サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

TRICERATOPS「RETURN OF THE GREAT SKELETON 2023」@横浜Bay Hall 23.9.16

2023-09-20 | LIVE











先週の土曜日にTRICERATOPSのライブを横浜で観ました。









この公演は、
彼らの2ndアルバム「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」の再現ツアーの初日でした
実は、あまり語って来なかったんですがこの作品が自分のお金で初めて買ったアルバムで。
初めて聴いた~とか、
初めて買ってもらった~とか、
そういうアルバムは別にあると思うんですけど、
自身のお金だけで完全に購入したのはこの作品が初めてなんですね。
正直、
シングルの方は記憶が曖昧でちょっと覚えてないんですが(笑
(いくつか「これじゃないか?」って候補はあるけども)
アルバムは小学生にとっては高価なものなんでこれは流石に明確に憶えていましたね。
 横浜は、
戸塚駅にあったTSUTAYAの試聴機のコーナーで
「なんか良いなぁ。」と感じて思い切って購入しました
多分、当時の心境を考察すると母親が知らないから~っていうのもあったかも
買ってもらってたのは大体有名なミュージシャンのアルバムが多かった。
トライセラもその後ブレイクしてMステの常連にはなるんですが
この作品が出た当初はまだブレイク予備軍でしたからね。
それと、自費でアルバム購入する事によってちょっとだけ「大人感」が出るのもあったと思う
今考えれば結構可愛い思想ですけどね・・・まあ誰にだって始まりの一枚はあって、
管理人にとってはトライセラの2ndだった。
という話なんですよね
よって、このツアーに参加するのは至上命題でした
特に管理人は横浜生まれ横浜育ちでもあるので、
横浜公演は絶対に行きたかった...
行けて、良かった。










会場にわざわざリアルタイムで買ったアルバムを持って来た!
小学生のガキ男子が買った割には状態良いんですよね。
なんかそれも含めて奇跡の一枚かな、って。
めちゃくちゃ聴き込んだのにね。




ただ、この日は大変だった。
途中モバイルバッテリーでスマホ充電しようと思ったんだけど、
ケーブルが接触不良みたいで実質充電不可状態でして、
この日のチケットはスマチケ・・・って事で入れるか否かの時点で不穏でした
残り少ないバッテリーを逐一電源落として復活させて、、、と必死のやりくり
ブログの更新もあったのでご飯の合間に猫の画像とかで済ませて、
マップ機能使えないから記憶を頼りにハコまで歩いて...
しかも、
酷暑がスゴかったのでパニックと合わせて結構精神的に参ってましたね
最後はもう根性で間に合わせましたが、ライブ終了後には完全にバッテリー切れてました
まあでもライブ前にポスト出来てチケットも提示出来た時点で御の字でした
こういう時は紙チケットのが良いな。ってなっちゃいますね笑

横浜Bay Hallは5か月ぶり、
FANTASTIC◇CIRCUSのライブ以来に来た。
相変わらず駅からめっちゃ遠いけど、ライブハウスの雰囲気はちょっとレトロ感あって好きなんですよね
ステージも近いし久々にあんな近くでトライセラのライブを観た気がします。
開演前に様々な想いを抱える中、TRICERATOPSの面々が登場。


一曲目は、
セッション~からの「Raspberry」、
てっきりアンコールにやるかと思ってたのでいきなりでビックリしました
そこから「スカルの柄」、そして「Ace」(!!)とまずは2nd以外からの選曲が続きました
個人的に、
「Ace」は昔から大好きな曲だったのでかなり嬉しかったですね
あのギターリフの気持ち良さ、そして、音源よりも穏やかになったサビ、
更に「愛されたくてしょうがないんだよ!」の部分が沁みたり...と
2ndの曲ではないですがぶっちゃけそれらと同じ位この曲を生で聴けた事に感動していました笑
この曲の歌詞を聴いてると劣等感を覚えつつも、自分だけの世界を拡げていく❝元気❞も貰えます。
最後にはみんなでシンガロングもしたりと早くも沸点を刻んでいる演奏に興奮気味。

「ロックンロールする準備は良いですか!?」という和田さんのMCの後、
「Couple Days」、そして、初期の名曲「ロケットに乗って」を披露~と早くもクライマックス感。
「ロケットに乗って」は確かCDTVのテーマソングだったと思うのでこの曲を聴けたのも嬉しかった・・・し
ロックの中で自由に泳げてる、遊べてる様な感覚もあって序盤から既にトリップしてましたね。
正に、
ロケットに乗った様な気分で...
アウトロの激しいドラミングも熱くて素晴らしかった。やはり音楽は非日常を見せてくれると思った。


ここから、いよいよ再現パートへ。
「PARTY」。
「PARTY」は・・・
正直、ずっと前からライブで聴きたかった。けど、多分この日初めて生で聴いたんじゃないかな?
横浜で聴いてる...という事もあって、あの日試聴機で純粋にロック格好良いな。って
そんな風に感じた少年と少年の心と一緒に聴けた気がして、
ある意味この日のハイライトでした。

具体的に言うと、
目の前のライブを楽しみながら、横に小学生の頃の自分が居る感じ...って書くとロマンチック過ぎますか?笑
でも、それが本音。当然、自分からライブに行ける年齢ではなかった。だから、
❝二人❞で「PARTY」をワクワクドキドキしながら楽しめたのは財産。
これからも「これまでの自分」も引き連れて時を過ごそう。
そんな風に思えたのも素敵な瞬間でした。

「MIRROR」も素晴らしかった
アウトロの部分が音源よりも長くなってて(っていうか、トライセラはそういうパフォーマンス多いが)
その重厚なロックンロール感にも痺れつつ、ポップで可愛らしい「GUATEMALA」、
更に90年代から四つ打ちしてたんだぜ!な「FEVER」と
踊れるロックの元祖!?としての矜持も見せつける。
MCでは、
「皆さんもお年を重ねて・・・」という和田さんの言葉になんだかしみじみした・・・笑
やっぱり歌詞の世界観が素敵な「GREEN」はみどりの照明もgoodで、
間奏がダンスビート風に仕上がってたのもアガりました
ファンク風にも感じた「GOOD TIMES」は、
音源よりも音数少な目でキュートなロックに感じました
それと、37歳の今聴くとこの曲の自分にとっての「LIKE」を追求せんとする姿勢に共感もしますね
小学生の頃はただただノリの良い曲として聴いてたのでその辺は今ならではに変わったかなあ、って思う。


「GOTHIC RING」は大好きな楽曲。
昔、NHK-FM「ミュージックスクエア」にハガキでリクエスト送って読まれた事もある(時代だなぁ.....)
生で聴くと思ってた以上に林さんのブリッブリのベースラインが気持ち良くて虜になりました
それと、
やっぱりサビメロの美しさにもヤラれつつ・・・
未だにリングを渡す相手すらいない自分に情けなさも感じたりしました。。

MCでGRAPEVINEの話になり、「またバインと対バンしたいね。」とメンバーで盛り上がる中、
「CARAMEL TEA」を投下、
よりダンサブルに、
そして、
歌詞の一部を「熱狂のダンスフロアに~」と変えて歌っていてそのアレンジも楽しかったですね
キラキラなディスコサウンドに心地良く踊りながら今度はハートフルでTHE男の願望!!な「LIP CREAM」
音源で聴くと可愛くてポップな曲に感じますが、ライブで聴くと「あったかい。」って印象の方が強かった
本編最後は、
個人的に大好きな名曲「SHORT HAIR」でした。

「SHORT HAIR」はリアルタイムで聴いた時から「すごい名曲だ・・・!」と感じていて、
でも大人になってトライセラのライブ行ったら中々演らないからヤキモキしてました笑
ある意味、
この曲を聴く為に行ったところもあったから、イントロの瞬間に感動したなぁ。
間奏では音数少なくギターを弾く独特のアレンジがエモかったし、
サビの歌詞も、、、葛藤を含んだリアルな吐露に
ちょっと泣きそうになりました
ちょっと泣きそうになったけど、最後には素直に心地良いギターロックに笑顔になってましたね
「あとどれだけ飛べたら君は笑ってくれる?」
「自分だけが持ってる宝物があったっけ それは二つ無いもの」
「何が幸せかって 分かってる気もしてる」

名フレーズのオンパレードに感動の嵐、
最後の最後には迷いでさえもポジティブに変換するトライセラらしいロックンロールで終了
ネガティブとポジティブがジェットコースターの様にぐるぐるするとっても感情揺さぶられる大好きな一曲
「PARTY」と共に、この曲を生で聴けたのは管理人的には本当に新しい財産・・・でしたね。
ありがとうございました!!!



















1.セッション~Raspberry
2.スカルの柄
3.Ace
4.Couple Days
5.ロケットに乗って
6.PARTY
7.MIRROR
8.GUATEMARA
9.FEVER
10.GREEN
11.GOOD TIMES
12.GOTHIC RING
13.CARAMEL TEA
14.LIP CREAM
15.SHORT HAIR

16.MASCARA&MASCARAS
17.
18.Fly Away
19.トランスフォーマー















アンコールでは、
唯一本編でやってなかった「MASCARA&MASCARAS」を披露
楽曲にちなんで吉田さんがプロレス風のガイコツマスク付けながら演奏してたけど、
あの状態でも普通に叩けてた事に違う角度からの感動がありました(笑
この曲も、
流れる様なナチュラルなサビメロが昔から大好きで生で聴くと余計にウットリしましたね
ドラムソロも激熱で...燃えましたし、この曲に限らずどの曲もライブならではのアレンジが施されてて、
そこもTRICERATOPSのライブの楽しさかな~ってしみじみ感じました。
爽やかで渋めのバラッド(曲名失念)を披露し、
浮遊感と力強い歌声が響き渡った「Fly Away」、
そしてみんなでパワフルにシンガロングした「トランスフォーマー」で本当に終了。
個人的に・・・ですが、本編最後が「SHORT HAIR」でアンコール最後がこの曲・・・って事で
思い出は思い出で大切にし「心の中にあるのさ。」と刻み歌いつつ、
その上で進もう!と背中を押す様に歌ってる姿に
ある種のテーマ性を感じて。
そういう意味でも感動的なライブでございました
「あの勝者見るとすぐ 憎まれ口で自分維持
 でも待った ヤバ目でも この‟僕らしさ”に再注目」
もSNS全盛の時代だと余計に沁みる。。
少年の日の心をくすぐられつつ、それも抱いて、もう一度歩んで行こう!っていう
懐古主義どころか前向きなテーマ性で締めくくられてたのが、
余計に素晴らしいと思えた会心の一夜
でした。
また、観客の皆さんのシンガロングがパワフルに背中を押してくれてる気もしてそこも感謝でした
(自分の声も含めて)。


そうですね、
本作は先述の通り一言では表せない思い出の詰まったアルバムだったのでレポも長くなりましたが、
思い出の深さでライブ中泣くんじゃ?と予想してましたけど実際は無邪気に楽しんでいて、
子供の頃の自分と今の自分が等しく純粋にワクワクドキドキ出来てて、
それもまたトライセラのステージっぽいな!と。
 帰り道、
酷暑の中翌日も仕事あるから終電逃したら困る!と遠い駅までゼエゼエ言って歩いてたのも
振り返れば正直笑えるし良い思い出ですなぁ(笑
またトライセラのライブに行きます♬