サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

CASCADE「WE'RE ALL CASCADE」@恵比寿LIQUIDROOM 23.8.27

2023-09-08 | LIVE











先月の27日、CASCADEのライブを観に行きました。










結成30周年を記念したワンマン公演、
管理人は小学生の頃からCASCADEを聴いてますが、
ライブに参加したのはこれが初めての事でした。
彼らを知ったきっかけは多分「S.O.S ロマンティック」をCDTVか何かで見たのが最初だと思うけど、
結構それなりに多感な時期に出会って追い駆けてたんで...影響はかなり受けましたよね
想えばCASCADEのひねくれポップに出会った事が
後々フジファブリックやフレデリック等のひねくれポップを素直に受け入れられた土壌になったのかも
そういう意味ではイロイロな意味で管理人の音楽的土壌の礎になってるのは間違いない
正直、
逆に何で今まで参加して無かったのかが不思議なくらい大好きなバンドなんですけど、
更に逆に言えばだからこそ「今」しっかり観れて良かったな、って思う。
全30曲とかなり曲数多目だったので要所要所をかいつまんでお送りします。















恵比寿リキッドルームに着くと既に大勢のカスケーダーが居た。
パッと見女性ファンが多めに見えたので男の自分は多少浮くかもしれない...と危惧したが、
実際に会場に入ってみるとちゃんと男性ファンもそれなりに居たので安心しました。
 一曲目は、まさかのキラーチューン「YELLOW YELLOW FIRE」から(!)でかなりビックリ
ライブ未体験の自分ですらこの曲はライブに於ける起爆剤だと認識してたので、
初っ端から霊丸ぶっ放します!みたいな構成にはシビれました
実際、
知名度が高いこの曲を最初に据えた事でみんなかなりウェルカムモードになってた気がする。
斯く云う自分ものっけから人気曲が来た事でライブ初参加のドキドキ感がほぐれてました。

ブリッブリのベースラインが刺激的な「VIVA NICE TASTE」と衝動的なロックンロールをぶちかまし、
そこから初期のニューウェイヴ・ナンバーを連発
更に、
そこに新譜から「ダブルバインダ」「debug」等の新曲を挟むも、
違和感のない盛り上がりと仕上がりに❝健在❞っぷりも感じられてより嬉しい気分に。
パンキッシュなパワーポップ「Gold Rush Summer」で益々観客のボルテージを上げるなど、
比較的近年の楽曲でも往年の名曲に負けない位のエネルギッシュさでアゲまくってたのが印象的でした。

ここで、
情熱的な歌謡ニューウェイヴ「S.O.S ロマンティック」を投下。
この曲、「時を止めるから」の歌唱がエモく感じたのと、
音源で聴く時あの天国に行ったかのような轟音ギターが鳴り響く間奏が大好きなんですけど、
実際にライブで聴いてみると、、、マサシさんのギターは勿論最高だったんですが、
それに絡みまくるヒロシさんのドラミングが物凄く至高でした.....!
天国の階段昇ってるのかな、とか思う位のサウンドスケープに完全に陶酔。
あれを生で聴けたのは財産ですね。。

そして、名曲「FLOWERS OF ROMANCE」。
この曲大好きで小学生の頃何度も聴いたなぁ、勿論大人になってからも・・・
この曲は夏休みの北海道旅行で祖父母の家に泊ってる時TV番組でちょうど歌ってる所を観て
すごく好きになったのを思い出す...そういう観点からすると完全にガキんちょの頃に戻ってたかも
やっぱり子供の頃慣れ親しんだ楽曲を生で聴くのは特別な体験でありました
エキゾチックなギターのフレーズ、
メッセージ性の強い歌詞のフレーズ・・・ある種の夢が叶った様な感覚でしたね。
 矢継ぎ早に人気曲をお見舞いするCASCADE
ここで「Sexy,sexy」...ってこうやって振り返って書いてると存外にヒット曲多いですね
この曲はみんなが観れる時間帯のアニメタイアップだったので知名度はかなり高いと思われる
今聴くとムード歌謡のような色気に満ちていてとっても素敵なうたでした
妖艶でパッショナブルな世界観を叩き付けた序盤の終わりでした。



11曲目は「cuckoo」で、11曲目から真ん中っていうボリューミーなライブでした(笑
カッコウは、どバラードなんで演奏してくれた事がまず嬉しかった、し、
イントロのオールディーズにも通ずるギターフレーズは生で聴いてもめっちゃ格好良かった
それと「いるから~」の歌唱が感情籠ってて非常に素敵でした。
 ここから、
マサシさんがメインボーカルの楽曲を連発
マサシさんボーカルの楽曲は分かりやすいロックナンバーが多くて
管理人もヘドバンかましたり分かりやすいアクションで応えていました
三位一体のバンドアンサンブル、セッションにも通ずる格好良さ、何よりも
3ピースは3ピースでめっちゃ武骨なROCKでカッコいいな!と純粋に感じれたパートでした

が、
やはりタマちゃん無しには語れないのがこのバンド
「煩悩白書パート2」ではすぐさまディスコ色に染め上げポップなダンスロックで魅了する
サビの決めセリフも格好良くてCASCADEの変幻自在っぷりに脱帽していました
途中やり直しも発生した(笑)
ゆらゆら揺れるスロウダンスナンバー「ええよ」
そして反対にストレートなロックナンバー「ヒカリトカゲ」と新譜からの楽曲も混ぜ込みつつ、
様々な年代のCASCADEをたっぷりと見せて魅せていく
その中で、
復活してからの最初のCDシングルだった「パーティフルサルマンライフ」では
「わっせ!」「わっせ!」の掛け声が盛り上がりに加担したり人気曲に育ってるみたいでニッコリ
サビのパワフルなポップ感も素敵だったしこの曲も当時リアルタイムで購入して好きだったなぁ...と

その流れに更に油を注ぐように名曲「コングラッチェ」を投下
も~うただでさえ盛り上がってるところにこの曲はアガるに決まっている!!
痛快な歌詞に痛快なギターフレーズ、
極めつけは
サビの「コングラッチェ!」の部分をお客さんに歌わせてくれたのでかなり発散出来ました(笑
個人的にこのライブの数日前に37歳の誕生日だったんでここまで生きて来た自分に対しても歌ってた。
 まだまだ盛り上がりは終わらない!!
これ以上アガったらどうなっちゃうの?と感じつつ、
ライブに参加する前Ⅹにて「取り敢えず聴きたい曲」として挙げた「Dance Capriccio」がスタート!
正直、一番聴きたい曲だったので我を忘れて踊りまくって本当に楽しかったですね。。
嬉しかったのが、自分の他にもカプリチョ推しのファンの人がいて
ちょいモッシュみたいな感じで楽しそうに踊ってて、
なんかそれも良かったですね・・・
歌詞の「V Jump」のトコではみんなジャンプキメててそういう曲ごとのお約束みたいなのも楽しかった
兎角、他の曲もそうなんだけど、
この曲の時には特に何もかもを忘れて踊れてたかもしれない。
この曲のシングルが発売された時に「わぁ 何これ!?」みたいな、
夢中になって聴きまくった事は今でも忘れられないですね。
完全に踊る阿呆と化してました。。



さて、
次が21曲目なので事実上の終盤戦でした。
20曲ってその時点で終わってても普通な曲数なんですが、
CASCADEはまだまだ止まらない。
「ハレルヤ!アイノメガミ」を皮切りにラストスパートに突入。
この曲は民族音楽のような要素も取り込んでてそれ込みでとっても楽しかった。
タオル回しを取り入れた「Exotic Paradise」、
更に、本編の締めを再開後の楽曲である「HOT HEAVEN」で締める~っていうのも
バンドの自信というかプライドを感じさせてくれてグッと来ました
実際、独特の振り含めてめちゃめちゃ盛り上がってたし、
きちんと締まっていて素敵なENDINGだったかと。

アンコールでは、
変態オルタナティブロックナンバー「死んだビーチ」
そして、ちょっと懐かしい匂いが堪らない「I WANNA KISS TONIGHT」と初期の楽曲を連発
更に、まさかの1stシングル「なりきりボニー&クライド」も披露(!)と怒涛のサービスっぷり
でもこの曲、
何気にサビの最後が「今今今っ!」と❝今❞を強調して終わる楽曲なので、
むしろ当時よりもメッセージ性自体は伝わりやすいのかもしれない、、、って少し感じました
「ハイ、ハイ、ハイ!」のコールも楽しかったし、改めてCASCADEは今が全盛期。
そんな事をきれいごとではなく本心から感じる事の出来た尊い一曲でした。

そして、オーラス。
ベスト盤「VIVA NICE BEST」を聴いてた時、
一聴して「名曲だ・・・!」と感じ、何故これがシングル曲じゃなかったのか?と直で思った
そんな隠れた名曲ポジションだと思われる「やさしい風」が披露されました。
この曲も今回のライブで聴けるとは想像してなかったので、
正直めっちゃ感動しました。
何より、
パフォーマンスが良かったですね。
タマちゃんの丁寧な歌唱にそれに寄り添ったバンド演奏、
その全部が一体となった感覚と楽曲の持つエネルギーが合わさって
文字通り管理人の心の中に❝やさしい風❞が吹いていました・・・・・。
ちょっと、いや、
かなりクサい言い方なのは重々承知なんですけど、
でも実際生であの曲を聴いていたらこれまでの人生を素直に肯定出来るような、
そっと大好きだった光景が頭の中に思い浮かぶような...そういう感覚を受けたので仕方がない。
何度も同じフレーズを繰り返すタイプの楽曲という事もあり半永久的に聴いていたかったですね。。

自分はCD大好きだし、レコードも大好きだし、spotifyとかでも音楽聴いて良いキモチになりますけど、
ただ、ライブでしか味わえない感動や空間は確実に存在し、一瞬の様で永遠の想い出に変わる。
そんなリアルをまたも深々と体感する事が出来て奇跡のような瞬間でしたね。
ぶっちゃけ、
小学生の頃から20数年間聴いてました~と言っても、
もう既に引退してたり解散してたりする事の方がザラだから。
だから、「今」普通に行きたいなと思ってライブ開催してくれてる事は真面目に尊い。
CASCADEの皆さん、サポートのリウさん、スタッフの皆さん、リキッドルームの皆さん
そしてCASCADERの皆さん、
ありがとうございました!!!











1.YELLOW YELLOW FIRE
2.VIVA NICE TASTE
3.かくされたメッセージ
4.いるかな
5.ダブルバインダ
6.debug
7.Gold Rush Summer
8.S.O.S ロマンティック
9.FLOWERS OF ROMANCE
10.Sexy,sexy
11.cuckoo
12.煩悩マジック
13.チェルシー
14.女性恐怖症
15.煩悩白書パート2
16.ええよ
17.ヒカリトカゲ
18.パーティフルサルマンライフ
19.コングラッチェ
20.Dance Capriccio
21.ハレルヤ!アイノメガミ
22.Distortion Pinky
23.Exotic Paradise
24.HOT HEAVEN

25.死んだビーチ
26.I WANNA KISS TONIGHT
27.なりきりボニー&クライド
28.やさしい風

29.アナログ少年
30.しゃかりきマセラー×2















それにしても、
30周年だったから30曲だったのかな?
普段単独ライブで30曲も聴ける機会も早々無いのでめっちゃテンション上がりましたね
最後の最後は初期曲2発で締め!特に「しゃかりきマセラー」の方は観客のシンガロングも凄くて、
でも楽曲自体はひねくれてて・・・そのスッキリ終わらない感じも❝らしい❞な、と。
マサシさんのギターも絶好調でむちゃくちゃキレッキレで格好良かった
痙攣してるかのようなギターフレーズにK.O.させられつつ、
初期中期再開後最新と良い塩梅のセトリ、
それとカスケーダーの情熱にも充てられ正に「大満足!」という言葉が相応しい会心の一夜でした。
このライブを機にようやっと初参加出来たので、またCASCADERの一員として、
再びCASCADEのライブに足を運びたい...と想います!!
30周年、コングラッチェ!!!!