サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ハク。presents "Walk Walk Run!" -東京編-@下北沢Flowers Loft 23.9.5

2023-09-13 | LIVE










先週の火曜日、ハク。のライブを観に下北沢に行きました。








ハク。は、ちょうど2年くらい前にNHKのラジオで「hitonatsu」って曲が流れて、
その曲が凄く良かったのでそれで好きになって聴く様になりました
それから「若者日記」ってCDが出て、
それも購入して...と
割とそこそこ前から聴いていたので今回ライブを観れたのは正直嬉しかったですね
ハク。は大阪のバンドなのでライブも関西エリアが中心だと思うんですよね(たぶんね)、
なので、こうして東京で自主イベントやってくれるととっても嬉しい・・・っていう
ある意味(管理人が)関東に住んでいながら地方民の気持ちが味わえる笑
そういう意味でも稀有なバンドであります
ただ、
ハク。に下北沢はめちゃくちゃ似合ってました
いちリスナーとしてはいつか東京でもワンマン演って欲しいな~と期待もしつつ。












会場は7か月ぶりに来訪した下北沢Flowers Loft。
最初に来た時も思ったんですが、このライブハウスめっちゃ好みっすね
外装がお洒落で近年出来たハコなんで中もキレイですし、
何より、
ステージが近くて横に長いので会場のどこに居てもよく見えるんですよね
構造としては水戸LIGHT HOUSEタイプというか、ある種自分の理想に近いタイプの造りですね






藍色アポロ

めっちゃストレートなロックバンドだった。
正味、その真っ直ぐさが痛快で若さ満点ってカンジでした。
元気な曲もらしかったけど、
「生活」っていうバラードの曲が一番好きでした
もっと光りたいのにそこまで行けない~って悔しさが滲み出てる曲でそこが胸に来ましたね。



muque

すごくお洒落なロックバンドだった。
演奏もアレンジも格好良くて絞り出す様に歌うボーカルも味があって素敵でしたね
基本、
ムーディで軽快な曲が多い印象でしたけど、
時折ガッツリしたロックナンバーも繰り出したり~と
その緩急というか、
意外性?みたいなものも面白かったですね
ちょっと売れそうな匂いもしたので今後どうなっていくのかが楽しみ。
曲としては「風になった~」みたいな歌詞の曲が空間との一体感も生んでいて素晴らしかったな、と。







ハク。


1.ナイーブ女の子
2.直感way
3.君は日向
4.僕らじゃなきゃだめになって
5.自由のショート
6.なつ
7.回転してから考える
8.カランコエ

9.hitonatsu




ボーカルのあいさんは花柄の服を着ていて、
何気にライブハウスの店名に合わせたのかな?って少し思った。
そして、他バンド目当てのお客さんが最前から下がったので、
運良く・・・感謝しつつ久々に最前列でライブを観る事が出来ました
それも真ん中付近で...中々無い体験で結構ドキドキしましたね。

一曲目は軽やかに「ナイーブ女の子」を奏でてゆきました
間奏のツインギターが熱くてロックバンドらしい部分も魅せつつ、
リフが楽しかった「直感way」はアンサンブル含めて兎角ウキウキするようなサウンド
気が付けばほぼ満員みたいになっていたオーディエンスをしっかりと温めていく。
 個人的に、嬉しかったのは「君は日向」。
新譜の中でも、
サビの和っぽい?メロディラインが凄く好きでメロディアスでもあって・・・
それと、この曲で顕著だったのはあいさんのギターとなずなさんのギターでは出してる音が明確に違う
色々な4ピースバンド観て来たけど、ここまでその違いが顕著に分かるのは珍しく感じました
あいさんのギターサウンドはジャキジャキと王道のロックバンド風で、
なずなさんのギターサウンドは流麗でちょっとノスタルジックな音色なんですね
その相反するアプローチが重なり合った時のカタルシスは見事でしたね
最後の「ワン・ツッ スリー・フォー」も若干オルタナっぽくて格好良かった!
CD聴いてた時から淡い青春が滲んでるこの曲ライブで演らないかな~と思ってたんでラッキーでした。


シリアスな名曲「僕らじゃなきゃだめになって」は、
本当音源の時から大好きな曲なんですけど、
生で聴くと
「愛しい」ってフレーズの連呼が胸に残ってそこに優しさみたいなものも感じたりもしました。
どんなに自分の事に対して苦悩してたとしても、やっぱり...どっかは好きな部分もあるものだと思いますし。
 続く「自由のショート」も新譜を代表する名曲ですが、
生で聴くと
「数年後にはこの会話が僕らを強くしますように」ってフレーズで泣きそうになりました
勿論音源で聴いてた時から大好きなフレーズではあったんですけど、
目の前で歌われるとまた...よりエモい。っていうか、
それもライブの醍醐味かなぁ。
それと、
終わり際のバンド演奏があまりにも気持ち良くて、
眼を閉じて聴いてたらまるで水中の中にいるみたいでした。
間奏のなずなさんのギターの音色も素晴らしくてあれはハク。の個性だろうなあ、、、と。
ちょっとトリップ感のあるサウンドでした。
お世辞抜きで、
若手であのトリップ感を出せるのは有望過ぎる気がしましたね。。

ライブもいよいよクライマックス。
新譜の中では歪み気味なアレンジが新鮮なロックナンバー「なつ」
ハク。の曲は染み渡る~って印象の曲が多いイメージですがこの曲はロックバンドらしい荒さが素敵でした。
この日のライブで初めて生で披露したみたいでそれもまたラッキーでしたね♬
そして、
この間ミュージックラインで聴いてぶっ飛んだ最新のロックナンバー「回転してから考える」
全体的にカクカクしたアンサンブルの気持ち良さに、
サビのロックとしか形容出来ない圧倒的なエネルギー!!・・・に完全に骨抜きにされてました
ボーカルのあいさんはMCでは自信無さげだったんですけど、
正直、
この曲を熱唱してる姿を目の前で観ていて
めちゃくちゃ格好良かった
ですね。
サビの歌詞も感覚的なんですが、
だからこそ無限に拡がるような独特のカタルシスがあって・・・痺れる様なロックンロールでした。
最前列で観賞してたからか、余計にインパクト大で印象に強く残った一曲でしたね。。


本編最後は、
前作からバラッド「カランコエ」で締め。
アウトロのまるで歌うようななずなさんのギターフレーズが素晴らしく、
あの独特のギターの音色はやっぱヤバいな~と感じながら聴いていました。
MCではベースのカノさんが明るくメンバーを扇動していて、
そんな彼女らをずっしりと支えるまゆさんのドラム~というバランスの良いバンドでしたね。
 アンコールでは、
一番初めに聴いたハク。の楽曲である「hitonatsu」を披露して終了
個人的には出会いの楽曲なのでかなり嬉しかったですね笑
最後だからか、
曲調の割にはクラップとかも入ってかなり盛り上がってた印象で最高でした
ただ、「大好き~だったの~」の部分では強烈なノスタルジアに襲われ、
盛り上がりつつもどこかセンチメンタルにもなる...
っていう
そんな塩梅も素敵で心に残る名演でした。
ハク。の音楽は、新鮮さもありつつも、どこか懐かしい匂いもして、それがとっても堪らないと感じた。
ハク。、スタッフの皆さん、対バンの皆さん、フラワーズロフトの皆さん
ありがとうございました!!!!











物販でTシャツも購入。




平日の3マンだったので、
聴けたのは全9曲だったんですけど、
曲数以上に満足度の高いライブでしたし、
ずっと気になってたバンドだったのでようやく生で観れて幸せでしたね。
ハク。は個人的に注目している若手ロックバンドの一つなので、
バンド名通りこれからどういう方向性(色)にも染まって行けそうでその変遷を追い駆けるのも楽しみですね。
このライブで披露された曲達が入っている1st「僕らじゃなきゃダメになって」はお勧めの作品です!