サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

藤原さくら「弾き語りツアー2022-2023 heartbeat」@マザー牧場 アグロドーム 22.10.22

2022-12-07 | LIVE











10月の22日に藤原さくらの弾き語りライブに行ってました。







弾き語りライブ・・・なのは良いんですけど、
会場がまさかの牧場っていう結構ぶっ飛んだチョイスというか、
普通思い付いても実行にまで移す人は早々居ないと思うんですけど(笑
でもその発想はすっごく素敵ですし、
自分も、、、
ガキんちょの頃から親しみのある思い出の場所でまさかライブが観られるとは思って無かったですし、
そういう意味では今後もしかしたら二度と体験出来ないような貴重な夜だったのかもしれません
ちなみに、
このツアーは全都道府県ツアーなんですよね
全都道府県ツアーって正に本当の意味合いでの「全国ツアー」ですよね、、、笑
千葉以外でも水族館とかレアリティの高い場所でライブを敢行してるので、
藤原さくらさんはある種の❝パンク魂❞の持ち主だな、と。。
やってるジャンルは勿論違いますけどね。

でも、
この日はいっぱい美味しいもの食べたし、
良い景色も楽しんだし、
動物も観たし、
マジで良い日でしたな
マザー牧場はこれまでの人生では全部家族と一緒に行ってたので、
初めて一人で来て自分が汗水流して得たお金だけで満喫した~というのもなんか感慨深くて、
このライブの前には動物ショーの前座があったり言葉では表し切れないくらいに良過ぎた一日でした
アグロドームでは以前家族で来た時に動物ショー観ていた経験がありましてね、
その時はここで音楽のライブを観る~とは全く予想してなくて笑
でも、
マザー牧場でやるとしたら絶対ここだろうな。とは思ってました
確かに見方によってはコンサート会場にも見えなくもない。目の付け所が素晴らしかったですねぇ。









ライブは、
まさかのアルプスの少女ハイジのOPから始まりました(!)
こういう場所だから歌いたくなった~との事でしたが、
その柔軟性がまず素敵でしたね
そこから、
弾き語りでは初めて聴く「Super good」、素朴な楽しさがあってバンドとはまた違う良さがありました♬
「Walking on the Clouds」や「Just the way we are」「500マイル」など渋めの楽曲でも魅せつつ、
やっぱり「わたしのLife」は聴いてて堪らなくなってしまうような感慨深さがあって好きでした
この日は最後の「ラララララララ~」にグッと来てた記憶が残っていますね
自分自身の人生を愛おしく思う~という観点からすれば、
実際この日、
昔と比べてちょっとは成長したかな。という体験をリアルにしてたので、
ジーンと来ながら聴いてたような記憶はあったりもしました

内省的な歌詞が身に沁みる「うたっても」も良かったし、
そういえば、、、、、
何気に、
今までの藤原さくらさんのライブ鑑賞って全部対バンだったので、
三度目にして初めてワンマンライブだったんだなあ。と今書いててふと思いました
だから哀愁が沁み入る「うたっても」のような生で初めて聴く楽曲に出会えたんだな~と。
そこから、
残酷なフレーズの数々にゾクゾクしながら聴いていた「ラタムニカ」、
この曲でははっきりと「死んでゆけよ」という強い言葉が歌われてたので、
先述したパンク魂をちょっと垣間見たりもした素晴らしい一曲でした
結構、
色々な風に解釈出来る懐の広い歌詞にも思えたのが尚良かったしまた歌声も力強かったですね。
そこから、チル出来るような「Waver」、
そして、
アコギからエレキギターに持ち替えて披露された「生活」の心地良いビートも好きでした
「The moon」ではエレキの音色がいぶし銀に感じられたり時に宝石のような音色を弾き出したり、
バンド編成とかでは分からなかった藤原さくらさんの奏でる音の特異性を感じられて本当感動しました
アコギは素朴な良さを存分に滲みだしてるけど、エレキではもっとオルタナティブな音色を奏でていて。
そのバランス感覚も素敵だな~と想いながら鑑賞していましたね。

で、
大好きな「mother」ではまたも泣きました。。
今年の上半期に渋谷クアトロで初めて聴いた時は去年の新曲の中で一番好きな曲だったので、
ようやく生で聴けた嬉しさもあって泣いたのは憶えてるんですけど、
この日涙が出たのは今想うとちょっと不思議でしたね。
冷静に分析すると、
子供の頃この場所に何度も連れて行ってもらってこの場所が大好きになった事とか、
そして今は一人でも来れている事実とその頃の思い出を背負って楽しんでる事とか、
様々な感慨深さが聴いてる時に脳内をぐるぐると駆け巡ってて。
そこに、
あの歌詞が相乗効果でエモーショナルな想いに拍車を掛けて聴いてて泣いてたんだと思いますが、
逆に言えばそういう理屈抜きでもうあの歌と音色に心の琴線を揺さぶられた!とも言えます
当時のメモ帳には「永遠に聴いていたい!!」と書かれてるので、
それがすべてかな、と・・・。
 また、
この曲の歌詞は断定からは程遠い抽象的な歌詞に仕上がってるので、
自分の中の様々な感情や誰かとの思い出などと気持ちを重ねやすいのもあったと感じてます
そして、この曲のエレキギターの音色が地を這うような泥臭さとスペイシーな感じが同居していて、
すげぇえげつない音色だな・・・!と音色そのものにも感銘を受けていた思い出がありますね
エレキの弾き語りでも、しかも静かな曲でもあんなに聴いててビックリする音が出せるんだな~と想うと、
藤原さくらさんのプレイヤビリティにも衝撃を受けられたのは良い体験でした。


そうそう、
新曲の「まばたき」もこの日が初披露、
生での歌唱は初めて~という事でそれが千葉の房総だったのは個人的に嬉しかった(笑
丁寧な歌声に浸りつつ、
手拍子も心地良かった「Soup」は弾き語りで聴くと正にスープのようなあったかさがあってとってもステキ
「君は天然色」「かわいい」と最後はしっかりと盛り上げてライブは終了。
アンコールでは「ゆめのなか」を演奏してたんですけど、
これがね・・・
また、素晴らし過ぎる出来栄えでした。
決意表明のような、そして切実な想いを紡ぐようなまっすぐな歌とメロディに満ち溢れていて、
子供の頃の思い出の場所に一人で来れた~という記念碑的な一日には非常に似合ってたのも
個人的な想いに重なってる気がして聴いててすごくグッと来ていました。。
何よりも、
ああいうピュアでストレートな想いを歌ってる曲というのは、
こういう自然たっぷりで雄大な場所で聴くには相応しすぎたのも大きかったです
この曲は特に印象に残っていて今でもこの日の音と歌声が装飾なくリアルに脳内で響いてる位に、
大好きでこれからの人生の道標の一つになってくれるくらいに素晴らしい名演だったな、
と。
結構、
その日その日によって気持ちがブレてしまう事も多いので、
そういう意味ではこの日のこの曲がお守りになってくれるかも、とも思います。

改めて、
子供の頃から家族と来ていた大好きな思い出の場所で、
会心のパフォーマンスをしてくれた事に深く感謝を申し上げます。
藤原さくらさん、スタッフ、マザー牧場の関係者の方々、動物たち、あの日のお客さん、
ありがとうございました!












おしえて(アルプスの少女ハイジOP)
Super good
Walking on the Clouds
わたしのLife
Just the way we are
500マイル
うたっても
ラタムニカ
Waver
生活
The Moon
mother
What a Wonderful World
まばたき
Soup
君は天然色
「かわいい」

ゆめのなか
















そういえば、
君津市でライブを観た経験はあったんですが、
富津市でライブを観たのは生まれて初めての出来事でしたね
君津市以降は相当な田舎ゆえにそもそもライブの機会自体がほぼないので、
そこそこ行った事のある富津市にて大好きな歌手のライブを観れたのは尊い経験でした。。
 それと、
最初はお馬さんと一緒にカウガールの衣装で登場したり、
MCでは静かな楽曲のあと「寝てないですか?」とストレートに観客に尋ねたり、
マザー牧場で公演を行ったのは藤原さくらさんが初めて(!)だったみたいで、
「次にここでライブをやるのはサザンか・・・ストーンズかな?」みたいな発言も面白かったですね(笑
「新しいCDの写真集には裸の写真が載ってます~」とか発言も中々にぶっ飛んでて素晴らしかった
来年もこの弾き語りツアーは継続して敢行される予定なので、
都合次第で是非また味わいに行きたいです。
素敵な一日をありがとう。