サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

平松愛理 〜めっちゃありがとう!〜「晩秋のうた」@天王洲アイルKIWA 24.11.10

2024-11-20 | LIVE
 











今月の10日に平松愛理のライブに行きました。













平松愛理さんは、
つい先日大阪にてイベントライブで拝見したばかりでしたが、
今回は初のワンマンでその分曲数も多い…という事で非常に楽しみにしていました。
と言いますか、
ぶっちゃけ先にチケットを取ったのはこの公演だったりする
9月の初頭に先行で取ったんだけど、即日完売でしたね
本当は、
今年になってから所謂ガールポップ/ロックをよく聴くようになって
春の六本木のライブに少し興味があったんですが、
それがすぐなくなってたのを見て
「一般発売では厳しいかな。」という見立てで無事先行で取れたのでした。
前にも書いたけど、この時代のポップスってすごく純心無垢な感じがしていて、
平松愛理さんは元々子供の頃から知ってたし彼女の音楽を聴きたいと思うのはごくごく自然な事でした。

で、
天王洲アイルKIWAという場所なんですが、
天王洲アイルにライブハウスがあった事自体知らなかったので、
正直かなりワクワクしてました
駅として利用するのも初めてですし、
初めてのことってテンション上がるでしょ?笑
一応、
本格的にライブに通い始めて15年以上経つんですけど、
まだまだ初めてのハコとか場所があるのも嬉しいですよね
天王洲アイルは、
お洒落かつ、落ち着いててまったり出来る素敵な場所で
こんな場所だと分かってればもっと早く来てくつろいでても良いくらいでした
偏に東京と言ってもやっぱり様々な種類の駅や場所がありますからね
それとKIWAは木造の部分も際立つオーガニックなハコですぐ大好きになりました
今後行く機会があるのかどうかは未知数ですけど、個人的にはまた絶対ここに帰って来たいなぁ…。














KIWAの近くには大きな橋があり、
その周辺に腰掛けるところがいっぱいあるので
待機するハードルがものすごく低いのも環境的に素晴らしい
このハコは何もかもが良かったので貴重なこの機会に絶賛しておきたい笑
 で、
ライブなんですが、
一曲目の「あなたのいない休日」で
いきなり泣いてしまった。
心地良く聴くつもりで来たので、
泣くつもりとかは正直無かった。そもそも、泣くつもりで来てるライブなんて全く無いけどね。
なんだろう、聴いてる内に感情移入しちゃったのかな…
この曲は、
ライブ前にですね、
ライブで演るかも。と思って自宅でCD聴いてたのでそれもあって選曲自体がまず嬉しかった
そんで、歌詞がまた良い。歌の主人公が健気というか、健気でありながら報われない感じがまた切なくて、
最後のフレーズの震える様に歌唱する様を見てたら思わず涙が出てしまっていた
報われない努力の辛さは分かる部分もあるし…。
 正直、
ライブに行き始めてこれが2回目、
しかもワンマンは初でその一曲目で泣くとは思わんかったですね
最初の辺りの「孤独は夢を食べて育っていく」というフレーズにも感化されていました
CDよりも更に洗練されたベテランの絶妙な歌唱に早速唸らされた一幕でしたね。

こういう体験があって、元々好きだった楽曲が大好きになっていくんですよ
だから、ライブは良いんですよね。アップデートしてくれるから。


ナチュラルなメロディも印象的なアップテンポの「おしえて神様」
その雰囲気に90年代感がたっぷりで良い…
90年代のエヴァーグリーンなメロディ大好き。って言うか、平松さんのメロディは良き。
 MCで、
「即日完売ありがとう〜っ!」とハイテンションな愛理さん
その流れでリクエストナンバーだという郷愁感漂う「この街のどこかで」
これも良い。
スタンディングライブで、
激しい曲にわーっとなるのも勿論好きだけど、
座りながらノスタルジックなミドルナンバーにじっくり想いを馳せるのも同じくらい好きですね。
また、この曲はキーボードの鈴木賢さんのピアニカの音色がえらい良かった・・・
愛理さんのビブラートも本当綺麗で浸りながら聴き惚れる一曲でした。

「思い通りに行かないから良いんだ」という想いを語って、
ホッとするメロディが心地良い「いいんじゃない?」
そう言えば、
今年井上昌己さんも同じタイトルの曲出してましたね。
「守りたい人がいる それが嬉しいのよ」みたいな歌詞が印象的だった
ライブでのみ演っているという「シングルマザー(未発表曲/表記適当)。
平松愛理さんが弾くキーボードの音色も美しい私小説の様な素敵な一曲でした
 MCで、
「みんながいてくれたから…」と観客への感謝を打ち出し、
「今日はみんなのライブだからね!」とこれまたグッと来る発言にテンションが高まる
自分たちが出した音に対する観客の反応があってこそのライブである、というニュアンスに感じた。
紫の照明が綺麗だった美声を活かした凛としたバラッド「チュピタンサスの木」
オリコン一位を取ったアルバム「Erhythm」の一曲でもある
その音色に浸りつつ、
ここで
誰もが知っているであろう平成のミリオンヒット「部屋とYシャツと私」
思えば管理人も子供の頃CDTVなんかを観てこの名曲に触れていたものである
ただ、
今でもシングルCDとかで聴く曲ですけど、
ライブで聴くと音源よりもビブラートが美しく、
また更に歌唱力が増してるのでそれもあって尚良い気分になれるのがまた素敵です
それと、歌詞の「安心できて好き」の部分、
音源だとしっとりと歌う感じですが
ライブだと弾け気味に「好きっ」
って歌うのがまた面白いというか女性の可愛いらしさが出てて良いなぁ、と。
深い愛情の表現に感動しつつ、
前回の大阪ライブにて
ライブで特に盛り上がる鉄板曲だと分かった名曲「もう笑うしかない」を投下。
あの日ライブで聴いて以降音源でもより聴く様になった大好きな一曲
この日も楽しい楽しい、みんなでやる振り付けにもまたテンションが上がる!
それと、
世界一!と歌いながらポーズ決めて浸っていると、
本当にここ(&心)が世界一の何かに思えてくるから不思議
ですよね
悲壮感漂うタイトルとは裏腹にサイコーにポップで切なくてハイにもなれる、
平松愛理さんの代表曲の一つだと改めて感じた名曲でした
それと、Cメロの歌唱が良すぎてここもまた絶品でしたなぁ。


更に、興奮は続く。
個人的に大好きな一曲「Single is Best!?」を披露
刺激的なイントロからアブラの乗った演奏に身体の揺れが止まらない
兎角、
平松愛理さんのキーボード含め攻め攻めのアンサンブルにテンションも上がりつつ、
「ディンドディンドディンドディンドン!」のとこで鐘鳴らすフリしたりしてそれもまた楽しかったし、
純粋にクールかつ熱量も備えて表現している演奏がスゴく格好良くてね、
平松愛理さん、鈴木賢さん、円山天使さんの三銃士の息の合った演奏に終始魅せられてた一幕でした
やっぱり、
歌いこなしや歌詞にフォーカスする事が多かったんだけど、
この曲はそれに加えて三人のプレイアビリティにも夢中になった一曲でしたよね
終わった後の歓声も一際多かったなあ!

愛理さんがスタンダップを促し、
ノリノリで歌っていた「きっとこの場所」
他人と関わる事の意義と大切さを歌うメッセージソングだ。
そんな曲を颯爽と歌いこなす姐さんはかなり格好良かった。
 更に、
アッパー・チューン「世界語のLove Song」と畳み掛けてゆく
歌詞の「風にさえも乗れる」の部分で実際にジャンプする愛理さんがまた素敵だった
本編最後は、
ミラーボールが回り出し
ラテンのリズムに乗って盛り上がった「マイセレナーデ」
みんなでハンドクラップしまくる楽しい空間も良かったし、
「特別な恋!」の弾ける様な歌い方も良かった
木造のライブハウスが、
いつの間にか海外のディスコみたいになっていて
それもまたすげぇなぁ。と音楽の力や自由さを味わえたこれまた極上のフィナーレでした。

アンコールも敢行。
サポートの円山天使さんが「想像よりも皆さんの熱量が凄い!」と称賛
平松愛理さんも「皆さんアンコールありがとうございます!」と笑顔で告げる
ここでまず演奏されたのは、
近年の新曲であった「白夜」
昔のヒットナンバーから近年の楽曲、未発表曲と想像以上に幅広い選曲に満足
この曲がまた哲学的でかなり良い曲だった
昔の平松愛理さんは、
女性の気持ちを歌ったラブソングが多いイメージでしたけど、
近年はこういうメッセージソングも歌っていて実は幅が広がっている〜っていう。
「正しい答えいつだって 人の数だけ溢れてる」
「ひとつくらいはいい事思い出せれば」
「信じたいこと ただそれだけが 自分の真実」

そんなキラーフレーズの数々がとても刺さる、メロディも素敵な楽曲でした
ちょっと良い意味で泥臭い部分もあって、それがまた今の愛理さんから繰り出される〜ってのも
グッと来ましたね
正に、
健在!を示す楽曲でした

イベントライブの時はヒット曲の満漢全席でしたので、
ワンマンだとまた違った平松愛理さんに出会えるのは参加してて楽しい部分ですね。

そして、
このライブのハイライトとも言える名曲「素敵なルネッサンス」
これが本当に素晴らしかった。
まず、
前の大阪ライブの時と同じく、
タンバリン持って鳴らしながら歌うの良かったし、
なんと客席まで降りて来て練り歩きながら歌唱してたんですよ
たまに、
はっちゃけて客席まで降りてくる歌手やバンドマン居ますけど、
平松愛理さんもそのタイプだとは思わなかったのでかなりテンション上がった。
お客さんの目を見ながら名曲を気持ち良く歌う様は本当に素敵だな〜と深々と感じつつ、
この日は大阪とはまた別のフレーズが一番印象に残った
それは、
「あの頃よりずっと素直な大人へ」ってフレーズ。

生で聴いてる時も気持ち良かったんだけど、
ライブが終わって、なんとなくそのまま帰りたくなくて、
天王洲アイルの夜景を眺めながらゆっくり歩いていたんです
その時、
あの頃より素直な大人…か。
と、
ふと自分を振り返ってみると、
確かに無駄なこだわりや偏見は二十歳の頃よりも無くなって
今は自分の興味や感性にストレートに向かえてる感覚もあって・・・
なんか、
自分は劣等感とか自己否定ばかりしながらここまで生きて来たけど、
景色を楽しむとか街の相様を楽しむとか音楽をジャンルではなく音楽として聴いてるとか、
確かに、あの頃よりも素直になれてるのかもしれない。成長してるのかもしれない。と想うと
ライブの光景を反芻しながら泣きそうになっている自分もいたりしました
同時に、もっと成長したいな…とも思ったし。自己肯定感も向上心も授けてくれた会心の一曲でした

しかし、
ライブって本当にライブですね
大阪の時はこの曲はただただ楽しく純なポップスとして心酔してたのに
(それはそれで超楽しんでるけど笑)、
披露するセトリの位置や演奏する場所、その時の心境で同じ曲でも印象がまったく変わる。
だからライブは面白いし、歌って素敵なんだなぁ…としみじみ感じたりしましたね
自分にとっては、心から大切で、あって良かった。そんな風に思えた初ワンマン鑑賞でした
平松愛理さんのライブ観たの今年が初なんですけど、
そうとは思えないハマり具合なので、なんか沼りそうだな笑
来年も既に新年2月に個人的にも思い出のハコであるTOKYO FM HALLでワンマン演りますので、
そちらもまた楽しみでございます
既に、
チケット完売してるけど・・・笑
ありがとうございました!




















1.あなたのいない休日
2.おしえて神様
3.この街のどこかで
4.いいんじゃない?
5.シングルマザー(未発表曲/表記適当)
6.チュピタンサスの木
7.部屋とYシャツと私
8.もう笑うしかない
9.Single is Best!?
10.きっとこの場所
11.世界語のLove Song
12.マイセレナーデ

13.白夜
14.素敵なルネッサンス














外から見るとスケルトンになっている。これがまたイイ。。



ちなみに、
集合写真の時、
「髪の毛とかしてる人がいる!」と何故か注目された笑
その後「そういう気持ち、いいね!」と平松愛理さん本人から
思わぬ形でお墨付きを頂いてしまい嬉し恥ずかし朝帰り…じゃない、
なんか人から褒められる事も無いのですっごく光栄でしたよね
しかも、
あの平松愛理さんに・・・
これはこれで一生の宝と相成りました

それと、
最後に告知を広めておこう
来年の6月に大手町三井ホールだったかな?
(確か)ワンマンライブが決定したみたいです
ライブに来た客に向けて先出し告知していました
大手町三井ホールは個人的にこれまた大好きなハコなので、
あそこで愛理さんがライブするのかぁ。と思うと早くも行きたくなって来ました
まだ2月のライブも終わってないのに笑
今、
俗に言うバブルの時期に流行った歌手達は
あの頃以上の表現力で鮮やかに活躍してたりする
そういう事実もこのブログで地道に伝えてゆければ良いですね。この週末は最高の週末でした。



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