあ千葉から、しかも内房から来てるので電車賃は掛ってるんですが
俺がもし都民だったらもっと取って良いよ!って思うレベル(笑
いや~、本当に気持ち良かったっす。
当たり前ですが、まだまだ良いライブする知らないバンドいっぱいいますね。勉強になりました。
もっとこういう「知らないバンド」がいっぱい出るイベントにも行かなくちゃなー、って気にさせられました。
それ即ち、エメラルドのオーガナイズもまた素晴らしかったって話なんです。多分エメラルド目当てで来た方も満足出来たんじゃないですかね。
総じて演奏力の高いバンドが終結した無敵過ぎる夜でした。拍手&感謝。








Orland

最初「どっちのバンドだろう」って思ってたらバンドT着てて「あっ」って分かりました
バンドTシャツのデザインがまずオシャレで良かったです
終始踊れるような心地良い電子音が特徴的なバンドでした
曲調もエレクトロからインスト、レイブっぽいバンドなのかなと思いきや
そこからアッパーな曲を混ぜ込んだり歌謡曲っぽい楽曲が入って来たりと凄く自由な印象でしたね
英詞で歌う都会的でスタイリッシュなエレクトロミュージックから
古き良き匂いのする歌謡的なポップまで鳴らせる振り幅は実に見事でした

何より、バンドのスタンスがイイっすね
初っ端から「お酒でも飲みながら聴いて下さい。」と言ったっきりひたすらに心地良い音楽を奏でるスタンス
気楽に、自由に聴いてくれと言わんばかりのスタンスはある意味音楽が本来あるべきポジションのような気もして
実際本当にお酒を飲みながら、ゆらゆら踊りながら浸るには絶好の音像に仕上がっててそれもまた素敵でした
一部で音楽が宗教化しているきらいもある中でこういう「それぞれが自由に」「お酒でも飲みながら聴いてよ。」的なね
そういうフリーなスタンスで魅せるバンドはとても貴重ですし、これはこれでめっちゃ気持ち良いな。と。
素直に感じる事が出来たのでした。先述のインスト曲もインストなのにかなり盛り上がっていいアクセントになってたなあ、って思いました。
格好良かったです!



umber session tribe

最初、インスト曲から幕開けだったので「インストバンドかあ」って思ってしまった(笑
途中からラッパーの方が後方から出てきてようやくヒップホップバンドなんだ。って分かりました
このバンドも・・・正直カッコ良かったですね。
思わず踊りたくなるリズムと
かなり上手い場のノセ方、演出が光っていてなんかすぐに人気が出そうな感じもしました
実際終演後物販が売れまくってて音源が完売(!)しちゃってましたもんね
でも、あのライブ見たら音源が欲しくなるのも分かりますよ。

バッキバキのリズム隊に、ホーン隊二人の華やかさ、ファンキーなピアノに強烈なソロ連発のギター、
パーカッションまで加えた8人編成という大所帯、なのに音はきっちり整理されててかっちょいいんですねえ
あんまり無駄な音を鳴らしてない感じ
特に終始脂の乗ったフレーズ弾きまくりのベースがヤバかったですね
エメラルドのリリパなのにアンバーのワンマン?ってくらいの盛り上がりは流石でした

あと、単純に色々な楽器が混ざり合ってる事で生まれる音楽的な楽しさが半端なかったですね
リズム隊だけ聴けばダンスミュージックのそれで
ホーン隊だけ聴けばジャズっぽくて
でも、ボーカルはヒップホップで・・・っていう
あんまり例えようのない感じ だけど、ミクスチャーと言うにはそこまでの雑多性はない
むしろ色々な要素がきっちりまとまってる感じだし、、、と、とっても個性的なバンドでもありました
自身のイベントでないイベントであれだけ他目当てのお客さんをのせて尚且つ音源さばけるならこれからもっと期待出来そうだなあ、と。
個人的にもめちゃくちゃ踊れるので終始体を揺らして良い意味でトリップ状態に陥ってました
オーランドもそうですがまた観たいなあ。と素直に思いましたね。良いライブでした。



Emerald

1.光と言葉
2.もういいよ
3.フラニーの像意
4.新曲
5.新曲
6.ふれたい光

アンコール
7.Summer Youth
8.Quiet Town


一曲目は「光と言葉」、これがまたすっごい良くて
どういう風に良かったのか、っていうと凄く嫌な事、嫌な考えに精神を蝕まれても
なんてことのない顔で笑っていよう。っていう“強さ”を感じられたのがすっごく良かったです
相変わらずのグッドメロディ、
「もういいよ」でも単純に聴いてて元気になれる力を感じましたが
この曲の歌詞は本当理想だなあ、と思いながらも聴いていました
本当にこの曲の歌詞の通りになれば助かるんですけどね。


期待は空を浮かんでる頼りないもの

っていう歌詞に聴いてて感情移入してしまった「フラニーの像意」、
最近はつくづく成果が出る事、想いが届く事を期待するって事はリスキーでもあるよなあ・・・としみじみ感じています
だから聴いてて、やっぱり少し胸に来るものがあったわけですけど・・・
ナカノさんの歌い方も気持ちがこもってて、そんでもって儚くもあってとても良かったです

新曲2曲も印象的でした
「ありのままのなれの果て」って歌詞が沁みた一曲目の新曲、
そして「ロマンチックな声を探そう」っていう二曲目、どっちも心地良くて
いつか音源化された時に聴くのが今から楽しみになりました
特に一曲目は、
久々にどうにもならない心境を歌った曲だと感じたのでその意味でも気になりましたね。


最後は「ふれたい光」、前に進む勇気をもらいました。ありがとうございました。















都会的な気持ち良さを味わって、
思いっ切り踊って楽しんで盛り上がって、
最後はちょっぴりセンチな気分になって心地良く終わる・・・という
順番・構成的にも優れた一夜でした アンコールの「Summer Youth」、前以上に美しくて素敵でした。
限りなく高純度なギターの音色、優しく伝わって来る哀愁、メランコリー溢れる音像、やはり名曲だなあ、と。
TAMTAMのギターの方(フラニーにも参加)、ボーカルの方をゲスト迎えた「Quiet Town」で締め
冒頭にも書いたようにエメラルドを観に行こう、リリパに参加したいなあ。っていう
割と軽い気分で参加したら思ってた以上に濃密で素晴らしい夜だったという印象ですね

まさか知らないバンド2組で物凄い踊れて盛り上がれるなんてめちゃくちゃラッキーだった気がします
だって「エメラルドが楽しみ。他のバンドも良かったらいいな。」程度の心持で
とにかくエメラルドが観たい。って気持ちで行ったら全部気持ち良かった訳ですから
そりゃ満足度も高いよね、
素晴らしい夜だったって書きたくなるよね、っていう(笑
久々に訪れた新宿MARZも音良いし、小さいけど2階まであって解放感あるしで
相変わらず好きなハコだったのも良かったですね。しかしエメラルドの対バンチョイスはホント冴えてるな、とも思いました。
この日聴いた「ふれたい光」を、あの曲のフレーズを反芻しながらこれからも頑張りたいです。ありがとうございました。

ちなみにMCで「ワンマンしたいね~。来てくれる?」ってナカノさん言ってましたが
絶対参加するのでいつか是非お願いします(笑